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熱源の台数制御は何を検出するのか?自動制御の検出要素の読み分け

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機器と検出要素の組合せが毎年出るのに、覚え方が分かりません。

温度なのか圧力なのかで迷います。

この記事の要点

熱源の台数制御の検出要素に冷温水往きヘッダー内圧力を挙げた肢は誤りでした。

正しい肢に並んだのは往きと還りの水温、負荷流量です。

変風量単一ダクト方式では、ファンの検出要素を還気ダクト内の静圧とした組合せが誤りでした。

1級の問題AではNo.19が自動制御の枠で、2年とも検出要素が問われました。

令和6年度と令和7年度の8肢を並べます。

自動制御の検出要素の正しい組合せと誤りの組合せを並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.19(令和6年度・令和7年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た組合せは、令和6年度の空気調和機の冷温水コイルの制御弁と空気調和機出口空気の温度、加湿器と還気ダクト内の湿度、VAVユニットと空調室内の温度。令和7年度に熱源の台数制御の検出要素として挙げられた正しい肢は、冷温水往きヘッダー内水温、冷温水還りヘッダー内水温、冷温水負荷流量。誤りとして出た記述は、令和6年度の空気調和機のファンの検出要素を還気ダクト内の静圧とした組合せ、令和7年度の熱源の台数制御に必要な検出要素として冷温水往きヘッダー内圧力を挙げた肢。1級問題A第19問が自動制御の枠で、令和6年度は組合せを問い令和7年度は要素の並びを問う形。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

熱源の台数制御は何を検出するのか

水温と流量です。

令和7年度 1級 第一次検定 問題A【No.19】(1)(2)(4)(いずれも正しい肢)

(1) 冷温水往きヘッダー内水温

(2) 冷温水還りヘッダー内水温

(4) 冷温水負荷流量

ヘッダーの水温は2か所とも挙がっています。往きと還りの両方です。

流量も検出要素に入ります。冷温水負荷流量です。

圧力を挙げた肢はどうなったのか

誤りでした。

令和7年度 問題A【No.19】(3)(誤りの肢)

負荷熱量による熱源の台数制御を行うために必要な検出要素のうち、適当でないものはどれか。

(3) 冷温水往きヘッダー内圧力

令和7年度の公表正答は(3)です。往きヘッダー内圧力は誤りと確定します。

同じ「往きヘッダー」でも水温は正しい肢でした。測る対象が水温か圧力かで分かれています。

変風量方式の組合せはどう出されたのか

ファンと静圧の組合せが誤りでした。

令和6年度 問題A【No.19】(2)(誤りの肢)

変風量単一ダクト方式の自動制御において、「制御する機器」と「検出要素」の組合せのうち、適当でないものはどれか。

(2) 空気調和機のファン ─ 還気ダクト内の静圧

令和6年度の公表正答は(2)です。この組合せは誤りと確定します。

正しい組合せは同じ問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

まちがえやすいポイント

2年とも、誤りの肢は圧力を検出要素にしていました。

令和6年度は還気ダクト内の静圧、令和7年度は往きヘッダー内圧力です。正しい肢に並んだのは温度・湿度・流量でした。

同じ場所でも測る対象で変わります。往きヘッダーの水温は正しく、圧力は誤りという形です。

機器と検出要素はどう対応するのか

3つの組合せが正しい肢でした。

令和6年度 問題A【No.19】(1)(3)(4)(いずれも正しい肢)

(1) 空気調和機の冷温水コイルの制御弁 ─ 空気調和機出口空気の温度

(3) 加湿器 ─ 還気ダクト内の湿度

(4) VAVユニット ─ 空調室内の温度

制御する機器 正しい肢として出た検出要素
冷温水コイルの制御弁 空気調和機出口空気の温度
加湿器 還気ダクト内の湿度
VAVユニット 空調室内の温度

コイルの制御弁は出口側を見ます。空気調和機出口空気の温度です。

VAVユニットは部屋の温度です。空調室内の温度とされています。

制御方式の種類は自動制御の制御方式で扱っています。

台数制御による省エネは省エネルギーの読み分けで扱っています。

理解度チェック

Q.

熱源の台数制御の検出要素に往きヘッダー内圧力を挙げるのは正しいか。

誤りです。令和7年度の公表正答はこの肢でした。

Q.

熱源の台数制御で正しい肢として挙がった検出要素は。

冷温水往きヘッダー内水温、還りヘッダー内水温、負荷流量です。

Q.

VAVユニットの検出要素は。

空調室内の温度です。

Q.

加湿器の検出要素は。

還気ダクト内の湿度です。

Q.

「空気調和機のファン ─ 還気ダクト内の静圧」は正しいか。

誤りです。令和6年度の公表正答はこの組合せでした。

まとめ

  • 熱源の台数制御に往きヘッダー内圧力を挙げた肢は誤り。
  • 正しい肢は往き・還りの水温と負荷流量
  • 冷温水コイルの制御弁は出口空気の温度
  • 加湿器は還気ダクト内の湿度
  • VAVユニットは空調室内の温度
  • 「ファン ─ 還気ダクト内の静圧」とした組合せは誤り。
  • 2年とも誤りの肢は圧力を検出要素にしていた。

出題の言い回しや組合せは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.19】(令和6年度・令和7年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(2)、令和7年度が(3)です。
  • ※ 空気調和機のファンの正しい検出要素、および熱源の台数制御において圧力を検出しないとする根拠については、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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