電気検層とは?孔内の比抵抗で地層境界・帯水層を判定
ちしつモグラ
電気検層と電気探査って何が違うの?電気検層で何がわかるの?
この記事の要点
- 電気検層は、ボーリング孔内の比抵抗を深さ方向に連続測定する検層。
- わかること=地層の厚さ・連続性・対比、帯水層の検出、難透水性の判定。
- 地表から面的に測る電気探査に対し、電気検層は孔の中で深さに沿って測る。
電気検層とは、ボーリング孔の中で地盤の比抵抗(電気の流れにくさ)を深さ方向に連続して測り、地層の状況を判定する検層です。孔の周りの地層を、深さに沿って細かく読み取れます。
電気検層でわかること
比抵抗は地層の中身(砂・粘土・地下水など)で変わります。
電気検層では、その変化から地層の厚さや連続性、地層どうしの対比、帯水層の検出、難透水性の判定などを行います。
柱状図づくりの根拠にもなります。
電気検層と電気探査の違い
| 項目 | 電気検層 | 電気探査 |
|---|---|---|
| 測る場所 | ボーリング孔の中 | 地表など |
| とらえ方 | 深さ方向に連続して直接 | 面的に推定 |
どちらも比抵抗を測りますが、孔の中で測るのが電気検層、地表で面的に測るのが電気探査です。
まちがえやすい:電気検層 と 電気探査
電気検層は孔の中で深さに沿って測り、電気探査は地表などから面的に推定します。同じ「比抵抗」でも測る場所が違います。
過去問での問われ方:どこで測れないか
電気検層(JGS 1121)は調査技術の科目で出ます(H28現場調査No.40ほか)。
電気検層は孔内に水(泥水)が必要なため、引っかけは「どこで測れないか」です。
孔内水位より浅い部分や、ケーシング(鋼管)が入っている区間は測定できません。
一方で、比抵抗の結果は帯水層の判定に使えます。
| 条件 | 電気検層 |
|---|---|
| 孔内水位より浅い部分 | × 測れない(水が要る) |
| ケーシング(鋼管)の区間 | × 測れない(電流が流れない) |
| 帯水層・難透水層の判定 | 〇 使える |
※ 適用条件は基準・過去問で確認。
出題番号・正答は全地連公開。
理解度チェック
問題:電気検層は、ボーリング孔内で比抵抗を深さ方向に測り、地層の境界や帯水層の判定に使う。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
孔内の比抵抗から地層の厚さ・連続性・帯水層などを判定します。
問題:電気検層は、地表から面的に比抵抗を測る物理探査である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
それは電気探査です。電気検層はボーリング孔の中で深さ方向に測ります。
電気検層は孔内の比抵抗で地層境界・帯水層を判定。孔内水位より浅い部分・ケーシング区間は測れない。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 地盤の電気検層方法(地盤工学会基準 JGS 1121)。適用条件(孔内水・ケーシング)は基準で確認。
- 全地連 地質調査技士検定試験(H28 現場調査部門 No.40 ほか 電気検層関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月