標準貫入試験は過去問でどう問われる?数値・装置・N値記録の引っかけ
ちしつモグラ
標準貫入試験って毎年出るけど、どこが聞かれるの?数値とN値の数え方、どっちが狙われるの?
この記事の要点
- 標準貫入試験は、現場調査部門でほぼ毎年問われる。狙いどころは3つ。
- 引っかけは数値(落下高・予備打ち/本打ち)・装置の用語・N値記録の整合。
- 覚える数値=ハンマー63.5kg・落下高76cm・予備打ち15cm・本打ち30cm。
標準貫入試験は、N値を求める代表的な原位置試験です(規格はJIS A 1219)。数値・装置の名称・N値の数え方が形を変えて問われるので、過去問での出方を見ていきます。
過去問でどう問われるか?
標準貫入試験は、現場調査部門でくり返し問われています(平成28年度・令和元年度ほか)。まず、覚える数値を押さえます。
ハンマー63.5kgを76cmから自由落下させ、予備打ち15cmのあと、本打ち30cmに要する打撃回数がN値です。装置の名称や、N値の記録(打撃回数と貫入量の対応)もよく問われます。ここをふまえると、引っかけは大きく3パターンです。
- ① 数値をずらす……落下高を75cm(旧値)とする、N値に予備打ち15cmを含める(正しくは落下高76cm・N値は本打ち30cm)
- ② 装置の用語の組合せを取り違える……SPTサンプラー・ハンマー・ロッド・ノッキングブロックなどの新旧の名称の組合せをずらす
- ③ N値記録の整合を崩す……打撃回数と貫入量(300mmなど)の組合せが合っていない
| 年度・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| h28 現場調査 No.34 | 装置の新旧用語の対応で、組合せをずらした → 正しい対応を選ぶ ←②装置の用語 |
| R01 現場調査 No.36 | 装置・器具の点検で、点検の数値をずらした → 正しい点検 ←①数値 |
| R01 現場調査 No.43 | N値の打撃回数と貫入量の組合せをずらした → 回数と貫入量の整合 ←③N値記録 |
※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。数値の詳しい解説は標準貫入試験とN値にもあります。
つまり落下高76cm(旧値75cmは誤り)、N値は本打ち30cmの打撃回数(予備打ち15cmは含めない)が核心です。
理解度チェック
問題:標準貫入試験のN値は、本打ち30cmに要する打撃回数で、予備打ち15cmは含めない。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
N値は本打ち30cmの打撃回数です。
予備打ち15cmは数えません。
落下高は76cmです。
問題:標準貫入試験のハンマーの落下高さは、75cmである。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
落下高さは76cmです。75cmは旧値で、現在は76cm(±1cm)と定められています。
問われるのは、数値・装置の用語・N値記録の3点。ここを外さなければ、標準貫入試験の問題は取りこぼしません。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」(平成28年度・令和元年度ほか)および同 解答
- 標準貫入試験の数値・装置:JIS A 1219「標準貫入試験方法」
※ 出題の論点を自分の言葉で書いています。最新の出題・基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月