管工事施工管理技士 独学ガイド

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水中ポンプは流入部の近くに置くのか?機器の据付けの読み分け

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据付けの問題は道具の名前が多くて迷います。

距離の数値もどれが正しいのか曖昧です。

この記事の要点

水中モーターポンプを排水槽の流入部に近い場所とした令和8年度の肢は誤りです。

受水タンク上部と天井との距離を600mm以上とした令和5年度の肢も誤りでした。

道具や部品の名前は正しく置かれ、動くのは位置と数値だけです。

2級の第一次検定では【No.33】が機器の据付けの枠になります。

2年度の肢を並べます。

機器の据付けの位置と距離の出題を並べた図。左は誤りとして出された肢で、令和8年度2級前期の第一次検定 No.33の肢4は排水用水中モーターポンプの据付位置を排水槽への排水の流入部に近い場所とするとして公表正答4の誤り、令和5年度2級後期の同No.33の肢2は建物内に設置する飲料用受水タンク上部と天井との距離を600mm以上とするとして公表正答2の誤り。その下に令和5年度の正しい肢として、防振基礎には地震時の移動や転倒防止のための耐震ストッパーを設けること、機器を据え付けるコンクリート基礎は水平に仕上げること。右は令和8年度の正しい肢で、送風機やポンプの屋内コンクリート基礎をあと施工する場合はつなぎ鉄筋等で床スラブと一体化すること、送風機とモーターのプーリーの心出しはプーリーの外側に定規や水糸等を当てることとポンプはカップリングの外周に定規等を当てること、令和5年度の洗面器の取付けはコンクリート壁の場合エキスパンションボルト又は樹脂製プラグを使用すること。下は2年度に共通する作り方で、道具や部品の名前は正しく置かれ変えられているのは置く場所か距離の数値であること、令和8年度は近い場所か離れた場所か、令和5年度は何mm以上かを問うていること。
左が誤りの肢と令和5年度の正しい肢、右が令和8年度の正しい肢。下が作り方。

水中モーターポンプはどこに据え付けるのか

流入部に近い場所と書くと誤りです。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.33】(4)(誤りの肢)

排水用水中モーターポンプの据付位置は、排水槽への排水の流入部に近い場所とする。

令和8年度の公表正答は(4)です。流入部に近い場所という指定が誤りと確定します。

据付位置だけが論点です。ポンプの種類や排水槽という前提は正しく置かれています。

受水タンク上部と天井の距離はいくつか

600mm以上と書いた肢が誤りです。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.33】(2)(誤りの肢)

建物内に設置する飲料用受水タンク上部と天井との距離は、600 mm 以上とする。

令和5年度の公表正答は(2)です。600mm以上という数値が誤りと確定します。

測る場所は正しく書かれています。タンク上部と天井との距離が対象です。

対象 出題での書かれ方 扱い
水中モーターポンプ 流入部に近い場所 誤り
受水タンク上部と天井 600mm以上 誤り
あと施工の基礎 つなぎ鉄筋等で床スラブと一体化 正しい肢
プーリーの心出し 外側に定規、水糸等を当てる 正しい肢
防振基礎 耐震ストッパーを設ける 正しい肢

まちがえやすいポイント

2年度とも、道具や部品の名前そのものは正しく置かれています。

令和8年度は置く場所を、令和5年度は距離の数値を変えて誤りにしています。用語を知っているかではなく、位置と数値を見に行きます。

数値の肢は特に注意が要ります。600mm以上という書き方だけを見て流すと落とします。

心出しはどこに定規を当てるのか

プーリーは外側、ポンプはカップリングの外周です。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.33】(2)(3)(いずれも正しい肢)

送風機とモーターのプーリーの心出しは、プーリーの外側に定規、水糸等を当て調整する。

ポンプとモーターの軸心の確認は、カップリングの外周に定規等を当てて行う。

当てる場所が肢に書かれています。プーリーの外側カップリングの外周です。

使う道具も並べられています。定規、水糸等が挙げられました。

あと施工の基礎はどうするのか

つなぎ鉄筋等で床スラブと一体化します。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.33】(1)(正しい肢)

送風機やポンプの屋内コンクリート基礎をあと施工する場合、つなぎ鉄筋等で床スラブと一体化する。

一体化する相手が肢にあります。床スラブと一体にします。

据付けの寸法や間隔は別に扱っています。機器の据付けを見てください。

令和5年度の正しい肢は何か

耐震ストッパーと水平仕上げです。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.33】(1)(3)(4)(いずれも正しい肢)

防振基礎には、地震時の移動、転倒防止のための耐震ストッパーを設ける。

機器を据え付けるコンクリート基礎は、水平に仕上げる。

洗面器をコンクリート壁に取り付ける場合は、一般的に、エキスパンションボルト又は樹脂製プラグを使用する。

耐震ストッパーの目的も書かれています。地震時の移動、転倒防止のためです。

防振基礎そのものは別に扱っています。機器の防振で出題を並べました。

理解度チェック

Q.

「排水用水中モーターポンプの据付位置は、排水槽への排水の流入部に近い場所とする」は正しいか。

誤りです。令和8年度2級(前期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

「飲料用受水タンク上部と天井との距離は600mm以上」は正しいか。

誤りです。令和5年度2級(後期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

プーリーの心出しはどこに定規や水糸を当てると出題されたか。

プーリーの外側です。ポンプはカップリングの外周に定規等を当てます。

Q.

あと施工の屋内コンクリート基礎は何と一体化すると出題されたか。

つなぎ鉄筋等で床スラブと一体化します。

Q.

防振基礎に設ける耐震ストッパーの目的は何と出題されたか。

地震時の移動、転倒防止のためです。

まとめ

  • 水中モーターポンプを流入部に近い場所とした肢は誤り。
  • 令和8年度2級(前期)の公表正答は(4)。
  • 受水タンク上部と天井を600mm以上とした肢も誤り。
  • 令和5年度2級(後期)の公表正答は(2)。
  • プーリーは外側、ポンプはカップリングの外周。
  • あと施工の基礎はつなぎ鉄筋等で床スラブと一体化。
  • 防振基礎には耐震ストッパーを設ける。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 施工管理法2級 施工管理法を見てください。

参考資料

  • 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)【No.33】(令和5年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(2)です。
  • 同 第一次検定(前期)【No.33】(令和8年度)。公表正答は(4)です。
  • ※ 水中モーターポンプの正しい据付位置と、受水タンク上部と天井との正しい距離を示す記述は、いずれの問題文にもありません。誤りとして出題された事実だけを記載しています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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