令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.20】は、地域冷暖房に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。使用時間帯が同じような需要者を求める、と書かれています。
過去問は、この考え方をすでに誤りにしています。平成27年度の1級 問題A No.20は、使用時間帯の同じ需要者が多く熱負荷の負荷傾向が重なる方が効率が良くなる、という記述を適当でないものとして出しています。
ほかの2つは、3つの年度で向きが確かめられます。床面積の利用率と、未利用排熱の利用です。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 地域冷暖房が何かの説明です。この年度の正答肢によります |
| 2 | ×(適当でない) | 平成27年度が同じ考え方を適当でないものとして出しています |
| 3 | ○(適当) | 床面積の利用率です。3つの年度で向きが同じです |
| 4 | ○(適当) | 未利用排熱です。令和元年度が正しい肢、令和3年度が逆向きを誤りにしています |
使用時間帯をそろえるかどうかは、過去問がはっきり誤りにしています。
平成27年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.20】の公表正答(選択肢3)
「地域冷暖房は、使用時間帯の同じ需要者が多く、熱負荷の負荷傾向が重なる方が熱源設備の年間平均負荷率が高くなり、効率が良くなる。」
この記述が、適当でないものとして出されています。設問は「地域冷暖房に関する記述のうち、適当でないものはどれか」で、令和6年度と同じです。
重なる方がよい、とはなりません。令和6年度は「使用時間帯が同じような需要者を広く求める必要がある」と書いており、同じ考え方です。
選択肢3の床面積の利用率は、3つの年度で向きが確かめられます。
| 年度 | 床面積の利用率の書き方 | 扱い |
|---|---|---|
| 平成27年度 | 良くなることがある | 正しい肢 |
| 令和元年度 | 低くなる | 公表正答(誤り) |
| 令和3年度 | 高くなる | 正しい肢 |
| 令和6年度 | よくなる | 正しい肢 |
建物ごとに熱源機器を置かなくてよいので、その分の床面積が空きます。低くなるとした年度だけが誤りです。
選択肢4の未利用排熱も、2つの年度で確かめられます。
令和元年度 同 問題A【No.20】の正しい肢(選択肢2)/令和3年度 同 問題A【No.20】の公表正答(選択肢4)
「地下鉄の排熱、ゴミ焼却熱等の未利用排熱を有効に利用することが可能である。」(令和元年度・正しい肢)
「地下鉄の排熱、ゴミ焼却熱等の未利用排熱は、地域冷暖房には利用することができない。」(令和3年度・この記述が適当でないものとして出されています)
同じ文を「できる」と「できない」で入れ替えています。令和6年度は工場排熱、ごみ焼却排熱、変電所排熱と例を変えていますが、有効に利用することが可能という向きは同じです。
コージェネレーションの考え方は燃料電池の発電効率はどう出されたのか?コージェネレーションの読み分けで扱っています。
地域冷暖房で、使用時間帯が同じ需要者を多く集めることはどう扱われているか。
適当でないものとして出されています。平成27年度の1級 問題A No.20は、使用時間帯の同じ需要者が多く熱負荷の負荷傾向が重なる方が効率が良くなるという記述を公表正答としており、それがこの選択肢3です。
地域冷暖房の熱需要者側の建物では、床面積の利用率はどうなるか。
よくなります。令和3年度の1級 問題A No.20の選択肢3と、平成27年度の同No.20の選択肢2が、どちらも正しい肢としてこの内容を出しています。令和元年度の同No.20は、低くなるとした記述を公表正答としています。
地下鉄の排熱やごみ焼却熱などの未利用排熱は、地域冷暖房に利用できるか。
有効に利用することが可能です。令和元年度の1級 問題A No.20の選択肢2が、正しい肢としてこの内容を出しています。令和3年度の同No.20は、利用することができないとした記述を公表正答としています。
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地域冷暖房が成り立つかどうかは、需要の規模や配管の距離によって変わります。実際の計画では条件ごとの検討が必要です。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月