管工事施工管理技士 独学ガイド

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排水横主管の水平曲がりはどこまで避けるのか?立て管底部からの距離

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排水横主管の曲がりに決まりがあると聞きました。

どこから何m以内なのか整理したいです。

この記事の要点

伸頂通気方式では、排水横主管の水平曲がりを排水立て管底部より3m以内に設けてはならないと出題されました。

ブランチ間隔は排水横枝管の垂直距離で、2.5mを超える場合を1ブランチ間隔といいます。

通気管の長さは実長とし、局部損失相当長を加算しないと示されています。

1級の問題Aでは【No.31】が排水・通気設備の枠になる年があります。

令和6年度と令和3年度の肢を並べます。

排水横主管の水平曲がりと立て管底部からの距離を示した図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.31(令和6年度・令和3年度)の記述と公表正答による。左は排水立て管が垂直に下り、底部で曲がって排水横主管につながる断面で、立て管底部から水平方向に3mの区間が示され、この区間に水平曲がりを設けてはならないと書かれている。右は正しい肢として出た記述で、排水横主管の水平曲がりは原則として排水立て管底部より3m以内に設けてはならないこと、ブランチ間隔は排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離で2.5mを超える場合を1ブランチ間隔ということ、通気管の長さは実長とし局部損失相当長を加算しないこと、ポンプからの排水管は器具排水負荷単位に換算して管径を決定すること。誤りとして出た記述は、令和6年度の、トラップの誘導サイホン作用の対策のうち管内圧力を緩和させるための方法としては一般的にループ通気方式より伸頂通気方式のほうが有効であるというもので、公表正答は2。
左が距離の関係、右が正しい肢。下が誤りの肢。

水平曲がりはどこに設けてはならないのか

立て管底部から3m以内です。

令和6年度 1級 第一次検定 問題A【No.31】(3)(正しい肢)

伸頂通気方式において、排水横主管の水平曲がりは、原則として排水立て管底部より3m以内に設けてはならない。

起点が指定されています。排水立て管底部から測ります。

方式も限定されています。伸頂通気方式においてと頭に付いています。

ブランチ間隔とは何か

垂直距離の間隔です。

令和6年度 問題A【No.31】(4)(正しい肢)

ブランチ間隔とは、排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離の間隔のことであり、2.5mを超える場合を1ブランチ間隔という。

数えるのは横枝管どうしの高さの差です。2.5mを超える場合に1と数えます。

2.5m以下なら1に数えません。「超える」と書かれているので、ちょうど2.5mは含みません。

通気管の長さはどう数えるのか

実長だけです。

令和6年度 問題A【No.31】(1)(正しい肢)

器具排水負荷単位法により通気管径を算定する場合、通気管の長さは実長とし、局部損失相当長を加算しない。

足さないものが名指しされています。局部損失相当長です。

算定の方法も限定されています。器具排水負荷単位法による場合の話です。

項目 正しい肢として出た内容
排水横主管の水平曲がり 排水立て管底部より3m以内に設けてはならない
ブランチ間隔 排水横枝管の垂直距離が2.5mを超えると1ブランチ間隔
通気管の長さ 実長とし局部損失相当長を加算しない
ポンプからの排水管 器具排水負荷単位に換算して管径を決定

まちがえやすいポイント

この枠には距離の数字が2つ出てきます。

水平曲がりが3m、ブランチ間隔が2.5mです。片方は「以内に設けてはならない」、もう片方は「超える場合を1と数える」という書き方の違いもあります。

誤りの肢は数字ではありませんでした。2つの通気方式のどちらが有効かという比較です。

ポンプからの排水管はどう決めるのか

器具排水負荷単位です。

令和3年度 1級 第一次検定 問題A【No.31】(2)(正しい肢)

排水管の管径決定において、ポンプからの排水管を排水横主管に接続する場合は、器具排水負荷単位に換算して管径を決定する。

接続先が指定されています。排水横主管に接続する場合です。

同じ年の誤りの肢は掃除口でした。管径100mmの排水管の掃除口の設置間隔は30m以内という記述で、公表正答は(1)です。

誤りとして出たのはどの記述か

通気方式の比較です。

令和6年度 問題A【No.31】(2)(誤りの肢)

トラップの誘導サイホン作用の対策のうち、管内圧力を緩和させるための方法としては、一般的に、ループ通気方式より伸頂通気方式のほうが有効である。

公表正答は(2)です。この記述が誤りと確定します。

誘導サイホン作用そのものは排水トラップと封水深、通気の取り方は通気管の取出しと連結で扱っています。

理解度チェック

Q.

排水横主管の水平曲がりは、どこから何m以内に設けてはならないか。

排水立て管底部より3m以内です。伸頂通気方式における原則として出題されました。

Q.

ブランチ間隔は何mを超えると1と数えるか。

2.5mです。排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離で測ります。

Q.

器具排水負荷単位法で通気管径を出すとき、通気管の長さに加算しないものは。

局部損失相当長です。長さは実長とします。

Q.

ポンプからの排水管を排水横主管に接続する場合、管径は何で決めるか。

器具排水負荷単位に換算して決定します。

Q.

「ループ通気方式より伸頂通気方式のほうが有効」は正しいか。

誤りです。令和6年度の公表正答はこの肢でした。

まとめ

  • 水平曲がりは排水立て管底部より3m以内に設けてはならない。
  • この決まりは伸頂通気方式においての原則。
  • ブランチ間隔は排水横枝管の垂直距離
  • 2.5mを超える場合を1ブランチ間隔という。
  • 通気管の長さは実長とし局部損失相当長を加算しない
  • ポンプからの排水管は器具排水負荷単位に換算して管径を決める。
  • 令和6年度の誤りは(2)で、通気方式の有効性を比べた記述だった。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.31】(令和6年度・令和3年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(2)、令和3年度が(1)です。
  • ※ 令和6年度の(2)について、どちらの通気方式がより有効かを示す記述は同じ問題文の中にありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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