令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.54は、電気用品安全法上、電気用品に該当しないものを選ぶ問題です。
この問題は、電気用品の範囲を分かっているかを問うものです。分かれ目は配線器具か、ただの箱かです。
電線を接続したり分岐したりする器具は電気用品ですが、収める箱は入りません。
正解:選択肢4(合成樹脂製プルボックス)
> この論点をやさしく解説:電気用品とは?電気用品安全法が挙げる三号の中身を整理
> この論点をやさしく解説:特定電気用品とは?ケーブルの断面積とヒューズの形で見分ける
| 選択肢 | 品目 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ケーブル | 電線として電気用品。該当する |
| 2 | フロアダクト | 電線管類として電気用品。該当する |
| 3 | タイムスイッチ | 配線器具として電気用品。該当する |
| 4 | 合成樹脂製プルボックス | 電気用品ではない。該当しない |
該当しないのは選択肢4です。
電気用品安全法でいう電気用品は、政令で品目が一つずつ挙げられているものだけです。電気工事で使うものが全部入っているわけではありません。
電線管まわりで見ると、こうなります。
| 扱い | 品目 |
|---|---|
| 電気用品 | 電線管(金属製・合成樹脂製)、フロアダクト、線ぴ、金属製ボックス、電線管の付属品 |
| 電気用品でない | 合成樹脂製のボックス(プルボックス)、金属ダクト、バスダクト、ケーブルラック |
同じプルボックスでも、金属製は電気用品で、合成樹脂製は電気用品ではありません。材質で分かれるところが引っかけになっています。
プルボックスは、電線を引き入れるときの中継や、多くの電線管が集まる箇所で使う箱です。それ自体は電気を通す部品ではないので、合成樹脂製は対象から外れています。
選択肢3のタイムスイッチは配線器具に含まれます。開閉器の仲間なので、スイッチと同じ扱いです。
もう一段細かい話として、電気用品は特定電気用品とそれ以外に分かれます。特定電気用品は危険性が高いもので、ひし形のPSEマークが付きます。それ以外は丸のPSEマークです。ケーブルは太さや心線数によって特定電気用品になるものがあります。
プルボックスは電気用品か。
材質で分かれます。金属製のボックスは電気用品ですが、合成樹脂製のプルボックスは電気用品ではありません。
特定電気用品とそれ以外はどう見分けるか。
表示されるPSEマークの形です。特定電気用品はひし形、それ以外の電気用品は丸になります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月