管工事施工管理技士 独学ガイド

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酸性雨のpHはいくつ以下か?地球環境の用語の読み分け

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地球環境の問題は範囲が広くて手が回りません。

出た数字だけでも押さえたいです。

この記事の要点

酸性雨はpH値が5.6以下の酸性となった雨等と出題されました。

SDGsは国連サミットで採択された国際目標で、17のゴールから成ります。

ZEBは年間一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した建築物です。

1級の問題Aでは【No.1】が地球環境の枠になる年があります。

令和4年度と令和2年度の肢を並べます。

地球環境の用語の出題を正しい肢と誤りの肢で並べた図。1級管工事施工管理技術検定 問題A No.1(令和4年度 第一次検定・令和2年度 学科試験)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、酸性雨が硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込んでpH値が5.6以下の酸性となった雨等であること、SDGsが国連サミットで採択された国際目標で17のゴールから構成されること、代替フロンHFCがオゾン層は破壊しないが地球温暖化係数GWPは二酸化炭素より大きいこと、ZEBが室内環境の質を維持しつつ年間一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物であること。誤りとして出た記述は、令和4年度の、我が国の温室効果ガスの総排出量は2013年頃より減少に転じており二酸化炭素とハイドロフルオロカーボン類ともに減少しているというもので公表正答は1、令和2年度の、事務所用途の二酸化炭素排出量をライフサイクルでみると設計・建設段階が全体の過半を占めているというもので公表正答は1。どちらも正しい形は同じ問題文に書かれていない。下はフロン法も正しい肢として出ていることで、オゾン層を保護するためフロン類の製造から廃棄までに携わる全ての主体に法令の順守を求めるフロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律が平成27年に施行されている。
左が正しい肢、右が誤りの肢。下がフロン法の肢。

酸性雨のpHはいくつ以下か

5.6以下です。

令和4年度 1級 第一次検定 問題A【No.1】(3)(正しい肢)

酸性雨は、大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込んで、一般的に、pH値が5.6以下の酸性となった雨等のことで、湖沼や森林の生態系に悪影響を与える。

原因の物質が2つ挙がっています。硫黄酸化物や窒素酸化物です。

令和2年度は影響の先が1つ多くなっています。湖沼や森林のほか、建築構造物にも被害を与えると書かれていました。

SDGsはいくつのゴールか

17です。

令和4年度 問題A【No.1】(2)(正しい肢)

SDGsとは、国連サミットで採択された持続可能でより良い世界を目指すための国際目標であり、17のゴールから構成されている。

採択の場も書かれています。国連サミットです。

数はゴールの数として示されています。17のゴールから構成されるという書き方です。

代替フロンとZEBはどう出たのか

どちらも正しい肢でした。

令和2年度 1級 学科試験 問題A【No.1】(2)(4)(いずれも正しい肢)

代替フロンであるHFCは、オゾン層を破壊しないが、地球の温暖化に影響を与える程度を示す地球温暖化係数(GWP)は二酸化炭素より大きい。

ZEBとは、大幅な省エネルギー化の実現と再生可能エネルギーの導入により、室内環境の質を維持しつつ年間一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物のことである。

HFCは2つの性質が対で書かれています。オゾン層は破壊しないが、GWPは二酸化炭素より大きいです。

ZEBには条件が付いています。室内環境の質を維持しつつという言葉が入っています。

用語 正しい肢として出た内容
酸性雨 pH値が5.6以下の酸性となった雨等
SDGs 国連サミットで採択、17のゴール
代替フロンHFC オゾン層は破壊しないがGWPは二酸化炭素より大きい
ZEB 年間一次エネルギー消費量の収支をゼロ

まちがえやすいポイント

この枠は数字と用語が混ざって出ます。

酸性雨は5.6、SDGsは17という数字が肢に入っています。用語の意味だけを覚えても、数字が入れ替えられると判断できません。

誤りの肢は2年とも肢(1)でした。どちらも二酸化炭素の量の話です。

誤りとして出たのはどの記述か

2年とも(1)です。

令和4年度 問題A【No.1】(1)(誤りの肢)

我が国の温室効果ガスの総排出量は、2013年頃より減少に転じており、主な温室効果ガスのうち二酸化炭素、ハイドロフルオロカーボン類ともに減少している。

令和2年度 問題A【No.1】(1)(誤りの肢)

事務所用途の建築物の二酸化炭素排出量をライフサイクルでみると、一般的に、設計・建設段階、運用段階、改修段階、廃棄段階のうち、設計・建設段階が全体の過半を占めている。

公表正答はどちらの年も(1)です。この2つの記述が誤りと確定します。

フロン法はどう出たのか

正しい肢でした。

令和4年度 問題A【No.1】(4)(正しい肢)

オゾン層を保護するため、フロン類の製造から廃棄までに携わる全ての主体に法令の順守を求める「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」が平成27年に施行されている。

対象の範囲が書かれています。製造から廃棄までに携わる全ての主体です。

この法律の条文は別に扱っています。第一種特定製品とフロン類で第2条や第37条を引いています。

冷媒とオゾン層の関係は冷凍サイクルと冷媒の読み分け、ばい煙や窒素酸化物はばい煙と窒素酸化物で扱っています。

理解度チェック

Q.

酸性雨はpH値がいくつ以下の雨とされたか。

5.6以下です。硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込んだものとされています。

Q.

SDGsはいくつのゴールから構成されるか。

17です。国連サミットで採択された国際目標とされています。

Q.

代替フロンHFCのGWPは二酸化炭素と比べてどうか。

大きいです。オゾン層は破壊しないとされています。

Q.

ZEBがゼロにすることを目指すものは。

年間一次エネルギー消費量の収支です。

Q.

「ライフサイクルでみると設計・建設段階が過半を占める」は正しいか。

誤りです。令和2年度の公表正答はこの肢でした。

まとめ

  • 酸性雨はpH値5.6以下の酸性となった雨等。
  • 原因は硫黄酸化物や窒素酸化物
  • SDGsは国連サミットで採択され17のゴール
  • HFCはオゾン層を破壊しないがGWPは二酸化炭素より大きい
  • ZEBは年間一次エネルギー消費量の収支をゼロにする建築物。
  • フロン法は平成27年に施行と出題された。
  • 誤りの肢は2年とも(1)で、二酸化炭素の量の話だった。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 機械工学2級 機械工学を見てください。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 問題A【No.1】(令和4年度 第一次検定・令和2年度 学科試験)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答はどちらの年度も(1)です。
  • ※ 温室効果ガスの排出量の推移と、ライフサイクルでの二酸化炭素排出量の内訳について、正しい形は同じ問題文の中に示されていません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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