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線図から加湿量を出す問題で、どの2点を使うか迷います。
選び方を決めておきたいです。
この記事の要点
風量と空気密度に、加湿の前後の絶対湿度の差を掛けます。
令和4年度の与件では19.2kg/hになり、公表正答と一致します。
線図の一番下の目盛を使うと、別の選択肢の値が出ます。
1級の問題Aでは【No.17】が湿り空気線図の計算の枠になる年があります。
令和4年度の与件と選択肢を並べます。
風量と密度です。
令和4年度 1級 第一次検定 問題A【No.17】(問題文)
下図に示す暖房時の湿り空気線図において、空気調和機の有効加湿量として、適当なものはどれか。ただし、風量は10,000m³/h、空気密度は1.2kg/m³とする。
ただし書に2つ置かれています。風量10,000m³/hと空気密度1.2kg/m³です。
絶対湿度は図から読みます。0.0014、0.0050、0.0066の3つが目盛に付いています。
加湿の前後です。
使うのは0.0050と0.0066の2つです。
差は0.0016になります。10,000×1.2×0.0016=19.2で、単位はkg/hです。
| 選択肢 | 値 | 出てくる差の取り方 |
|---|---|---|
| (1) | 19.2kg/h | 0.0066−0.0050。公表正答 |
| (2) | 30.4kg/h | 図の目盛からは出てこない |
| (3) | 43.2kg/h | 0.0050−0.0014 |
| (4) | 62.4kg/h | 0.0066−0.0014 |
2種類の目盛です。
令和4年度 問題A【No.17】(図の目盛)
絶対湿度x〔kg/kg(DA)〕 0.0014/0.0050/0.0066
比エンタルピーh〔kJ/kg(DA)〕 5.4/29.4/38/42/47
横軸 乾球温度t〔℃〕
比エンタルピーの目盛も付いています。加湿量には使いませんでした。
熱量を出すときは比エンタルピーを使います。問われている量で読む目盛が変わります。
掛ける相手です。
負荷は比エンタルピーの差を掛けます。加湿量は絶対湿度の差を掛けます。
前に置く数は共通です。風量×密度で1時間あたりの質量にします。
比エンタルピーから負荷を出す計算は湿り空気線図と負荷計算、線図の軸の見方は乾球温度と湿球温度の読み分けで扱っています。
有効加湿量は、風量と密度に何を掛けるか。
加湿の前後の絶対湿度の差です。
令和4年度の与件で、風量×密度はいくつになるか。
12,000です。10,000m³/hに1.2kg/m³を掛けた値です。
その計算の答えと公表正答は。
19.2kg/hで、公表正答は(1)です。
0.0066から0.0014を引いて計算すると、どの選択肢の値になるか。
62.4kg/hで、(4)にあたります。
この問題で比エンタルピーの目盛は使ったか。
使いません。加湿量は絶対湿度の差から求めます。
与件の数値は年度ごとに変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。
級ごとに分けています。1級 空調・換気|2級 空調・換気を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
誤答の値が選択肢に用意されています。
一番下の0.0014を差の相手にすると、(3)や(4)がそのまま出ます。3つある目盛のどれを使うかで答えが変わります。
掛ける数は毎回同じです。風量×密度で12,000になります。