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圧力損失の大小がどちら向きだったか毎回迷います。
年をまたいで確かめたいです。
この記事の要点
同一材料・同一断面積・同じ風量では、長方形ダクトの方が大きいと出題されました。
逆向きに書いた年は誤りの肢として置かれています。
同じ問には吹出口の中コーンを扱った肢も並んでいます。
1級の問題Aでは【No.42】がダクト及びダクト附属品の枠です。
令和3年度と令和5年度の肢を並べます。
長方形です。
令和3年度 1級 第一次検定 問題A【No.42】(2)(正しい肢)
同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では長方形ダクトの方が円形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が大きい。
そろえる条件が3つ書かれています。同一材料、同一断面積、同じ風量です。
比べる量も限定されています。単位長さ当たりの圧力損失です。
誤りでした。
令和5年度 問題A【No.42】(4)(誤りの肢)
断面積が等しい円形ダクトと長方形ダクトでは、風量と材質が同じ場合、単位長さ当たりの圧力損失は長方形ダクトのほうが小さい。
公表正答は(4)です。長方形のほうが小さいと書いた肢が誤りと確定します。
条件のそろえ方は令和3年度と同じです。変わっているのは大小の向きだけです。
| 出題 | 書かれた向き | 扱い |
|---|---|---|
| 令和3年度 A No.42 肢2 | 長方形の方が大きい | 正しい肢 |
| 令和5年度 A No.42 肢4 | 長方形のほうが小さい | 誤りの肢(公表正答は(4)) |
誤りの肢でした。
令和3年度 問題A【No.42】(3)(誤りの肢)
シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。
令和3年度の公表正答は(3)です。この記述が誤りと確定します。
中コーンを上げたときにどうなるかは、同じ問題文に書かれていません。誤りとして出された事実だけが確定します。
吹出口の種類と構造は制気口(吹出口と吸込口)で扱っています。
3つとも正しい肢でした。
令和3年度(1)/令和5年度(1)(3)(いずれも正しい肢)
グラスウール等の多孔質吸音材を内張りしたダクトでは、中高周波数域の音の減衰が大きい。
ピストンダンパーは、消火ガス放出時にピストンレリーザーにより自動的に閉鎖する機構を有する。
スパイラルダクトは、亜鉛鉄板をスパイラル状に甲はぜ機械がけしたもので、甲はぜが補強の役目を果たすため強度は高い。
音の話は周波数域が限定されています。中高周波数域の減衰が大きいという書き方です。
スパイラルダクトは強度の理由も書かれています。甲はぜが補強の役目を果たすためとされています。
ダンパーの種類はダンパーの種類と板厚、スパイラルダクトの接合はスパイラルダクトの吊りと接合で扱っています。
同一材料・同一断面積・同じ風量のとき、単位長さ当たりの圧力損失が大きいのはどちらか。
長方形ダクトです。令和3年度の正しい肢でした。
「圧力損失は長方形ダクトのほうが小さい」は正しいか。
誤りです。令和5年度の公表正答はこの肢でした。
多孔質吸音材を内張りしたダクトで減衰が大きい周波数域は。
中高周波数域です。
「シーリングディフューザー形吹出口は中コーンを上げると拡散半径が大きくなる」は正しいか。
誤りです。令和3年度の公表正答はこの肢でした。
スパイラルダクトの強度が高いとされる理由は。
甲はぜが補強の役目を果たすためです。
出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。
級ごとに分けています。1級 空調・換気|2級 空調・換気を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
2年の文はどちらも条件をそろえてあります。
断面積・風量・材質が同じ、という前置きは共通です。読み飛ばすと、どちらの年も同じ話をしていることに気づけません。
比べる量も毎回そろっています。単位長さ当たりの圧力損失です。