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令和7年度 1級 衛生設備 問題A No.30 を解説(真空式温水発生機は有資格者が不要)

令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.30】は、給湯設備に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。真空式温水発生機の運転に有資格者が要ると書かれています。

過去問の正しい肢は、要らない側で書かれています。令和元年度の1級 問題A No.30は、中央式給湯設備の熱源に使用する真空式温水発生機の運転には有資格者を必要としない、という記述を正しい側に置いています。

選択肢2は、平成30年度がほぼ同じ文を使っています。循環ポンプの循環量を、循環配管路の熱損失と許容温度降下により決定するという記述です。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(適当でない) 令和元年度は必要としないとする記述を正しい肢に置いています
2 ○(適当) 循環ポンプの循環量です。平成30年度がほぼ同じ文で正しい肢に置いています
3 ○(適当) シングルレバー式混合水栓です。この年度の正答肢により適当とされています
4 ○(適当) 貯湯タンクの保温です。同じくこの年度の正答肢によります

選択肢1のポイント(ここが誤り)

真空式温水発生機の運転に資格が要るかどうかは、過去問の正しい肢に書かれています。

令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.30】の正しい肢(選択肢1)

「中央式給湯設備の熱源に使用する真空式温水発生機の運転には、有資格者を必要としない。」
同年度の公表正答は選択肢2で、この記述は正しい側に置かれています。

必要としません。令和7年度はボイラー技士等の有資格者が必要と書いているので、向きが逆です。

なぜ要らないかは、令和4年度が法令の名前を出して書いています。

令和4年度 同 問題A【No.30】の公表正答(選択肢4)

「真空式温水発生機及び無圧式温水発生機は、『労働安全衛生法』によるボイラーに該当することから、取扱いにボイラー技士を必要とする。」
この記述が、適当でないものとして出されています。

ボイラーに該当しません。令和4年度は該当すると書いた記述を誤りにしているので、該当しないという扱いです。令和7年度の選択肢1も、同じところで有資格者が必要と書いています。

同じ真空式温水発生機について、別の年度が性質のほうを出しています。

令和5年度 同 問題A【No.30】の正しい肢(選択肢2)

「真空式温水発生機と無圧式温水発生機は、熱交換方式の違いはあるが、特徴が類似しており、水温が100℃を超えることはない。」
同年度の公表正答は選択肢1で、この記述は正しい側に置かれています。

水温が100℃を超えないという扱いです。ボイラー技士が要るかどうかはほかの機器でも問われています。令和2年度は、小型貫流ボイラーについて伝熱面積が30平方メートル以下の場合は取扱いにボイラー技士を必要としない、という記述を正しい肢に置いています。

選択肢2の循環量については、平成30年度がほぼ同じ文を出しています。

平成30年度 同 問題A【No.30】の正しい肢(選択肢2)

「中央式給湯設備の循環ポンプの循環量は、循環配管路の熱損失と許容温度降下により決定する。」
同年度の公表正答は選択肢4で、この記述は正しい側に置かれています。

熱損失と許容温度降下です。令和7年度の選択肢2は、循環管路という言い方に変わっているだけで中身は同じです。同じ平成30年度で誤りとされたのは、循環ポンプをどこに付けるかでした。

同 問題A【No.30】の公表正答(選択肢4)

「中央式給湯設備の循環ポンプは、強制循環させるため、貯湯タンクの出口側に設置する。」
この記述が、適当でないものとして出されています。

循環ポンプについては、循環量を決める考え方と設置する位置が別々に問われています。令和7年度は循環量のほうだけを出しており、位置は聞かれていません。

貯湯タンクの湯温は貯湯タンクの湯温は何℃以上か?中央式給湯設備の読み分けで扱っています。

覚え方

  • 真空式温水発生機の運転に、有資格者は必要としません。必要とした記述は誤りです
  • 真空式温水発生機と無圧式温水発生機は、労働安全衛生法によるボイラーに該当しません。水温も100℃を超えません
  • 循環ポンプの循環量は熱損失と許容温度降下で決めます
  • 循環ポンプを貯湯タンクの出口側に設置とした記述は、平成30年度で誤りとされています
  • 循環ポンプは循環量の決め方と設置する位置が別々に問われます

理解度チェック

Q.

中央式給湯設備の熱源に使う真空式温水発生機の運転に、有資格者は必要か。

必要としません。令和元年度の1級 問題A No.30の選択肢1が、正しい肢としてこの内容を出しています。令和4年度の同No.30は、真空式温水発生機及び無圧式温水発生機が労働安全衛生法によるボイラーに該当するとした記述を適当でないものとして出しており、公表正答は選択肢4です。令和7年度はボイラー技士等の有資格者が必要と書いたため、誤りとされています。

Q.

中央式給湯設備の循環ポンプの循環量は、何によって決めるか。

循環配管路の熱損失と許容温度降下によって決めます。平成30年度の1級 問題A No.30の選択肢2が、ほぼ同じ文を正しい肢として出しています。同年度の公表正答は選択肢4です。

Q.

中央式給湯設備の循環ポンプを、貯湯タンクの出口側に設置するとした記述はどう扱われているか。

適当でないものとして出されています。平成30年度の1級 問題A No.30の公表正答が、この選択肢4です。令和7年度は循環量のほうだけを出しており、設置する位置は聞かれていません。

> 衛生設備のほかの論点は衛生設備のカテゴリにまとめています

機器の運転に必要な資格は、機器の構造や設置の条件によって変わります。実際の運用では個別の確認が必要です。

関連する用語

この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問題A【No.30】=(1))。
  • 同センター「令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.30】および同年度の公表正答肢((2))。
  • 同センター「平成30年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.30】および同年度の公表正答肢((4))。
  • 同センター「令和5年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」問題A【No.30】および同年度の公表正答肢((1))。
  • 同センター「令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」問題A【No.30】および同年度の公表正答肢((4))。
  • 同センター「令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.30】および同年度の公表正答肢((3))。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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