管工事施工管理技士 独学ガイド

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湿り空気線図はどちらへ動くのか?乾球温度と湿球温度の読み分け

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線図の矢印がどちら向きなのか、毎回迷います。

軸の見方から整理したいです。

この記事の要点

横軸が乾球温度、縦軸が絶対湿度です。

除湿のない冷却は左へ、加湿のない加熱は右へ動くと出題されました。

水スプレーで加湿しても湿球温度はほとんど変わらないという肢も出ています。

1級の問題Aでは【No.9】が湿り空気の枠になる年があります。

令和6年度と令和4年度の出題を並べます。

湿り空気線図の状態変化を4方向で並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.9(令和6年度・令和4年度)の図と記述、公表正答による。令和6年度の図は横軸が乾球温度、縦軸が絶対湿度で、左上に飽和空気線があり、中央の状態点から4本の矢印が出ている。丸1は左へ、丸2は右へ、丸3は右上へ、丸4は右下へ向いている。記述との対応は、丸1が除湿のない冷却で状態点から左へ、丸2が加湿のない加熱で状態点から右へ、丸4が液体吸収剤による除湿で右下へ、いずれも正しい肢として出た。丸3は蒸気スプレーによる加湿で、状態点から左上へ丸3の移動で示されると書かれているが、図の丸3は右上を指しており、公表正答は3でこの記述が誤り。令和4年度の問題A No.9は湿り空気の記述で、正しい肢は、水スプレーで加湿しても湿球温度はほとんど変わらない、飽和湿り空気の温度を上げても絶対湿度は変わらない。誤りの肢は、露点温度より高い温度の冷却コイルで冷却すると絶対湿度は上がるで、公表正答は2。
左が令和6年度の図、右が矢印と記述の対応。

線図の軸は何なのか

乾球温度と絶対湿度です。

令和6年度 1級 第一次検定 問題A【No.9】(図の軸表記)

横軸 乾球温度 t〔℃〕

縦軸 絶対湿度 x〔kg/kg(DA)〕

図には斜めの線も2本入っています。比エンタルピー〔kJ/kg(DA)〕と飽和空気線です。

矢印はすべて同じ点から出ています。状態点と書かれた1点です。

冷却と加熱はどちらへ動くのか

冷却が左、加熱が右です。

令和6年度 問題A【No.9】(1)(2)(いずれも正しい肢)

(1) 除湿のない冷却は、状態点から湿り空気線図上の左へ、①の移動で示される。

(2) 加湿のない加熱は、状態点から湿り空気線図上の右へ、②の移動で示される。

どちらも条件が頭に付いています。除湿のない冷却加湿のない加熱です。

横に動くだけなので絶対湿度は変わりません。①と②は水平の矢印として図に描かれています。

除湿はどう出題されたのか

右下でした。

令和6年度 問題A【No.9】(4)(正しい肢)

液体吸収剤による除湿は、状態点から湿り空気線図上の右下へ、④の移動で示される。

下がるのは縦軸です。絶対湿度が下がる方向になります。

横軸は右へ動いています。乾球温度は上がる向きとして図の④が描かれています。

矢印 記述 向き
除湿のない冷却
加湿のない加熱
蒸気スプレーによる加湿 肢は「左上」/図の③は右上
液体吸収剤による除湿 右下

まちがえやすいポイント

誤りの肢は、書かれた向きと図の矢印が食い違っていました。

令和6年度の(3)は「左上へ、③の移動」と書かれています。図の③は右上を指しており、公表正答は(3)です。

令和7年度は【No.7】が水スプレーの問題でした。③が左上向きの図で、正答も(3)です。

湿球温度はどう出題されたのか

変わらない、でした。

令和4年度 1級 第一次検定 問題A【No.9】(3)(1)(いずれも正しい肢)

(3) 湿り空気を水スプレーで加湿しても、湿球温度はほとんど変わらない。

(1) 飽和湿り空気の温度を上げても、絶対湿度は変わらない。

ここだけ縦軸ではありません。湿球温度がほとんど変わらないという書き方です。

同じ年の誤りの肢は冷却でした。露点温度より高い温度の冷却コイルで冷却すると絶対湿度は上がるという記述で、公表正答は(2)です。

線図から負荷を出す計算は湿り空気線図と負荷計算で扱っています。

理解度チェック

Q.

湿り空気線図の横軸と縦軸は何か。

横軸が乾球温度t〔℃〕、縦軸が絶対湿度x〔kg/kg(DA)〕です。

Q.

除湿のない冷却は線図上でどちらへ動くか。

左へ動きます。令和6年度は①の矢印で示されました。

Q.

液体吸収剤による除湿はどちらへ動くか。

右下へ動きます。令和6年度は④の矢印で示されました。

Q.

水スプレーで加湿したとき、湿球温度はどうなると出題されたか。

ほとんど変わらない、です。令和4年度の正しい肢でした。

Q.

「露点温度より高い温度の冷却コイルで冷却すると絶対湿度は上がる」は正しいか。

誤りです。令和4年度の公表正答はこの肢でした。

まとめ

  • 横軸は乾球温度 t〔℃〕、縦軸は絶対湿度 x〔kg/kg(DA)〕
  • 図には比エンタルピーと飽和空気線も入る。
  • 除湿のない冷却は、加湿のない加熱は
  • 液体吸収剤による除湿は右下
  • 令和6年度の誤りは(3)で、肢の「左上」と図の③が食い違っていた。
  • 水スプレーの加湿では湿球温度がほとんど変わらない
  • 令和4年度の誤りは(2)で、露点温度より高い温度での冷却の記述だった。

図の番号と向きは年度ごとに違います。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.9】(令和6年度・令和4年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(3)、令和4年度が(2)です。
  • ※ 令和6年度の(3)について、正しい移動方向を示す記述は同じ問題文の中にありません。図の③が右上を指していることと、公表正答が(3)であることだけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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