管工事施工管理技士 独学ガイド

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風量調整はダンパーを全閉から始めるのか?測定機器の読み分け

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測定機器の名前と対象が結び付きません。

風量調整の手順も曖昧なままです。

この記事の要点

風量調整ダンパーを全閉にしてから行うとした令和8年度の肢は誤りです。

騒音の測定機器を検知管とした令和6年度の組合せも誤りでした。

熱線風速計は、2年度とも正しい肢として出ています。

2級の第一次検定では【No.38】が測定と調整の枠になります。

2年度の肢を並べます。

風量調整と測定機器の出題を並べた図。左は誤りとして出された肢で、令和8年度2級前期の第一次検定 No.38の肢2はダクト系の風量調整を吹出口・吸込口のシャッターや分岐部等の風量調整ダンパーを全閉にしてから行うとして公表正答2の誤り、令和6年度2級後期の同No.38の肢4は騒音の測定機器を検知管とする組合せで公表正答4の誤り。その下に2年度とも正しい肢に出た機器として、令和6年度は室内気流と熱線風速計の組合せ、令和8年度は風速計が熱線風速計やピトー管等であること。右は正しい肢の測定対象と機器で、ダクト内の風量は一般的に多点風速測定法で行うこと、温湿度はアスマン通風乾湿計、浮遊粉じんはデジタル粉じん計、シーリングディフューザーは吹出気流の拡散が大きいため一般的にフード付の風量計を用いて測定すること。下は2年度で問われ方が違うことで、令和6年度は測定対象と機器の組合せ、令和8年度は手順と使う機器を問い、どちらも機器の名前は正しく置かれて当てる相手か操作の向きが変えられていること。
左が誤りの肢と共通する機器、右が正しい肢の対応。下が問われ方の違い。

風量調整はダンパーをどうしてから始めるのか

全閉にしてからと書くと誤りです。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.38】(2)(誤りの肢)

ダクト系の風量調整は、吹出口・吸込口のシャッター、分岐部等の風量調整ダンパーを全閉にしてから行う。

令和8年度の公表正答は(2)です。全閉にしてからという部分が誤りと確定します。

対象の並びは正しく書かれています。シャッター、分岐部等の風量調整ダンパーが調整の対象です。

ダクト内の風量はどう測るのか

多点風速測定法です。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.38】(1)(4)(いずれも正しい肢)

ダクト内の風量測定は、一般的に、多点風速測定法で行う。

風量測定に使用する風速計は、熱線風速計、ピトー管等を用いる。

測り方が肢に書かれています。多点風速測定法が一般的です。

使う機器も並べられています。熱線風速計、ピトー管等が挙げられました。

測定対象 測定機器 扱い
室内気流 熱線風速計 正しい肢
温湿度 アスマン通風乾湿計 正しい肢
浮遊粉じん デジタル粉じん計 正しい肢
騒音 検知管 誤り(正答4)

まちがえやすいポイント

2年度とも、機器の名前そのものは実在するものが置かれています。

令和6年度は当てる相手を、令和8年度は操作の向きを変えて誤りにしています。機器を知っているかではなく、対応が合っているかを見ます。

共通して出るのは1つです。熱線風速計は2年度とも正しい肢に入っています。

測定対象と機器はどう組まれたのか

騒音と検知管の組合せが誤りです。

令和6年度 2級 第一次検定(後期)【No.38】(1)(2)(3)(いずれも正しい肢)/(4)(誤りの肢)

室内気流 熱線風速計

温湿度 アスマン通風乾湿計

浮遊粉じん デジタル粉じん計

騒音 検知管

令和6年度の公表正答は(4)です。騒音と検知管の組合せが誤りと確定します。

他の3つは対象と機器が合っています。室内気流と熱線風速計もその1つです。

シーリングディフューザーはどう測るのか

フード付の風量計です。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.38】(3)(正しい肢)

シーリングディフューザーは、吹出気流の拡散が大きいため、一般的に、フード付の風量計を用いて測定する。

理由も肢に書かれています。吹出気流の拡散が大きいためです。

試運転調整そのものは総合試運転調整と立会いで扱っています。

理解度チェック

Q.

「風量調整は、風量調整ダンパーを全閉にしてから行う」は正しいか。

誤りです。令和8年度2級(前期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

ダクト内の風量測定は一般的に何で行うと出題されたか。

多点風速測定法です。風速計は熱線風速計、ピトー管等を用います。

Q.

「騒音と検知管」の組合せは正しいか。

誤りです。令和6年度2級(後期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

温湿度と浮遊粉じんの測定機器は何と出題されたか。

温湿度がアスマン通風乾湿計、浮遊粉じんがデジタル粉じん計です。

Q.

シーリングディフューザーの測定にフード付の風量計を使う理由は何か。

吹出気流の拡散が大きいためです。

まとめ

  • 風量調整ダンパーを全閉からとした肢は誤り。
  • 令和8年度2級(前期)の公表正答は(2)。
  • ダクト内の風量は多点風速測定法
  • 風速計は熱線風速計、ピトー管等。
  • 騒音と検知管の組合せは誤り。
  • 温湿度はアスマン通風乾湿計。
  • 浮遊粉じんはデジタル粉じん計

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 施工管理法2級 施工管理法を見てください。

参考資料

  • 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)【No.38】(令和6年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(4)です。
  • 同 第一次検定(前期)【No.38】(令和8年度)。公表正答は(2)です。
  • ※ 風量調整でダンパーを実際にどうしてから始めるかと、騒音の正しい測定機器を示す記述は、いずれの問題文にもありません。誤りとして出題された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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