令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.31】は、排水設備に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。オフセットの角度が60度と書かれています。
過去問の正しい肢は、45度です。平成30年度の1級 問題A No.33は、排水立て管に対して45度以下のオフセットの管径は垂直な排水立て管とみなして決定してよい、という記述を正しい側に置いています。
ほかの3つは、令和元年度と令和2年度にほぼ同じ文が並んでいます。最下階の排水横枝管、排水口空間150mm、トラップますの封水深は、いずれも正しい肢として出ています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 最下階の排水横枝管です。令和元年度がほぼ同じ文で正しい肢に置いています |
| 2 | ○(適当) | 排水口空間150mmです。令和2年度が同じ文で正しい肢に置いています |
| 3 | ○(適当) | 封水深50〜100mmです。令和元年度が同じ文で正しい肢に置いています |
| 4 | ×(適当でない) | 平成30年度は45度以下とする記述を正しい肢に置いています |
オフセットを垂直な立て管とみなせる角度は、過去問の正しい肢に書かれています。
平成30年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.33】の正しい肢(選択肢1)
「排水立て管に対して45°以下のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなして決定してよい。」
同年度の公表正答は選択肢4で、この記述は正しい側に置かれています。
45度以下です。令和7年度は60度以下と書いているので、みなせる範囲を広げすぎています。
45度が境目であることは、別の年度が反対側から書いています。
令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.31】の正しい肢(選択肢4)
「排水立て管に45度を超えるオフセットを設ける場合、オフセットの上部及び下部600mm以内には排水横枝管を接続しない。」
同年度の公表正答は選択肢1で、この記述は正しい側に置かれています。
45度を超えると、上下600mm以内に横枝管を接続できなくなります。45度以下なら垂直な立て管と同じ扱い、45度を超えると別の扱いです。境目が45度であることは、この2つの年度が表と裏から示しています。
60度をどう扱うかも、過去問に出ています。
平成28年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.32】の正しい肢(選択肢3)
「排水立て管の垂直に対して60度のオフセット部の管径は、排水横主管として決定した。」
同年度の公表正答は選択肢1で、この記述は正しい側に置かれています。
60度は排水横主管として決めます。垂直な排水立て管とはみなしません。令和7年度の選択肢4は、その60度までみなしてよいと書いています。
残りの3つは、令和元年度と令和2年度にほぼ同じ文が入っています。
令和元年度 同 問題A【No.31】の正しい肢(選択肢3)/同 問題A【No.32】の正しい肢(選択肢2)
「建物の階層が多い場合の最下階の排水横枝管は、排水立て管に接続せず、単独で排水桝に接続する。」(No.31)
「トラップ桝は、50〜100mmの封水深を確保できるものとする。」(No.32)
No.31の公表正答は選択肢1、No.32は選択肢4で、どちらもこの記述は正しい側に置かれています。
令和7年度の選択肢1と選択肢3は、この2つとほぼ同じです。排水口空間については、令和2年度が同じ数値で出しています。
令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.31】の正しい肢(選択肢2)
「管径65mm以上の間接排水管の末端と、間接排水口のあふれ縁との排水口空間は、最小150mmとする。」
同年度の公表正答は選択肢3で、この記述は正しい側に置かれています。
排水口空間は100mmとした記述が2回誤りにされています。平成30年度は管径65mmの場合を最小100mmとし、令和元年度は飲料用貯水タンクに設ける管径50mmの間接排水管を最小100mmとして、どちらも適当でないものとして出されています。
過去問で確かめられる数値をまとめると、次のようになります。
| 何について | 数値 | 出どころ |
|---|---|---|
| 垂直な立て管とみなせるオフセット | 45度以下 | 平成30年度の正しい肢 |
| 45度を超えるオフセットの前後 | 上部・下部600mm以内は横枝管を接続しない | 令和元年度の正しい肢 |
| 管径65mm以上の間接排水管の排水口空間 | 最小150mm | 令和2年度の正しい肢 |
| トラップますの封水深 | 50〜100mm | 令和元年度の正しい肢 |
排水口空間は間接排水とは?直接連結してはいけない4つの管と排水口空間で扱っています。
垂直な排水立て管とみなして管径を決定してよいオフセットは、何度以下か。
45度以下です。平成30年度の1級 問題A No.33の選択肢1が、正しい肢としてこの内容を出しています。令和7年度は60度以下と書いたため、誤りとされています。
管径65mm以上の間接排水管の排水口空間は、最小何mmか。
最小150mmです。令和2年度の1級 問題A No.31の選択肢2が、正しい肢としてこの内容を出しています。平成30年度と令和元年度は、これを100mmとした記述をそれぞれ適当でないものとして出しています。
階層が多い建物の最下階の排水横枝管は、どこへ接続するか。
排水立て管には接続せず、単独で排水ますへ接続します。令和元年度の1級 問題A No.31の選択肢3が、ほぼ同じ文を正しい肢として出しています。同年度の公表正答は選択肢1です。
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排水管の接続や排水口空間は、器具の種類や建物の条件によって扱いが変わります。実際の設計では条件ごとの検討が必要です。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月