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令和6年度 1級 機械工学 問題A No.14 を解説(水セメント比が小さいと耐久性は高い)

令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.14】は、鉄筋コンクリート造の建築物に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。水セメント比を小さくすると耐久性が低くなる、とされています。

過去問の正しい肢は、高くなると書いています。令和元年度の1級 問題A No.14は設問文も令和6年度と同じで、水セメント比を小さくするとコンクリートの耐久性は高くなる、という記述を正しい側に置いています。

選択肢3は、建築基準法施行令に書かれています。基礎については、捨コンクリートの部分を除いて6cm以上と定められています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 単位水量とひび割れです。令和元年度がほぼ同じ文で正しい肢に置いています
2 ×(適当でない) 令和元年度は高くなるとする記述を正しい肢に置いています
3 ○(適当) 基礎のかぶり厚さです。建築基準法施行令第79条のとおりです
4 ○(適当) ラーメン構造です。この年度の正答肢により適当とされています

選択肢2のポイント(ここが誤り)

水セメント比と耐久性の向きは、過去問の正しい肢に書かれています。

令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.14】の正しい肢(選択肢2・選択肢4)

「単位水量が多いほど、乾燥収縮によるひび割れが発生しやすい。」
「水セメント比を小さくすると、コンクリートの耐久性は高くなる。」
同年度の公表正答は選択肢1で、この2つはどちらも正しい側に置かれています。設問は「鉄筋コンクリート構造の建築物に関する記述のうち、適当でないものはどれか」です。

高くなります。令和6年度は低くなると書いているので、向きが逆です。選択肢1のほうは、令和元年度とほぼ同じ文がそのまま使われています。

選択肢3のかぶり厚さは、法令に数値が定められています。

建築基準法施行令 第七十九条第1項(鉄筋のかぶり厚さ)

「鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあつては二センチメートル以上、耐力壁、柱又ははりにあつては三センチメートル以上、直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上り部分にあつては四センチメートル以上、基礎(布基礎の立上り部分を除く。)にあつては捨コンクリートの部分を除いて六センチメートル以上としなければならない。」

基礎については、捨コンクリートの部分を除いて6cm以上です。令和6年度の選択肢3はこの「除いて」の部分をそのまま書いています。

部位 かぶり厚さ
耐力壁以外の壁又は床2cm以上
耐力壁、柱又ははり3cm以上
直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上り部分4cm以上
基礎(布基礎の立上り部分を除く。)捨コンクリートの部分を除いて6cm以上

この「除いて」は、過去問でも入れ替えて出されています。

令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.13】の公表正答(選択肢2)

「基礎の鉄筋のかぶり厚さは、捨てコンクリート部分を含めた厚さとする。」
この記述が、適当でないものとして出されています。

含めるのではなく、除きます。令和6年度の選択肢3は除いた側で書かれているので、正しい肢です。

かぶり厚さの数値は梁貫通孔の径は梁せいの何分の1か?鉄筋コンクリート造の読み分けで扱っています。

覚え方

  • 水セメント比を小さくするとコンクリートの耐久性は高くなります。低くなるとした記述は誤りです
  • 単位水量が多いほど、乾燥収縮によるひび割れが発生しやすくなります
  • 基礎のかぶり厚さは捨コンクリートの部分を除いて6cm以上です。含めるとした記述は誤りにされています
  • かぶり厚さは壁・床が2cm、耐力壁・柱・はりが3cm、直接土に接する部分が4cm以上です
  • 法令の条文は建築基準法施行令第79条第1項です

理解度チェック

Q.

水セメント比を小さくすると、コンクリートの耐久性はどうなるか。

高くなります。令和元年度の1級 問題A No.14の選択肢4が、正しい肢としてこの内容を出しています。令和6年度は低くなると書いたため、誤りとされています。

Q.

基礎の鉄筋のかぶり厚さは、捨コンクリートの部分をどう扱うか。

除いて6cm以上とします。建築基準法施行令第79条第1項が、基礎(布基礎の立上り部分を除く。)について捨コンクリートの部分を除いて六センチメートル以上としなければならない、と定めています。令和4年度の1級 問題A No.13は、含めた厚さとした記述を適当でないものとして出しています。

Q.

耐力壁、柱又ははりの鉄筋のかぶり厚さは、何cm以上か。

3cm以上です。建築基準法施行令第79条第1項に定められています。耐力壁以外の壁又は床は2cm以上、直接土に接する壁・柱・床・はり又は布基礎の立上り部分は4cm以上です。

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コンクリートの配合は、要求される強度や工事の条件によって決まります。実際の施工では設計図書の確認が必要です。

関連する用語

この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問題A【No.14】=(2))。
  • 同センター「令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.14】および同年度の公表正答肢((1))。
  • 建築基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)第七十九条第1項。
  • 同センター「令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」問題A【No.13】および同年度の公表正答肢((2))。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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