地質調査技士 独学ノート

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令和元年度 地質調査技士 現場調査部門 No.36を解説、標準貫入試験の装置の点検

令和元年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.36は、標準貫入試験(JIS A 1219:2013)の試験装置および器具の点検と確認に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

標準貫入試験は、決まった重さのハンマーを決まった高さから落として打撃し、その回数でN値を求めます。だから装置や器具の状態が結果に影響し、試験前や試験中に点検します。

引っかけの核心は1点、ロッドの直線性の点検の頻度です。ロッドの直線性は定期的に確認するもので、「40回の貫入試験ごと」という頻度の記述が不適当です。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢点検の内容正誤
1SPTサンプラーの形状および寸法を確認する○(試験前の確認)
2少なくとも40回の貫入試験ごとにロッドの直線性を目視で確認する×(誤り)
正答。頻度の記述が不適当
3落下装置の動作とハンマーの落下高さを確認する○(打撃の条件)
4ハンマー底面とアンビル受圧面の平滑性を点検する○(打撃の伝わり方)

選択肢1・3・4は、いずれも試験前などに行う適切な点検です。選択肢2は、ロッドの直線性の点検の頻度を誤っています。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

ロッドが曲がっていると打撃が正しく伝わらず、N値に影響します。JIS A 1219では、ロッドの直線性および損傷の有無の点検を定期的に現場で実施すると定めています。

選択肢2は、この点検を「少なくとも40回の貫入試験ごと」という頻度で行うとしており、この記述が不適当です。ほかの選択肢(サンプラーの寸法、落下装置とハンマーの落下高さ、ハンマー底面とアンビル受圧面の平滑性)は、打撃の条件や伝わり方に関わる適切な点検です。

選択肢2は、試験装置・器具の点検の記述として最も不適当です。ロッドの直線性は定期的に確認すると押さえます。

覚え方

  • 標準貫入試験の点検は、サンプラーの寸法・落下装置とハンマーの落下高さ・アンビル受圧面の平滑性・ロッドの直線性
  • ロッドの直線性は定期的に確認する(頻度の数値を付けた記述は引っかけ)
  • ロッドの曲がりや受圧面の傷は、打撃の伝わり方(N値)に効くから点検する

理解度チェック

問題:ロッドの直線性の確認は、少なくとも40回の貫入試験ごとに行えばよい。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

ロッドの直線性および損傷の有無の点検は、定期的に現場で実施します。「40回の貫入試験ごと」という頻度の記述が不適当です。

問題:ハンマーの落下高さや落下装置の動作、アンビル受圧面の平滑性は、標準貫入試験で点検・確認する項目である。

〇か×か。

答えを見る

答え:

いずれも打撃の条件や伝わり方に関わり、N値に影響するため点検します。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和元年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
  • JIS A 1219:2013「標準貫入試験方法」(ロッドの直線性および損傷の有無の点検を定期的に現場で実施)

※ 点検の詳細や頻度は、最新の規格・テキストで確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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