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圧力と温度が両方変わると手が止まります。
どちらを掛けてどちらで割るのか知りたいです。
この記事の要点
令和7年度の公表正答は(3)で、体積は144 Lです。
求め方は、変える前の体積に圧力の比と絶対温度の比を掛ける形になります。
60 L × 2 × 1.2 を計算すると144 Lになります。
1級の問題Aでは【No.5】が計算問題の枠になる年があります。
令和7年度の条件と、公表正答に一致する計算を並べます。
圧力と絶対温度が両方変わります。
令和7年度 1級 第一次検定 問題A【No.5】
圧力6×10⁵Pa、絶対温度300K、体積60Lの理想気体を、圧力3×10⁵Pa、絶対温度360Kにしたときの体積の値として、適当なものはどれか。
(1) 100L (2) 120L (3) 144L (4) 240L
この問は「適当なもの」を選ぶ形です。選ぶ向きが、多くの問と逆になっています。
温度は絶対温度で与えられています。300Kと360Kという書き方です。
圧力の比と、絶対温度の比の2つです。
圧力の比を先に出します。6×10⁵ ÷ 3×10⁵ = 2です。
絶対温度の比も同じように出します。360 ÷ 300 = 1.2です。
この2つを、変える前の体積に掛けます。60 × 2 × 1.2 = 144です。
| 順 | 計算 | 値 |
|---|---|---|
| ① 圧力の比 | 6×10⁵ ÷ 3×10⁵ | 2 |
| ② 絶対温度の比 | 360 ÷ 300 | 1.2 |
| ③ 体積 | 60 × 2 × 1.2 | 144 L |
令和7年度の公表正答は(3)です。144 Lがこの計算と一致します。
60 × 2 です。
圧力の比だけを掛けた値になります。絶対温度の比1.2を掛けていない形です。
圧力が半分になった分だけ体積が増えます。60 × 2 = 120という計算です。
60 × 2 × (300 ÷ 360) です。
絶対温度の比を上下逆にした値になります。300 ÷ 360 = 0.8333…を掛ける形です。
計算すると120 × 0.8333… で100になります。割り算の向きを1つ間違えると、選択肢に用意された値に着地します。
この問ではそのまま使えます。
体積は選択肢もLで書かれています。60 L に比を掛けた値が、そのまま L の値になります。
温度は問題文が絶対温度で与えています。300Kと360Kなので、そのまま割り算に使えます。
圧力の単位も両方Paです。10⁵という同じ大きさが付いているので、割ると消えます。
熱と温度の用語は熱と伝熱の読み分け、等温変化と断熱変化はカルノーサイクルで扱っています。
6×10⁵Pa・300K・60Lの理想気体を3×10⁵Pa・360Kにしたときの体積は。
144 Lです。令和7年度の公表正答は(3)でした。
この問の圧力の比はいくつか。
2です。6×10⁵を3×10⁵で割った値です。
この問の絶対温度の比はいくつか。
1.2です。360を300で割った値です。
選択肢の120Lは、どの計算と一致するか。
60×2です。絶対温度の比を掛けていない値と一致します。
この問は「適当でないもの」を選ぶ形か。
いいえ。「適当なもの」を選ぶ形です。
出題の数値は年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。
解説を1問ずつ置いています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
圧力と絶対温度で、比の向きが逆になります。
圧力は「変える前 ÷ 変えた後」で2、絶対温度は「変えた後 ÷ 変える前」で1.2です。どちらも同じ向きで割ると、選択肢の120Lや100Lに着きます。
向きは体積の増減で確かめられます。圧力を下げれば体積は増え、温度を上げれば体積は増えます。