管工事施工管理技士 独学ガイド

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冷却塔の据付けとは?確認事項に水滴の飛散が入るのはどれか

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据付けで確認する項目が、機器ごとに似ていて混ざります。

ファンコイルユニットも床置と天井吊で取付け方が違うようです。

この記事の要点

冷却塔の確認事項には水滴の飛散が入ります。空気調和機の屋外機には入りません。

ファンコイルユニットの床置形は固定金物又は補強された取付け穴で壁又は床に取付けます。

天井吊形等は吊り用ボルト等で行い、振れ止めを施したものとします。

水滴の飛散が確認事項に入るのは冷却塔だけです。

機器ごとの据付けを並べます。

空調機器の据付け要件を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編第2章第1節「機器の据付け及び取付け」により、冷却塔は構造計算で強度が確認されたコンクリート基礎又は鋼製架台に据付ける。冷却塔を屋上に据付ける場合は建築基準法施行令第129条の2の6及び同令に基づく告示の定めによる。冷却塔の据付けに際し、ショートサーキット、障害物、水滴の飛散、騒音等の影響がないことを確認する。パッケージ形空気調和機の屋外機の据付けに際しては、ショートサーキット、障害物、騒音等の影響がないことを確認する。ユニット形空気調和機、コンパクト形空気調和機及びパッケージ形空気調和機の基礎は標準図(基礎施工要領(三))による。ファンコイルユニットの床置形は固定金物又は補強された取付け穴を用いて壁又は床に取付ける。天井吊形等は吊り用ボルト等で行い、振れ止めを施したものとする。マルチパッケージ形空気調和機の屋内機は、床置形の基礎が標準図(基礎施工要領(三))により、天井吊形及びカセット形の設置はファンコイルユニットの当該事項による。全熱交換器の基礎も標準図による。
確認事項が1つだけ違う。※仕様書の要件を並べた図。

冷却塔の据付けで確認することは

4つ挙げられています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.1.10(1)(2)

(1) 冷却塔は、構造計算で強度が確認されたコンクリート基礎又は鋼製架台に据付ける。なお、冷却塔を屋上に据付ける場合は、建築基準法施行令第129条の2の6及び同令に基づく告示の定めによる。

(2) 冷却塔の据付けに際し、ショートサーキット、障害物、水滴の飛散、騒音等の影響がないことを確認する。

据付ける先は2つです。構造計算で強度が確認されたコンクリート基礎又は鋼製架台です。

屋上には別の定めが重なります。建築基準法施行令第129条の2の6及び同令に基づく告示によります。

まちがえやすいポイント

確認する項目が機器で1つだけ違います。

冷却塔は「ショートサーキット、障害物、水滴の飛散、騒音等」の4つです。パッケージ形空気調和機の屋外機は「ショートサーキット、障害物、騒音等」で、水滴の飛散が入っていません。

マルチパッケージ形の屋外機も同じ書き方です。ショートサーキット、障害物、騒音等とされています。

冷却塔の構造は冷却塔の構造で扱っています。

空気調和機の基礎はどう決まるのか

標準図が指定されています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.1.11(1)(2)/2.1.14(1)

2.1.11(1) ユニット形空気調和機、コンパクト形空気調和機及びパッケージ形空気調和機の基礎は、標準図(基礎施工要領(三))による。

(2) パッケージ形空気調和機の屋外機の据付けに際し、ショートサーキット、障害物、騒音等の影響がないことを確認する。

2.1.14(1) 全熱交換器及び床置形全熱交換ユニットの基礎は、標準図(基礎施工要領(三)の空気調和機)による。

3つの空気調和機がまとめられています。ユニット形・コンパクト形・パッケージ形です。

全熱交換器も同じ標準図です。基礎施工要領(三)によります。

ファンコイルユニットはどう取付けるのか

床置形と天井吊形で分かれます。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.1.12(1)(2)(3)

(1) 床置形は、固定金物又は補強された取付け穴を用いて、壁又は床に取付ける。

(2) 天井吊形等は、吊り用ボルト等で行い、振れ止めを施したものとする。

(3) 天井吊形等の設置例を、標準図(吊りボルトによる機器振れ止めの施工例)に示す。

床置形は留める先が2つです。壁又は床に取付けます。

天井吊形等には条件が付きます。振れ止めを施したものとされています。

マルチパッケージ形はどの規定によるのか

屋内機は形式で分かれます。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.1.13(1)(2)

(1) 屋内機の設置は、次による。

(ア) 床置形の基礎は、標準図(基礎施工要領(三))による。

(イ) 天井吊形及びカセット形の設置は、2.1.12「ファンコイルユニット」の当該事項による。

(2) 屋外機の据付けに際し、ショートサーキット、障害物、騒音等の影響がないことを確認する。

天井側は別の項を引きます。ファンコイルユニットの当該事項によります。

カセット形もこちらに入ります。天井吊形及びカセット形がまとめられています。

空気調和機の種類は空気調和機の種類で扱っています。

据付けの前提として何が要るのか

スペースの確保が最初に書かれています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.1.1(1)(2)

(1) 機器の据付けに際し、維持管理に必要なスペースを確保する。

(2) 基礎は、機器運転時の全体荷重に耐えられる床又は地盤上に築造する。

先に確保するものがあります。維持管理に必要なスペースです。

基礎の条件も示されています。機器運転時の全体荷重に耐えられる床又は地盤上に築造します。

基礎と防振基礎は機器の据付けで扱っています。

理解度チェック

Q.

冷却塔の据付けで確認することは。

ショートサーキット、障害物、水滴の飛散、騒音等の影響がないことです。

Q.

パッケージ形空気調和機の屋外機で確認することは。

ショートサーキット、障害物、騒音等です。水滴の飛散は入っていません。

Q.

冷却塔を屋上に据付ける場合の根拠は。

建築基準法施行令第129条の2の6及び同令に基づく告示の定めです。

Q.

ファンコイルユニットの床置形はどう取付けるか。

固定金物又は補強された取付け穴を用いて、壁又は床に取付けます。

Q.

マルチパッケージ形の天井吊形はどの規定によるか。

ファンコイルユニットの当該事項によります。カセット形も同じです。

まとめ

  • 冷却塔の確認事項はショートサーキット・障害物・水滴の飛散・騒音等
  • 空気調和機とマルチパッケージ形の屋外機は水滴の飛散が入らない
  • 冷却塔は構造計算で強度が確認されたコンクリート基礎又は鋼製架台に据付ける。
  • 屋上に据付ける場合は建築基準法施行令第129条の2の6による。
  • ファンコイルユニットの床置形は固定金物又は補強された取付け穴で壁又は床へ。
  • 天井吊形等は吊り用ボルト等で行い振れ止めを施す
  • マルチパッケージ形の天井吊形・カセット形はファンコイルユニットの規定による。

基礎や固定の方法は標準図と特記によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 空調・換気2級 空調・換気を見てください。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編第2章第1節「機器の据付け及び取付け」2.1.1・2.1.10〜2.1.14(国土交通省大臣官房官庁営繕部、令和7年11月5日 国営設第110号。国土交通省 官庁営繕のページで公開されているPDFの168ページ及び171ページから172ページ)。確認事項と取付け方法は同節によります。
  • ※ 基礎、防振基礎、鋼製架台、設計用震度は同節2.1.1(3)以降によるもので、機器の据付けで扱っています。
  • ※ 基礎の形状は標準図(基礎施工要領)によるもので、同図は取得していないため、この記事では引用していません。
  • ※ ボイラー、冷凍機、送風機、ポンプの据付けは同節2.1.2以降によるもので、この記事では扱っていません。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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