令和6年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.54は、電気工事に使用する機材のうち電気用品に該当するものとして、電気用品安全法上、定められていないものを選ぶ問題です。
この問題は、電気用品には寸法の上限があることを分かっているかを問うものです。合成樹脂製の電線管は内径120mm以下のものが電気用品です。
内径200mmは、この範囲を超えています。
正解:選択肢3(内径200mmの波付硬質合成樹脂管)
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| 選択肢 | 機材 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 幅40mm高さ30mmの二種金属製線ぴ | 幅50mm以下。電気用品 |
| 2 | AC300V 15Aのタンブラースイッチ | 配線器具。電気用品 |
| 3 | 内径200mmのFEP | 内径120mmを超える。定められていない |
| 4 | 600V CVT 100mm2 | 断面積の範囲内。電気用品 |
定められていないのは選択肢3です。
引っかけの核心は、4つとも品目としては電気用品の名前が挙がっているものだというところです。寸法や定格を見なければ判定できません。
電気用品安全法の別表では、品目ごとに寸法や定格の範囲が決められています。範囲を外れると、同じ名前の品目でも電気用品になりません。
| 品目 | 電気用品となる範囲 |
|---|---|
| 合成樹脂製の電線管 | 内径120mm以下 |
| 金属製の電線管 | 内径120mm以下 |
| 線ぴ | 幅50mm以下 |
| ケーブル | 導体の断面積22mm2以下(特定電気用品)/100mm2以下で線心7本以下 |
| 配線器具 | 定格電圧100V以上300V以下、定格電流100A以下など |
選択肢1の線ぴは幅40mmで50mm以下なので入ります。選択肢2のタンブラースイッチは300V・15Aで、配線器具の範囲に収まります。
選択肢4のCVT 100mm2も、ケーブルとして定められた範囲の中です。
設問の冒頭にあるただし書きにも意味があります。
| 除かれるもの | 理由 |
|---|---|
| 防爆型のもの | 別の規格で規制されるため、電気用品から外れる |
| 油入型のもの | 同上 |
| 機械器具に組み込まれる特殊構造のもの | 単体で流通しないため |
これらは名前が同じでも電気用品になりません。設問はこの3つを除いたうえで問うています。
波付硬質合成樹脂管(FEP)は、地中電線路の管路によく使われる管です。波形になっているのでたわみやすく、曲がった経路にも通せます。
合成樹脂製の電線管が電気用品となる範囲は。
内径120mm以下です。これを超えるものは電気用品になりません。
線ぴが電気用品となる幅は。
幅50mm以下です。設問の幅40mmは範囲内なので電気用品にあたります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月