令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.15】は、省エネルギーに効果がある空調計画に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。蓄熱方式で熱源容量が大きくなる、とされています。
過去問は、ほぼ同じ文をすでに公表正答にしています。令和4年度の1級 問題A No.15は設問文も令和6年度と同じで、蓄熱方式による空調システムは熱源容量が非蓄熱方式より大きくなる、という記述を適当でないものとして出しています。
ほかの2つも、令和4年度にほぼ同じ文があります。変流量方式の流量制御と、熱源の台数制御の2つです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 変流量方式の流量制御です。令和4年度がほぼ同じ文で正しい肢に置いています |
| 2 | ○(適当) | 冷温水の大温度差です。この年度の正答肢により適当とされています |
| 3 | ×(適当でない) | 令和4年度がほぼ同じ文を公表正答として出しています |
| 4 | ○(適当) | 熱源の台数制御です。令和4年度がほぼ同じ文で正しい肢に置いています |
この記述は、2年前にほぼそのまま出ています。
令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.15】の公表正答(選択肢2)
「蓄熱方式による空調システムは、省エネルギーが図れるが、熱源容量は非蓄熱方式より大きくなる。」
この記述が、適当でないものとして出されています。設問文は令和6年度と同じ「省エネルギーに効果がある空調計画に関する記述のうち、適当でないものはどれか」です。
大きくなりません。令和6年度は前半が「電力負荷の平準化が図れるが」に変わっているだけで、後半は同じです。誤りとされているのは、熱源容量が大きくなるという後半のほうです。
ほかの2つも、令和4年度にほぼ同じ文があります。
同 問題A【No.15】の正しい肢(選択肢1・選択肢3)
「熱源の台数制御は、熱源を適切な容量、台数に分割することで、低負荷時に熱源機器の運転効率を良くする。」
「変流量方式における流量制御には、インバーターによるポンプの回転数制御とポンプの台数制御がある。」
同年度の公表正答は選択肢2で、この2つはどちらも正しい側に置かれています。
令和6年度の選択肢4と選択肢1が、この2つにあたります。言い回しが少し違うだけで、中身は同じです。
2つの年度の対応を並べると、次のようになります。
| 論点 | 令和4年度 | 令和6年度 |
|---|---|---|
| 蓄熱方式と熱源容量 | 選択肢2(誤り) | 選択肢3(誤り) |
| 変流量方式の流量制御 | 選択肢3(正しい肢) | 選択肢1(正しい肢) |
| 熱源の台数制御 | 選択肢1(正しい肢) | 選択肢4(正しい肢) |
| 4つ目の論点 | 全熱交換器(正しい肢) | 冷温水の大温度差(正しい肢) |
4つのうち3つが同じ論点で、順番だけが入れ替わっています。誤り肢も同じところに置かれています。
熱源容量がどうなるかは、別の設問でも正しい側から書かれています。
令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.21】の正しい肢(選択肢1)
「蓄熱を利用した空調方式では、ピークカットにより熱源機器の容量を低減することができる。」
同年度の公表正答は選択肢3で、この記述は正しい側に置かれています。設問は「蓄熱方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか」です。
低減できます。大きくなるのではありません。ピークカットによって、熱源機器を小さくできるという書き方です。
蓄熱方式の熱源容量は蓄熱方式の熱源容量はどうなるか?省エネルギーの読み分けで扱っています。
蓄熱方式による空調システムの熱源容量は、非蓄熱方式と比べてどう扱われているか。
大きくなるとした記述が、適当でないものとして出されています。令和4年度の1級 問題A No.15の公表正答がこの選択肢2で、令和6年度も同じ内容が公表正答になっています。
変流量方式における流量制御には、どんな方法があるか。
インバーターによるポンプの回転数制御と、ポンプの台数制御です。令和4年度の1級 問題A No.15の選択肢3が、正しい肢としてこの内容を出しています。
熱源の台数制御は、何をよくするか。
低負荷時の熱源機器の運転効率です。熱源を適切な容量、台数に分割することで得られます。令和4年度の1級 問題A No.15の選択肢1が、正しい肢としてこの内容を出しています。
> 空調・換気のほかの論点は空調・換気のカテゴリにまとめています
省エネルギーの効果は、建物の使い方や負荷の変動によって変わります。実際の計画では条件ごとの検討が必要です。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月