令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.27】は、配管及び配管附属品の施工に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを2つ選びます。
誤りは選択肢3と選択肢4です。
冷凍機のストレーナは、入口側に設けます。公共建築工事標準仕様書2.4.2(2)が定めており、出口側に設けるのは瞬間流量計です。設問は取り付ける側を逆にしています。
選択肢3の給湯配管の勾配については、仕様書に向きの定めがありません。適当でないという判定は、正答肢によります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢3と選択肢4(2つとも正解)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 通気管末端の立上げ寸法について、仕様書に記述がありません。判定は正答肢によります |
| 2 | ○(適当) | 標準仕様書2.9.3(1)です。ポンプの全揚程に相当する圧力の2倍かつ0.75MPa以上、保持時間は最小60分です |
| 3 | ×(適当でない) | 給湯管と返湯管の勾配の向きについて、仕様書に定めがありません。判定は正答肢によります |
| 4 | ×(適当でない) | 入口側です。標準仕様書2.4.2(2)で、出口側に設けるのは瞬間流量計です |
問題B の No.22 から No.29 は施工管理法(応用能力)の必須問題で、1問について正解が2つと決められています。1つだけ塗った答案も、3つ以上塗った答案も正解になりません。
選択肢4は、同じ条文の中で入口と出口を入れ替えています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 2.4.2「冷温水、ブライン及び冷却水配管」(2)
冷凍機の冷温水及びブライン管の入口側には、ストレーナを設ける。また、冷温水、ブライン及び冷却水管の出口側には、瞬間流量計を設け、出入口側には、圧力計、温度計及び防振継手を取付ける。ただし、吸収冷凍機、吸収冷温水機及び吸収冷温水機ユニットにおいては、防振継手を除く。
ストレーナは機器へ入る前にごみを取るものなので、入口側です。出口側には流量を測る計器が入ります。
ただし冷却塔まわりでは、ストレーナが出口側になります。
同仕様書 2.4.2「冷温水、ブライン及び冷却水配管」(3)
冷却塔廻りの配管は、その荷重が直接冷却塔本体にかからないよう十分に支持するものとし、冷却水の出入口側及び補給水管の入口側には、合成ゴム製のフレキシブルジョイントを設け、冷却水の出口側にはストレーナを取付ける。
| どこ | ストレーナ | 同じ場所に付くもの |
|---|---|---|
| 冷凍機の冷温水・ブライン管 | 入口側 | 出口側に瞬間流量計、出入口側に圧力計・温度計・防振継手 |
| 冷却塔の冷却水管 | 出口側 | 出入口側と補給水管の入口側に合成ゴム製フレキシブルジョイント |
機器を守る向きで考えると、冷凍機は入口、冷却塔は塔から出た水を次の機器へ送る前に取るので出口です。吸収冷凍機・吸収冷温水機・吸収冷温水機ユニットでは、防振継手が外れます。
選択肢2の試験の値は、仕様書に条文があります。
同仕様書 2.9.3「給水及び給湯配管」(1)(抜粋)
(ア) 保持時間は最小60分とし、試験圧力は配管の最下部におけるものとする。
(イ)(b) ポンプの圧力がかかる配管は、当該ポンプの全揚程に相当する圧力の2倍の試験圧力かつ0.75MPa以上とする。
詳細は伸縮管継手とは?ベローズ形とスリーブ形・ストレーナの網目で扱っています。
冷凍機のストレーナは、入口側と出口側のどちらに設けるか。
入口側です。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)2.4.2(2)で、冷凍機の冷温水およびブライン管の入口側にストレーナを設けるとされています。出口側には瞬間流量計を設けます。
冷却塔まわりのストレーナはどちら側か。
冷却水の出口側です。同2.4.2(3)です。あわせて冷却水の出入口側および補給水管の入口側に、合成ゴム製のフレキシブルジョイントを設けます。
ポンプの圧力がかかる配管の水圧試験の圧力と保持時間はどうなるか。
当該ポンプの全揚程に相当する圧力の2倍の試験圧力かつ0.75MPa以上で、保持時間は最小60分です。同2.9.3(1)で、試験圧力は配管の最下部におけるものとされています。
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配管附属品の取付け位置は、機器の種類や系統によって変わる場合があります。実務では工事ごとの設計図書と機器の取扱説明書をご確認ください。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月