管工事施工管理技士 独学ガイド

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FRP製タンクは紫外線に強いのか?飲料用給水タンクの材質の読み分け

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タンクの材質ごとの特徴が覚えきれません。

どこを変えて誤りにされるのか知りたいです。

この記事の要点

FRP製タンクを紫外線にも強いとした令和8年度の肢は誤りです。

オーバーフロー管にトラップを設けるとした令和5年度の肢も誤りでした。

FRP製パネルタンクのサンドイッチ構造は、2年度ともほぼ同じ文で正しい肢です。

2級の第一次検定では【No.24】が必須問題の枠になります。

2年度の肢を並べます。

飲料用給水タンクの材質の出題を並べた図。左は誤りとして出された肢で、令和5年度2級後期の第一次検定 No.24の肢4は給水タンクのオーバーフロー管に衛生上有害なものが入らないようにトラップを設けるとして公表正答4の誤り、令和8年度2級前期の同No.24の肢2はFRP製タンクが日光を遮断し紫外線にも強いとして公表正答2の誤り。その下に2年度ともほぼ同じ文の正しい肢として、FRP製パネルタンクにはFRPを表面材とし合成樹脂発泡体を心材としたサンドイッチ構造のものがあること。右は材質ごとの正しい肢で、ステンレス鋼板製パネルタンクはタンク上部の気相部に塩素が滞留しやすいため耐食性に優れたステンレスを使用すること、鋼製・鋼板製タンクの内面は令和5年度がエポキシ樹脂等の樹脂系塗料で令和8年度がエポキシ樹脂ライニング等であること、木製タンクは金属製タンクに比べ熱伝導率が小さいこと、材質はFRP・ステンレス・鋼・木の4つが出題の対象になっていること。下は誤りの作り方で、令和5年度は付ける部品を、令和8年度は材料の弱点を入れ替えており、材質の説明そのものはどの年度でも同じ文が繰り返し使われていること。
左が誤りの肢と共通する正しい肢、右が材質ごとの正しい肢。下が誤りの作り方。

FRP製タンクの弱点はどこか

紫外線に強いと書くと誤りです。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.24】(2)(誤りの肢)

FRP 製タンクは、日光を遮断し、紫外線にも強い。

令和8年度の公表正答は(2)です。紫外線にも強いと続けた部分が誤りと確定します。

前半だけなら通ってしまいます。日光を遮断しまで読んで止めると切れません。

2年度とも正しい肢は何か

サンドイッチ構造の説明です。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.24】(1)/令和8年度 同(前期)【No.24】(3)(いずれも正しい肢)

FRP 製パネルタンクには、FRP を表面材とし合成樹脂発泡体を心材としたサンドイッチ構造のものがある。

FRP 製パネルタンクには、FRP を表面材とし、合成樹脂発泡材を心材としたサンドイッチ構造のものがある。

表面と心材の役割が書かれています。FRPを表面材とし、合成樹脂発泡体を心材とします。

2年度で違うのは1文字だけです。発泡体発泡材で、どちらも正しい肢でした。

材質 出題での説明 扱い
FRP 日光を遮断し、紫外線にも強い 誤り
FRP(パネル) 表面材と心材のサンドイッチ構造 正しい肢
ステンレス 気相部に塩素が滞留しやすい 正しい肢
鋼・鋼板 内面にエポキシ樹脂系の処理 正しい肢
金属製に比べ熱伝導率が小さい 正しい肢

まちがえやすいポイント

材質の説明そのものは、年度をまたいで同じ文が繰り返し使われます。

動くのは末尾です。令和8年度はFRPの説明に紫外線を足し、令和5年度はオーバーフロー管に付ける部品を入れ替えました。

覚える対象は4つです。FRP・ステンレス・鋼・木が出題の材質です。

ステンレスと鋼はどう説明されているのか

置かれている問題が違います。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.24】(2)(3)(いずれも正しい肢)

ステンレス鋼鈑製パネルタンクは、タンク上部の気相部に塩素が滞留しやすいため耐食性に優れたステンレスを使用する。

鋼製タンク内面は、防食処理として一定の膜厚を形成したエポキシ樹脂等の樹脂系塗料を施す。

ステンレスは場所が指定されています。タンク上部の気相部に塩素が滞留します。

鋼は内面の処理です。エポキシ樹脂等の樹脂系塗料を一定の膜厚で施します。

オーバーフロー管には何を設けるのか

トラップと書いた肢が誤りです。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.24】(4)(誤りの肢)

給水タンクのオーバーフロー管には、衛生上有害なものが入らないように、トラップを設ける。

令和5年度の公表正答は(4)です。トラップを設けるという部分が誤りと確定します。

目的の書き方は残されています。衛生上有害なものが入らないようにという前半は同じです。

タンクの構造そのものは飲料用タンクと貯湯タンクで扱っています。

理解度チェック

Q.

「FRP製タンクは、日光を遮断し、紫外線にも強い」は正しいか。

誤りです。令和8年度2級(前期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

FRP製パネルタンクのサンドイッチ構造とは何か。

FRPを表面材とし、合成樹脂発泡体を心材とした構造です。2年度とも正しい肢です。

Q.

ステンレス鋼板製パネルタンクで塩素が滞留しやすいのはどこか。

タンク上部の気相部です。そのため耐食性に優れたステンレスを使用します。

Q.

「オーバーフロー管にトラップを設ける」は正しいか。

誤りです。令和5年度2級(後期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

木製タンクは金属製と比べてどうだと出題されたか。

熱伝導率が小さいとされています。令和8年度2級(前期)の正しい肢です。

まとめ

  • FRPを紫外線にも強いとした肢は誤り。
  • 令和8年度2級(前期)の公表正答は(2)。
  • サンドイッチ構造は2年度とも正しい肢
  • ステンレスは気相部の塩素が理由。
  • 鋼はエポキシ樹脂系で内面を処理する。
  • 木製は熱伝導率が小さい。
  • オーバーフロー管にトラップとした肢は誤り。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 衛生設備2級 衛生設備を見てください。

参考資料

  • 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)【No.24】(令和5年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(4)です。
  • 同 第一次検定(前期)【No.24】(令和8年度)。公表正答は(2)です。
  • ※ FRP製タンクの紫外線に対する正しい性質と、オーバーフロー管に設ける正しいものを示す記述は、いずれの問題文にもありません。誤りとして出題された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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