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タンクの決まりが多く、どこに数字が付くのか分かりません。
貯湯タンクの材質も、記号が似ていて混ざります。
この記事の要点
FRP製タンクはタンク内の照度率0.1%以下となる遮光性が要ります。
マンホールは直径600mm以上の円が内接する大きさで、施錠式とします。
貯湯タンクの本体はSUS444です。内面は#300以上の研磨材で研磨仕上げとされています。
タンクは遮光性と断熱性が数値で決められています。
飲料用タンクと貯湯タンクを並べます。
飲料水のタンクだけ別に書かれています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.4.1(1)(2)
(1) 飲料水を貯蔵する受水タンク及び高置タンクは、本項によるほか、建築基準法施行令第129条の2の3及び第129条の2の4並びに同令に基づく告示の定めによる。
(2) タンク本体は、地震力及び地震力によって生ずる液面揺動によって損傷を起こさない強度を有するものとする。なお、設計用水平震度は特記によるものとし、設計用鉛直震度は、特記がなければ設計用水平震度の1/2の値とする。
強度で見るのは2つです。地震力と、地震力によって生ずる液面揺動です。
震度にも決まりがあります。設計用鉛直震度は、特記がなければ設計用水平震度の1/2です。
建築基準法の側は建築物に設ける配管設備で扱っています。
光と熱の両方に数値が付きます。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.4.2.1(3)(4)
(3) タンクは、タンク内の照度率が0.1%以下となるような遮光性を有するものとする。試験方法は、JIS A 4110「ガラス繊維強化ポリエステル製一体式水槽」による。また、側板と底板は厚さ15mm以上の硬質独立気泡の合成樹脂発泡体相当以上の断熱性を有するものとする。
(4) 本タンクには、揚水管、給水管、排水管、オーバーフロー管、通気管等の接続口及び電極等の取付座を設ける。
遮光性は照度率0.1%以下という形で示されています。
断熱性は厚さで示されます。側板と底板は厚さ15mm以上の合成樹脂発泡体相当以上です。
マンホールに寸法が付きます。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.4.2.1(5)
(イ) ボールタップ用防波板又は電極棒用防波筒 一式
(ウ) マンホール(タンク本体と同一の材質で施錠式とし、屋外用は内ふたを設ける。また、大きさは直径600mm以上の円が内接することができるもの。) 一式
(エ) はしご(タンク内は合成樹脂製。タンク外は鋼製(中略)、ステンレス鋼製又はFRP製。) 一式
(オ) 通気口(合成樹脂製防虫網付き) 一式
大きさは直径600mm以上の円が内接することができるものです。還水タンクや排水槽と同じ言い回しになります。
はしごは内と外で材質が違います。タンク内は合成樹脂製で、タンク外は鋼製・ステンレス鋼製又はFRP製です。
据付け場所も出題されています。令和6年度2級(前期)No.17の肢(4)「受水タンク、高置タンク等は、水を汚染するほこり等がタンク内に入らないよう据付け場所を考慮する」が正しい肢として出ました。
タンクの中で3つに分かれます。
| 場所 | ボルト及びナット |
|---|---|
| 外部 | SUS304又は鋼製(溶融亜鉛めっきを施したもの) |
| 気相部 (溢水面下150mmまで) |
SUS304又は鋼製とし、合成ゴム、合成樹脂等の防護材で覆う |
| 液相部 | 気相部と同じ。ただしステンレス鋼製ボルトは覆わなくてよい |
材質が細かく指定されています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.4.3(1)/1.4.7(4)
1.4.3(1) 貯湯タンクは、ステンレス鋼板製とする。
(ア) 本体に使用するステンレス鋼板はSUS444とし、内面は♯300以上の研磨材で研磨仕上げを施したものとする。
(イ) 加熱コイルの材質は、JIS H 3300「銅及び銅合金の継目無管」によるC1020、C1201又はC1220とする。
(ウ) マンホールの材質は、ステンレス鋼板製(SUS304)とする。
1.4.7(4) 貯湯タンクの水圧試験値は、最高使用圧力の1.5倍の圧力に温度補正を行った圧力とする。
本体と部品で記号が違います。本体はSUS444、マンホールはSUS304です。
水圧試験の値も決まっています。最高使用圧力の1.5倍に温度補正を行った圧力です。
湯の温度は出題で示されています。令和6年度2級(後期)No.18の肢(4)「給湯温度は、貯湯タンク内での湯温が60℃以上を維持できるようにする」が正しい肢として出ました。
膨張タンクの決まりは膨張タンクと熱交換器で扱っています。
FRP製タンクの遮光性はどう示されるか。
タンク内の照度率が0.1%以下となるような遮光性です。
タンクのマンホールの大きさは。
直径600mm以上の円が内接することができるものです。施錠式とし、屋外用は内ふたを設けます。
設計用鉛直震度はどう決めるか。
特記がなければ設計用水平震度の1/2の値です。
パネルタンクの気相部はどこまでか。
溢水面下150mmまでです。
貯湯タンクの本体の材質は。
ステンレス鋼板のSUS444です。マンホールはSUS304になります。
実際に使うタンクの形式や容量は特記と設計図書によって変わります。個別の判断は監督員の指示にしたがってください。
級ごとに分けています。1級 衛生設備|2級 衛生設備を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
気相部の範囲が数値で決められています。
気相部とは、溢水面下150mmまでの部分です。水面より上だけではありません。
覆いの要否も場所で変わります。液相部のステンレス鋼製ボルトだけ、防護材で覆わなくてよいとされています。