管工事施工管理技士 独学ガイド

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計量抜取検査の前提条件は何か?検査と品質管理の読み分け

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抜取検査と全数検査の使い分けが毎回あいまいになります。

応用能力の問は2つ選ぶので、片方だけ合っても点になりません。

この記事の要点

計量抜取検査は、ロットの特性値がほぼ正規分布とみなせることが前提条件です。

抜取検査は品質基準が明確で再現性が確保されている製品に適用します。

1級の問題B No.22〜29は応用能力の問で、誤りの肢が2つあります。

抜取検査を含む問は18問あり、1級では問題B No.24・No.25に出ています。

令和6年度と令和7年度の8肢を並べます。

抜取検査と品質管理の正しい肢と誤りの肢を並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B No.24(令和6年度・令和7年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、計量抜取検査を適用するにはロットの特性値がほぼ正規分布とみなせることが前提条件であること、品質基準が明確であり再現性が確保されている製品には抜取検査を適用すること、管工事の品質は設計図書によって寸法・材質・適用される法規・JIS等が示され下限が定められていること、ISO規格は第三者機関である審査登録機関がチェックすることで認証されること。誤りとして出た記述は、令和7年度のダクトの板厚や寸法の検査は計数抜取検査で確認するというものとヒューズの作動試験は全数検査で確認するというもの、令和6年度の品質管理には水圧試験等の施工検査や試運転調整等が含まれないというものとISO9000ファミリー規格は要求事項のすべての事項を必ず守るものとして規定されているというもの。1級の問題B No.22から29は応用能力の問で正解が2つあり、両方選ばないと得点にならない。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

計量抜取検査を使うための条件は何か

正規分布とみなせることです。

令和6年度 1級 第一次検定 問題B【No.24】(4)(1)(いずれも正しい肢)

(4) 計量抜取検査を適用するには、ロットの特性値がほぼ正規分布とみなせることが前提条件である。

(1) 品質基準が明確であり、再現性が確保されている製品には、抜取検査を適用する。

前提が条件として書かれています。ロットの特性値がほぼ正規分布とみなせることです。

抜取検査を使う相手も限定されています。品質基準が明確であり、再現性が確保されている製品です。

応用能力の問はどこにあるのか

1級では問題BのNo.22からNo.29です。

年度 問題B No.24 の公表正答
令和6年度 (2)と(3)
令和7年度 (3)と(4)

設問文にも書かれています。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさいという形です。

片方だけでは足りません。2つとも選ぶ必要があります。

どの検査をどこに使うと誤りになったのか

令和7年度は2つとも検査の使い分けでした。

令和7年度 問題B【No.24】(3)(4)(いずれも誤りの肢)

(3) 抜取検査には、計数抜取検査と計量抜取検査があり、ダクトの板厚や寸法の検査を行う場合は計数抜取検査で確認する。

(4) 電線等の連続体や防火ダンパー用ヒューズの作動試験は、全数検査で確認する。

令和7年度の公表正答は(3)と(4)です。この2つが誤りと確定します。

正しい組合せは同じ問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

まちがえやすいポイント

抜取検査の名前は2種類あります。

計数抜取検査と計量抜取検査です。令和6年度は計量抜取検査の前提条件が正しい肢、令和7年度は計数抜取検査の使いどころが誤りの肢として出ました。

年度で立場が入れ替わります。同じ語が正しい肢にも誤りの肢にも使われるので、語だけで判断できません。

品質管理の範囲はどう出されたのか

含まれないと書いた肢が誤りでした。

令和6年度 問題B【No.24】(2)(3)(いずれも誤りの肢)

(2) 建設工事における品質管理には、水圧試験等の施工検査、試運転調整等が含まれない。

(3) ISO 9000ファミリー規格はあらゆる組織に適用可能であり、この規格の要求事項のすべての事項を必ず守るものとして規定されている。

令和6年度の公表正答は(2)と(3)です。この2つが誤りと確定します。

ISO規格の扱いは翌年に正しい肢でも出ました。第三者機関である審査登録機関がチェックすることで認証されるという形です。

管工事の品質は何で示されるのか

設計図書です。

令和7年度 問題B【No.24】(1)(2)(いずれも正しい肢)

(1) 管工事の品質は、設計図書によって、寸法、材質、適用される法規、JIS等が示され、下限が定められている。

(2) ISO規格は、企業の品質システムが要求事項に照らして妥当であるかについて、第三者機関である審査登録機関がチェックすることで認証される。

示されるものが並んでいます。寸法、材質、適用される法規、JIS等です。

定められるのは片側です。下限が定められているとされています。

QC七つ道具は品質管理の道具の読み分けで扱っています。

配管の試験は配管の試験と保持時間で扱っています。

理解度チェック

Q.

計量抜取検査を適用する前提条件は。

ロットの特性値がほぼ正規分布とみなせることです。

Q.

抜取検査はどんな製品に適用するか。

品質基準が明確であり、再現性が確保されている製品です。

Q.

1級の問題Bで正解が2つになるのはどの範囲か。

No.22からNo.29の応用能力の問です。

Q.

「品質管理には水圧試験等の施工検査が含まれない」は正しいか。

誤りです。令和6年度の公表正答の1つでした。

Q.

管工事の品質は設計図書で何が定められているか。

下限です。寸法、材質、適用される法規、JIS等が示されます。

まとめ

  • 計量抜取検査は正規分布とみなせることが前提条件。
  • 抜取検査は品質基準が明確で再現性がある製品に適用。
  • 1級の問題B No.22〜29は応用能力で正解が2つ。
  • 令和6年度No.24の正答は(2)と(3)
  • 令和7年度No.24の正答は(3)と(4)
  • 「品質管理に施工検査・試運転調整が含まれない」は誤り。
  • 管工事の品質は設計図書で下限が定められている
  • ISO規格は審査登録機関のチェックで認証される。

出題の言い回しや応用能力の問の範囲は年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.24】(令和6年度・令和7年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(2)と(3)、令和7年度が(3)と(4)です。応用能力の問であることは、各年度の正答表に付された「問題番号No.22からNo.29までの8問題は、施工管理法(応用能力)の問題で、必須問題です」の記載によります。
  • ※ ダクトの板厚や寸法の検査に用いる正しい検査方法、および電線等の連続体やヒューズの作動試験に用いる正しい検査方法については、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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