管工事施工管理技士 独学ガイド

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設計図書に書く機器仕様はどれか?機器名と項目の読み分け

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機器仕様の項目が並ぶ問題は、どこを見ればよいか分かりません。

実際に出た組合せを見たいです。

この記事の要点

冷却塔に外気乾球温度を入れた組合せが誤りとして出題されました。

2級ではマルチパッケージ形空気調和機に冷温水出入口温度を入れた項目が誤りでした。

誤りにされたのは、並んだ項目のうち1つだけです。

1級の問題Aでは【No.44】が設計図書の記載事項の枠です。

1級と2級の出題を並べます。

設計図書に記載する機器名と機器仕様の組合せを並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.44(令和3年度)と2級 第一次検定(前期)No.28(令和7年度)、公表正答による。令和3年度1級の組合せは、1が全熱交換器で形式、種別、風量、全熱交換効率、面風速、初期抵抗(給気・排気)、2が空調用ポンプで形式、吸込口径、水量、揚程、押込圧力、3が冷却塔で形式、冷却能力、冷却水量、冷却水出入口温度、外気乾球温度、騒音値、4がチリングユニットで冷凍能力、冷水量、冷水出入口温度、冷却水量、冷却水出入口温度、冷水・冷却水損失水頭。公表正答は3で冷却塔の組合せが誤り。令和7年度2級前期は、マルチパッケージ形空気調和機の機器仕様として設計図書に記載する項目のうち適当でないものを問うもので、1が屋内機用送風機の電動機容量、2が屋外吸込空気温度、3が形式、4が冷温水出入口温度。公表正答は4。どちらの年も正しい項目は問題文に書かれていない。2つをそろえて読むと、1級は冷却塔の項目のうち外気乾球温度が、2級は4つの項目のうち冷温水出入口温度が誤りにされており、1級は機器名と仕様の組合せ、2級は1つの機器の項目を4つ並べる形で問われている。
左が1級の組合せ、右が2級の項目。下が2つをそろえた読み方。

誤りとされたのはどの組合せか

冷却塔です。

令和3年度 1級 第一次検定 問題A【No.44】(3)(誤りの肢)

冷却塔 形式、冷却能力、冷却水量、冷却水出入口温度、外気乾球温度、騒音値

公表正答は(3)です。この組合せが誤りと確定します。

正しい項目は問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

ほかの機器はどう並んでいたのか

3つとも正しい肢でした。

令和3年度 問題A【No.44】(1)(2)(4)(いずれも正しい肢)

全熱交換器 形式、種別、風量、全熱交換効率、面風速、初期抵抗(給気・排気)

空調用ポンプ 形式、吸込口径、水量、揚程、押込圧力

チリングユニット 冷凍能力、冷水量、冷水出入口温度、冷却水量、冷却水出入口温度、冷水・冷却水損失水頭

問題文には除外の条件も付いています。電動機に関する事項は除くとされています。

水を扱う機器は出入口温度が並びます。チリングユニットは冷水と冷却水の両方が挙がっています。

機器名 出題された機器仕様
全熱交換器 形式、種別、風量、全熱交換効率、面風速、初期抵抗
空調用ポンプ 形式、吸込口径、水量、揚程、押込圧力
冷却塔(誤りの肢) 形式、冷却能力、冷却水量、冷却水出入口温度、外気乾球温度、騒音値
チリングユニット 冷凍能力、冷水量、冷水出入口温度、冷却水量、冷却水出入口温度、損失水頭

まちがえやすいポイント

項目が5つも6つも並ぶので、全部を読む前に判断したくなります。

誤りにされたのは並んだ項目のうち1つだけです。冷却塔の肢も、形式から騒音値まで6つのうち外気乾球温度の1つが問われています。

読む順も決めておきます。機器名を見てから項目を1つずつ照らします。

2級ではどう問われたのか

1つの機器の項目でした。

令和7年度 2級 第一次検定(前期)【No.28】

マルチパッケージ形空気調和機の機器仕様として設計図書に記載する項目のうち、適当でないものはどれか。

(1) 屋内機用送風機の電動機容量 (2) 屋外吸込空気温度 (3) 形式 (4) 冷温水出入口温度

公表正答は(4)です。冷温水出入口温度が誤りと確定します。

1級とは並べ方が違います。2級は1つの機器の項目を4つ並べる形になっています。

設計図書そのものの決まりはどこにあるのか

約款と仕様書です。

設計図書の優先順位や用語は別に扱っています。請負契約約款と仕様書の用語のほうです。

機器の据付けや試運転で確かめる項目とも別です。設計図書に何を書くかがこの枠の問いです。

設計図書の扱いは施工計画書と工事関係図書、用語の定義は用語の定義(承諾・指示・協議)で扱っています。

理解度チェック

Q.

令和3年度で誤りとされた機器名は。

冷却塔です。外気乾球温度を含む組合せでした。

Q.

空調用ポンプの機器仕様として並んでいた項目は。

形式、吸込口径、水量、揚程、押込圧力です。

Q.

全熱交換器の項目に入っていた風の速さの項目は。

面風速です。ほかに全熱交換効率や初期抵抗が並びます。

Q.

この問題文に付いていた除外の条件は。

電動機に関する事項は除く、です。

Q.

2級でマルチパッケージ形空気調和機の項目として誤りとされたのは。

冷温水出入口温度です。公表正答は(4)でした。

まとめ

  • 誤りとされたのは冷却塔の組合せ。
  • そこに入っていたのが外気乾球温度
  • 全熱交換器は面風速と初期抵抗が並ぶ。
  • 空調用ポンプは押込圧力まで書く。
  • チリングユニットは冷水と冷却水の両方の出入口温度
  • 問題文には「電動機に関する事項は除く」が付く。
  • 2級は1つの機器の項目を4つ並べる形で問われた。

出題の形は年度や級によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.44】(令和3年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(3)です。
  • 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.28】(令和7年度)及び同年度の公表正答肢(同上)。公表正答は(4)です。
  • ※ 冷却塔とマルチパッケージ形空気調和機について、正しい項目を示す記述は同じ問題文の中にありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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