管工事施工管理技士 独学ガイド

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D種接地工事の接地抵抗値はいくつか?電気設備の読み分け

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管工事なのに電気設備が毎年1問出ます。

接地工事の種別も電線管の種類も覚えきれません。

この記事の要点

D種接地工事の接地抵抗値を1,000Ωとした肢は誤りでした。

D種接地工事は300V以下の低圧用電気機器具の外箱等に施すとされています。

PF管相互の接続を直接接続とした肢も誤りでした。

1級の問題AではNo.11かNo.12が電気設備の枠です。

令和5年度と令和7年度の8肢を並べます。

電気設備の正しい肢と誤りの肢を並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.11(令和5年度・令和7年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、D種接地工事は300ボルト以下の低圧用電気機器具の外箱等に施すこと、UPSは停電が生じても連続して電力を供給する装置であること、SPDは雷から機器を保護する装置であること、金属管工事における三相3線式回路の電線は1回路の電線全部を同一の金属管内に収めること、CD管は一般的に直接コンクリートに埋め込んで施設すること、電線の接続は管内で行わずプルボックス等の内部で行うこと。誤りとして出た記述は、D種接地工事の接地抵抗値は1,000オームとするというもの、PF管相互の接続は直接接続とするというもの。出題枠は1級問題A第11問または第12問で、接地工事を含む問は平成18年度・21年度・25年度・27年度・28年度・30年度、令和1年度・2年度・3年度・4年度・7年度の1級と令和3年度2級後期第5問の計12問で確認でき、4肢のうち1つだけが誤りという形。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

D種接地工事はどこに施すのか

300V以下の低圧用です。

令和7年度 1級 第一次検定 問題A【No.11】(3)(1)(4)(いずれも正しい肢)

(3) D種接地工事は、300V以下の低圧用電気機器具の外箱等に施す接地工事である。

(1) UPS(無停電電源装置)は、停電が生じても連続して電力を供給する装置である。

(4) SPD(サージ防護デバイス)は、雷から機器を保護する装置である。

電圧の区切りが数字で書かれています。300V以下です。

施す場所も限定されています。低圧用電気機器具の外箱等です。

接地抵抗値はどう出されたのか

1,000Ωと書いた肢が誤りでした。

令和7年度 問題A【No.11】(2)(誤りの肢)

D種接地工事の接地抵抗値は、1,000Ωとする。

令和7年度の公表正答は(2)です。1,000Ωという記述は誤りと確定します。

正しい値は同じ年度の問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

まちがえやすいポイント

同じ問の中に、正しい数値と誤りの数値が混ざっています。

令和7年度の(3)にある「300V以下」は正しい肢の数値で、(2)にある「1,000Ω」が誤りの数値です。電圧の区切りと抵抗値を別のものとして押さえます。

UPSとSPDは説明が素直でした。装置の目的をそのまま書いた肢は正しい肢として出ています。

電線管の種類はどう出されたのか

PF管の接続を直接接続とした肢が誤りでした。

令和5年度 問題A【No.11】(4)(誤りの肢)

PF管(合成樹脂製可とう電線管)相互の接続は、直接接続とする。

令和5年度の公表正答は(4)です。直接接続とするという記述は誤りと確定します。

正しい接続方法は同じ年度の問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

金属管工事とCD管はどう出されたのか

3つとも正しい肢でした。

令和5年度 問題A【No.11】(1)(2)(3)(いずれも正しい肢)

(1) 金属管工事における三相3線式回路の電線は、1回路の電線全部を同一の金属管内に収める。

(2) CD管(合成樹脂製可とう電線管)は、一般的に、直接コンクリートに埋め込んで施設する。

(3) 電線の接続は、管内で行わず、プルボックス等の内部で行う。

項目 出題された内容
三相3線式の電線 1回路の電線全部を同一の金属管内に収める
CD管 一般的に直接コンクリートに埋め込んで施設する
電線の接続 管内で行わずプルボックス等の内部で行う

CD管とPF管は名前が似ています。CD管は正しい肢、PF管は誤りの肢として同じ問に並びました。

電線の接続場所も限定されています。管内で行わずとされています。

電動機の始動方式は三相誘導電動機の読み分けで扱っています。

理解度チェック

Q.

D種接地工事の接地抵抗値を1,000Ωとするのは正しいか。

誤りです。令和7年度の公表正答はこの肢でした。

Q.

D種接地工事は何V以下の機器に施すか。

300V以下です。低圧用電気機器具の外箱等に施します。

Q.

PF管相互の接続を直接接続とするのは正しいか。

誤りです。令和5年度の公表正答はこの肢でした。

Q.

電線の接続はどこで行うか。

管内で行わず、プルボックス等の内部で行います。

Q.

SPDとは何を守る装置か。

雷から機器を保護する装置です。

まとめ

  • D種接地工事の接地抵抗値を1,000Ωとした肢は誤り。
  • D種接地工事は300V以下の低圧用電気機器具の外箱等。
  • UPSは停電時も連続して電力を供給する装置。
  • SPDは雷から機器を保護する装置。
  • 三相3線式は1回路の電線全部を同一の金属管内に収める。
  • CD管は直接コンクリートに埋め込む
  • 電線の接続はプルボックス等の内部で行う。
  • 「PF管相互の接続は直接接続」とした肢は誤り。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.11】(令和5年度・令和7年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和5年度が(4)、令和7年度が(2)です。電圧・抵抗値の数値は、同PDFの当該ページを画像にして目視で確認しました。
  • ※ D種接地工事の接地抵抗値の正しい数値については、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
  • ※ PF管相互の正しい接続方法についても、正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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