令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.12は、屋外変電所の雷害対策について、最も不適当なものを選ぶ問題です。避雷器の接地・メッシュ方式の接地・避雷器を設ける場所・架空地線の4点が並びます。
この問題は、避雷器の接地工事がどの種類かを問うものです。残る3つは対策の中身の話で、そこには誤りがありません。
引っかけの核心は、選択肢1の接地工事の種別です。A種をB種に差し替えただけで、文の形は過去問と同じです。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 誤り | 避雷器の接地はA種接地工事。B種ではない |
| 2 | 正しい | 変電所の接地はメッシュ方式が主 |
| 3 | 正しい | 避雷器は電路の引込口・引出口に設ける |
| 4 | 正しい | 屋外鉄構の上部に架空地線を設ける |
最も不適当なのは選択肢1です。
同じ問題が過去に2度出ており、A種が正しい肢として残った年と、別の種別で誤りにされた年の両方があります。
令和4年度(前期)2級 第一次検定 No.14 選択肢3(正しい肢/正答は選択肢1)
避雷器の接地は,A 種接地工事とする。
平成28年度 2級 学科試験 No.14 選択肢3(正答は選択肢3)
避雷器の接地は,C種接地工事とする。
令和4年度ではA種が正しい肢として残り、平成28年度ではC種が不適当と判定されました。この2つで、避雷器の接地はA種だと確定します。令和7年度はここをB種に差し替えた形です。
A種になる理由は、避雷器が受け止めるものを考えれば分かります。雷サージという高圧の異常電圧を大地へ逃がすのが役目なので、接地線には高圧が現れます。高圧・特別高圧の機器の外箱や避雷器のように、高い電圧がかかりうる箇所の接地がA種です。B種は変圧器の高圧側と低圧側が混触したときに低圧側を守るための接地で、置かれる場所が違います。
選択肢2のメッシュ方式は、接地線を網目状に地中へ埋めるやり方です。変電所は敷地が広く接地すべき機器も多いので、1点ずつ接地棒を打つのではなく、全体を網でつないで電位を均します。これで大地の電位差による危険を抑えられます。
選択肢4の架空地線は、鉄構の上部に張って雷を先に受け止める電線です。落雷を直接受けさせて大地へ流すことで、下にある電線や機器への直撃を防ぎます。
避雷器の接地工事の種類は何か。
A種接地工事です。雷サージという高圧の異常電圧を大地へ逃がすため、接地線に高い電圧が現れるからです。
変電所の接地にメッシュ方式が使われるのはなぜか。
敷地が広く接地する機器も多いためです。接地線を網目状に埋めて全体をつなぐことで、大地の電位差を小さくできます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月