管工事施工管理技士 独学ガイド

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低圧電路の抵抗は電圧が高いほど低くてよいのか?電気設備工事の読み分け

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電気の肢は用語が多くて手が止まります。

どこが論点なのか知りたいです。

この記事の要点

令和3年度の公表正答は(4)で、使用電圧が高いほど低い値とすると書いた肢が誤りです。

使用電圧100V回路の金属製ボックスにはD種接地工事を施すと出題されました。

屋外機器への分岐回路には漏電遮断器を使用すると出題されています。

1級の問題Aでは【No.11】が電気設備の枠になる年があります。

令和3年度の4肢を並べます。

電気設備工事の出題を並べた図。左は令和3年度の1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.11の4肢で、肢1は使用電圧100V回路の金属製ボックスにD種接地工事を施すとする正しい肢、肢2は使用電圧100Vの屋外機器への分岐回路に漏電遮断器を使用するとする正しい肢、肢3は高低差のあるケーブルラックに敷設するケーブルを子げたに固定するとする正しい肢、肢4は低圧電路の電線相互間の熱絶縁抵抗を使用電圧が高いほど低い値とするという誤りの肢で公表正答は4。右は正しい肢が書いていることの整理で、金属製ボックスの接地は使用電圧100V回路にD種接地工事、屋外機器の分岐回路は使用電圧100Vでも漏電遮断器、ケーブルラックへの敷設は高低差がある場合に子げたに固定すること。下は4肢の作り方で、正しい肢3つは何を使うか・どこに固定するかで施工の指定を述べており、誤りとされたのは使用電圧と抵抗値の向きを書いた肢だけであること。
左が令和3年度の4肢、右が正しい肢の整理。下が4肢の作り方。

抵抗値は使用電圧とどう関係すると出題されたのか

使用電圧が高いほど低い値と書いた肢が、誤りとして出題されました。

令和3年度 1級 第一次検定 問題A【No.11】(4)(誤りの肢)

低圧電路の電線相互間の熱絶縁抵抗は、使用電圧が高いほど低い値とする。

令和3年度の公表正答は(4)です。使用電圧が高いほど低い値と書いた肢が誤りと確定します。

対象は低圧電路です。電線相互間という測る場所も肢に入っています。

金属製ボックスにはどの接地工事を施すのか

D種接地工事です。

令和3年度 問題A【No.11】(1)(正しい肢)

使用電圧100V回路の金属製ボックスには、D種接地工事を施す。

接地工事の種別が指定されています。D種接地工事です。

条件も付いています。使用電圧100V回路の金属製ボックスが対象です。

接地工事の種別と電圧の区分は電気設備の読み分けで扱っています。

屋外機器の分岐回路には何を使うのか

漏電遮断器です。

令和3年度 問題A【No.11】(2)(正しい肢)

使用電圧100Vの屋外機器への分岐回路には、漏電遮断器を使用する。

100Vでも使うと書かれています。使用電圧100Vの屋外機器が対象です。

肢1と肢2で同じ電圧が出てきます。どちらも使用電圧100Vで、求めるものが違います。

肢が扱うもの 出題での記述 扱い
金属製ボックス D種接地工事を施す 正しい肢
屋外機器の分岐回路 漏電遮断器を使用する 正しい肢
ケーブルラック 高低差があれば子げたに固定 正しい肢
低圧電路の抵抗 使用電圧が高いほど低い値 誤り(公表正答)

まちがえやすいポイント

正しい肢3つは、何を使うか・どこに固定するかを述べる形です。

接地工事の種別、遮断器の種類、固定先が並んでいます。誤りとされた肢だけが、使用電圧が変わったときに抵抗値がどう動くかを書いています。

肢の型が手掛かりになります。向きを書いた肢が論点です。

ケーブルはどこに固定するのか

ケーブルラックの子げたです。

令和3年度 問題A【No.11】(3)(正しい肢)

高低差のあるケーブルラックに敷設するケーブルは、ケーブルラックの子げたに固定する。

条件は高低差です。高低差のあるケーブルラックに敷設する場合です。

固定先が名指しされています。ケーブルラックの子げたです。

低圧屋内配線の工事方法は低圧屋内配線工事、三相誘導電動機の配線は三相誘導電動機の読み分けで扱っています。

理解度チェック

Q.

「低圧電路の電線相互間の抵抗は、使用電圧が高いほど低い値とする」は正しいか。

誤りです。令和3年度の公表正答はこの肢でした。

Q.

使用電圧100V回路の金属製ボックスには、どの接地工事を施すと出題されたか。

D種接地工事です。

Q.

使用電圧100Vの屋外機器への分岐回路には、何を使用すると出題されたか。

漏電遮断器です。

Q.

高低差のあるケーブルラックでは、ケーブルをどこに固定すると出題されたか。

ケーブルラックの子げたです。

Q.

使用電圧100Vが出てくる肢は何個あったか。

2個です。金属製ボックスの接地と、屋外機器の分岐回路です。

まとめ

  • 抵抗値を使用電圧が高いほど低い値と書いた肢が誤り。
  • 令和3年度の公表正答は(4)
  • 使用電圧100V回路の金属製ボックスはD種接地工事
  • 使用電圧100Vの屋外機器の分岐回路には漏電遮断器
  • 高低差のあるケーブルラックでは子げたに固定する。
  • 正しい肢3つは施工の指定を述べる形。
  • 誤りの肢だけが量の向きを書いている。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答、及び現行の法令を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 機械工学2級 機械工学を見てください。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.11】(令和3年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(4)です。
  • ※ 低圧電路の抵抗値と使用電圧の正しい関係を示す記述は、同じ問題文にありません。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)にも該当する規定はありません。誤りとされた事実だけを記載しています。
  • ※ 接地工事の種別や絶縁抵抗の値を定める電気設備に関する技術基準は、本記事では参照していません。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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