地質調査技士 独学ノート

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令和6年度 地質調査技士 現場技術・管理部門 No.50を解説、標準貫入試験試料の記録

令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 No.50は、標準貫入試験で採取した試料の記録に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

標準貫入試験(SPT)では、サンプラーで採取した試料を観察して記録します。この記録は、あとで地層や地盤の状態を判断する材料になります。

記録するのは、採取長・砂や礫の粒径分布や礫種・混入割合・色調などです。色調は、時間がたつと変わるので採取直後の新鮮な状態で記録します。

引っかけの核心は1点、人工物の混入も記録するという点です。コンクリート片などの人工物は埋土・盛土のサインなので、記録不要とするのは誤りになります。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述の要旨正誤
1カッティングスの採取長を記録する○(正しい)
2コンクリート片など人工物の混入は記録する必要はない×(誤り)
人工物の混入は埋土・盛土のサインで記録すべき
3砂・礫は、粒径分布・礫種・混入割合を記録する○(正しい)
4色調は、採取直後の新鮮な状態で記録する○(正しい)

選択肢1・3・4は、試料の記録として正しい記述です。選択肢2が、記録すべき情報を「記録不要」とした誤りの記述です。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

試料の記録は、あとで地層や地盤の成り立ちを判断する材料になります。

コンクリート片などの人工物の混入は、その深さがもともとの地層ではなく埋土や盛土であることのサインです。だから記録すべき情報で、記録不要とした選択肢2は誤りです。

ほかの選択肢が正しい理由も押さえます。

カッティングスは、どの深さからどれだけ採れたか(採取長)を記録します(選択肢1)。

砂や礫は、粒径分布・礫の種類・混入している割合を記録します(選択肢3)。

色調は、時間がたつと酸化などで変わるので、採取直後の新鮮な状態で記録します(選択肢4)。

選択肢2が、試料の記録として最も不適当です。人工物の混入も埋土・盛土のサインとして記録すると押さえます。

覚え方

  • 試料の記録は幅広く残す=人工物の混入も記録する(記録不要は誤り)
  • コンクリート片などの人工物=埋土・盛土のサイン
  • 色調は採取直後の新鮮な状態で記録する(時間がたつと変わる)
  • 砂・礫は粒径分布・礫種・混入割合を記録する

理解度チェック

問題:標準貫入試験の試料では、コンクリート片など人工物の混入は記録しなくてよい。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

人工物の混入は埋土・盛土のサインです。地層の判断に重要なので記録します。

問題:試料の色調は、採取直後の新鮮な状態で記録する。

〇か×か。

答えを見る

答え:

色調は時間がたつと酸化などで変わるため、採取直後の新鮮な状態で記録します。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 試験問題」
  • 標準貫入試験(JIS A 1219)の採取試料の観察・記録/ボーリング柱状図の記載事項に関する技術資料

※ 試料の観察・記録事項は、地盤工学会の基準や柱状図の作成要領で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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