令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.10】は、音に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。音速と温度の向きが逆に書かれています。
正しい向きは、過去の出題ではっきりしています。平成30年度の1級 問題A No.10は、音速は一定の圧力のもとでは空気の温度が高いほど速くなる、という記述を正しい肢として出しています。
この問題群は、同じ文の向きだけを入れ替えて出されています。令和4年度にも、令和7年度と同じ「遅くなる」が誤りとして出ました。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(適当でない) | 音速と温度です。平成30年度は「速くなる」を正しい肢として出しています |
| 2 | ○(適当) | マスキング効果です。令和4年度の1級 問題A No.10が正しい肢として出しています |
| 3 | ○(適当) | 音の大きさです。平成28年度の1級 問題A No.10に同じ記述が正しい肢として並んでいます |
| 4 | ○(適当) | 回折現象です。この年度の正答肢により適当とされています |
音速と温度の関係は、正しい形も誤った形も、どちらも過去に出ています。
| 年度・問 | 扱い | 記述 |
|---|---|---|
| 平成30年度 1級 A No.10 | 正しい肢 | 音速は、一定の圧力のもとでは、空気の温度が高いほど速くなる |
| 令和4年度 1級 A No.10 | 誤りの肢(正答) | 音速は、一定の圧力のもとでは、空気の温度が高いほど遅くなる |
| 令和7年度 1級 A No.10 | 誤りの肢(正答) | 空気中を伝わる音の速さは、一定の圧力のもとでは、空気の温度が高いほど遅くなる |
文の形はほとんど同じで、速いか遅いかだけが入れ替わっています。正しいのは、温度が高いほど速くなるほうです。
この入れ替えは、音の問題でくり返し使われています。吸音材とNC曲線も、同じやり方で出されています。
| 論点 | 正しい肢として出た形 | 誤りとして出た形 |
|---|---|---|
| ロックウール・グラスウールの吸音 | 低周波数域よりも中・高周波数域をよく吸収(平成28年度) | 中・高周波数域よりも低周波数域をよく吸収(平成30年度の正答) |
| NC曲線の音圧レベル許容値 | 周波数が低いほど大きい(平成30年度・令和4年度) | 周波数が高いほど大きい(平成28年度の正答) |
ほかの3つの肢も、過去の出題で確かめられます。選択肢3の音の大きさは、平成28年度の1級 問題A No.10に、まったく同じ記述が正しい肢として並んでいます。その年度で誤りとされたのは、NC曲線の許容値を周波数が高いほど大きいとした記述です。
選択肢2のマスキング効果は、令和4年度の同じNo.10が正しい肢として出しています。マスクする音の周波数が、マスクされる音の周波数に近いほど大きくなるという向きです。
選択肢4の回折現象は、この年度で初めて出た論点です。本記事で確かめた範囲では、ほかの年度に同じ記述が見当たりませんでした。適当であるという判定は、この年度の正答肢によります。
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空気の温度が高くなると、音速はどうなるか。
速くなります。平成30年度の1級 問題A No.10が、音速は一定の圧力のもとでは空気の温度が高いほど速くなるという記述を、正しい肢として出しています。同年度の公表正答は選択肢1です。
ロックウールやグラスウールは、どの周波数域の音をよく吸収するか。
低周波数域よりも中・高周波数域です。平成28年度の1級 問題A No.10が正しい肢として出しています。逆の向きで書いた記述は、平成30年度で誤りとされています。
音の大きさは、何で表すか。
その音と同じ大きさに聞こえる1,000Hzの純音の音圧レベルの数値です。平成28年度の1級 問題A No.10に、令和7年度とまったく同じ記述が正しい肢として並んでいます。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月