管工事施工管理技士 独学ガイド

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自動エア抜弁はどこに設けるのか?配管附属品の施工の読み分け

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附属品はどこに付けるかが問われるので、覚え方が分かりません。

この枠も応用能力なので2つ選ぶ必要があります。

この記事の要点

自動エア抜弁は、管内が正圧になる箇所に設けます。

Uボルトは拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用しません

ポンプ回りの逆止め弁は、全揚程が30mを超える場合に衝撃吸収式とします。

1級の問題B No.27・No.28が配管及び配管附属品の施工の枠です。

令和5年度と令和6年度の6肢を並べます。

配管附属品の施工の正しい肢と誤りの肢を並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B No.28(令和5年度)・No.27(令和6年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、Uボルトは配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため配管の固定支持には使用しないこと、ポンプ回りの逆止め弁で全揚程が30メートルを超える場合は衝撃吸収式とすること、冷温水配管に自動エア抜弁を設ける場合は管内が正圧になる箇所に設けること、管径が100ミリメートルの屋内排水管の直管部には15メートル以内の間隔で掃除口を設けること。誤りとして出た記述は、空気調和機に接続する冷温水配管はコイル上部から流入しコイル下部に流出するよう接続するというもの、単式伸縮管継手を設ける場合は継手本体を固定して継手両側の近傍に配管ガイドを設けるというもの。1級の問題B No.27とNo.28は応用能力の問なので正解が2つある。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

自動エア抜弁はどこに設けるのか

管内が正圧になる箇所です。

令和6年度 1級 第一次検定 問題B【No.27】(4)(正しい肢)

冷温水配管に自動エア抜弁を設ける場合は、管内が正圧になる箇所に設ける。

圧力の条件が書かれています。管内が正圧になる箇所です。

対象の配管も限定されています。冷温水配管の場合です。

Uボルトは固定支持に使えるのか

使用しません。

令和5年度 問題B【No.28】(1)(2)(いずれも正しい肢)

(1) Uボルトは、配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用しない。

(2) ポンプ回りの逆止め弁で、全揚程が30mを超える場合は、衝撃吸収式とする。

理由も同じ文に書かれています。配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいためです。

逆止め弁は揚程で分かれます。全揚程が30mを超える場合に衝撃吸収式とします。

コイルへの接続はどう出されたのか

上部から流入とした肢が誤りでした。

令和5年度 問題B【No.28】(3)(誤りの肢)

空気調和機に接続する冷温水配管は、コイル上部から流入し、コイル下部に流出するよう接続する。

令和5年度の公表正答は(3)と(4)です。この記述は誤りと確定します。

正しい向きは同じ問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

まちがえやすいポイント

附属品ごとに問われる観点が違います。

Uボルトは使ってよいかどうか、逆止め弁は揚程の数値、自動エア抜弁は圧力の条件、掃除口は間隔の数値です。何を聞かれているのかを先に見分けます。

この枠は応用能力です。誤りの肢が2つあるので、1つ見つけても止まりません。

伸縮管継手の固定はどう出されたのか

継手本体を固定とした肢が誤りでした。

令和5年度 問題B【No.28】(4)(誤りの肢)

単式伸縮管継手を設ける場合は、継手本体を固定して、継手両側の近傍に配管ガイドを設ける。

令和5年度の公表正答の2つ目がこの肢です。この記述は誤りと確定します。

正しい固定の仕方は同じ問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

掃除口の間隔はいくつか

15m以内です。

令和6年度 問題B【No.27】(2)(正しい肢)

管径が100mmの屋内排水管の直管部には、15m以内の間隔で掃除口を設ける。

附属品 正しい肢として出た条件
自動エア抜弁 管内が正圧になる箇所
ポンプ回りの逆止め弁 全揚程30m超で衝撃吸収式
掃除口(呼び径100mm) 直管部に15m以内の間隔

管径の条件が付いています。管径が100mmの屋内排水管の場合です。

設ける場所も限定されています。直管部です。

伸縮管継手の種類は配管附属品(継手とストレーナ)で扱っています。

配管の支持間隔は配管の支持と振れ止めで扱っています。

理解度チェック

Q.

冷温水配管の自動エア抜弁はどこに設けるか。

管内が正圧になる箇所です。

Q.

Uボルトを配管の固定支持に使うのは正しいか。

使用しません。配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいためです。

Q.

ポンプ回りの逆止め弁を衝撃吸収式とするのは全揚程がいくつを超えるときか。

30mです。

Q.

管径100mmの屋内排水管の直管部に掃除口を設ける間隔は。

15m以内です。

Q.

「単式伸縮管継手は継手本体を固定する」は正しいか。

誤りです。令和5年度の公表正答の1つでした。

まとめ

  • 自動エア抜弁は管内が正圧になる箇所に設ける。
  • Uボルトは配管の固定支持には使用しない
  • 逆止め弁は全揚程30m超で衝撃吸収式。
  • 掃除口は管径100mmの直管部に15m以内
  • 「コイル上部から流入し下部に流出」とした肢は誤り。
  • 「単式伸縮管継手は継手本体を固定」とした肢も誤り。
  • 1級の問題B No.27・No.28は応用能力で正解が2つ。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.28】(令和5年度)、【No.27】(令和6年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和5年度No.28が(3)と(4)、令和6年度No.27が(1)と(3)です。数値は、同PDFの当該ページを画像にして目視で確認しました。
  • ※ 空気調和機のコイルへの冷温水配管の正しい接続方向、および単式伸縮管継手の正しい固定方法については、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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