令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.19】は、変風量単一ダクト方式の自動制御について「制御する機器」と「検出要素」の組合せを選ぶ問題です。4つの組合せのうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。空気調和機のファンに、還気ダクト内の静圧が組まれています。
過去問は、このファンに別の検出要素を組んでいます。令和2年度の1級 問題A No.19は設問文も令和6年度とまったく同じで、空気調和機のファンとVAVユニットの風量の組合せを正しい側に置いています。
この令和2年度は、4つの組合せすべてが令和6年度とつながっています。誤りにされているのは、冷温水コイルの制御弁を入口空気の温度と組んだものです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 出口空気の温度です。令和2年度は入口とした組合せを誤りにしています |
| 2 | ×(適当でない) | 令和2年度はファンにVAVユニットの風量を組んで正しい肢にしています |
| 3 | ○(適当) | 加湿器と還気ダクト内の湿度です。この年度の正答肢によります |
| 4 | ○(適当) | VAVユニットと空調室内の温度です。令和2年度と完全に同じ組合せです |
この組合せは、2年前にそのまま公表正答になっています。
令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.19】の公表正答(選択肢3)
「空気調和機のファン ── 還気ダクト内の静圧」
この組合せが、適当でないものとして出されています。設問文は令和6年度とまったく同じ「変風量単一ダクト方式の自動制御において、『制御する機器』と『検出要素』の組合せのうち、適当でないものはどれか」です。
同じ組合せが使い回されています。令和4年度も令和6年度も、この組合せが公表正答です。
では何を組むのかというと、別の年度が正しい肢に置いています。
令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.19】の正しい肢(選択肢4)
「空気調和機のファン ── VAVユニットの風量」
同年度の公表正答は選択肢1で、この組合せは正しい側に置かれています。設問文は令和6年度と同じです。
令和2年度はファンの検出要素をVAVユニットの風量としています。ただしファンの検出要素として何が正しいかを網羅的に述べた記述は、本記事では確認していません。
令和4年度は、ほかの組合せも令和6年度とそろっています。
| 制御する機器 | 検出要素 | 令和4年度と令和6年度 |
|---|---|---|
| 加湿器 | 還気ダクト内の湿度 | どちらも正しい肢(同じ組合せ) |
| 冷温水コイルの制御弁 | 空気調和機出口空気の温度 | どちらも正しい肢(同じ組合せ) |
| 空気調和機のファン | 還気ダクト内の静圧 | どちらも公表正答(誤り) |
| 4つ目の機器 | (機器が違います) | 令和4年度は外気及び排気用電動ダンパー、令和6年度はVAVユニット |
4つのうち3つが、まったく同じ組合せで出ています。誤りとされている組合せも同じです。
冷温水コイルの制御弁については、入口と出口を入れ替えた年度もあります。
同 問題A【No.19】の公表正答(選択肢1)
「空気調和機の冷温水コイルの制御弁 ── 空気調和機入口空気の温度」
この組合せが、適当でないものとして出されています。
令和2年度は入口で誤り、令和4年度と令和6年度は出口で正しい肢です。VAVユニットと空調室内の温度の組合せも、令和2年度と令和6年度で同じです。
自動制御の検出要素は熱源の台数制御は何を検出するのか?自動制御の検出要素の読み分けで扱っています。
令和2年度は、空気調和機のファンにどの検出要素を組んでいるか。
VAVユニットの風量です。令和2年度の1級 問題A No.19の選択肢4が、この組合せを正しい肢として出しています。令和6年度は還気ダクト内の静圧を組んだため、誤りとされています。
空気調和機の冷温水コイルの制御弁は、入口と出口のどちらの空気温度を検出要素とするか。
出口です。令和2年度の1級 問題A No.19は、入口空気の温度と組んだものを適当でないものとして出しており、公表正答はこの選択肢1です。令和6年度は出口空気の温度と組んで正しい肢にしています。
VAVユニットの検出要素は何か。
空調室内の温度です。令和2年度の1級 問題A No.19の選択肢2と、令和6年度の同No.19の選択肢4が、まったく同じ組合せを正しい肢として出しています。
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自動制御の組み方は、システムの構成や機器の仕様によって変わります。実際の設計では条件ごとの検討が必要です。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月