令和6年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.27は、構内情報通信網(LAN)に関するイーサネットの規格において、UTPケーブルを使用するものとして不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、規格名の末尾が何を表すかを分かっているかを問うものです。末尾のTがより対線(UTPケーブル)を表します。
SXは光ファイバの規格です。
正解:選択肢3(1000BASE-SX)
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| 選択肢 | 規格 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 100BASE-TX | UTPの2対を使う。適当 |
| 2 | 1000BASE-T | UTPの4対すべてを使う。適当 |
| 3 | 1000BASE-SX | マルチモード光ファイバ。不適当 |
| 4 | 2.5GBASE-T | 既設のUTPを活かす規格。適当 |
不適当なのは選択肢3です。
引っかけの核心は、4つとも「BASE」が付いていて見た目が似ているところです。末尾の記号だけを見ます。
| 末尾 | 伝送媒体 | 意味 |
|---|---|---|
| T | より対線(UTP) | Twisted pair |
| SX | マルチモード光ファイバ | Short wavelength(短波長) |
| LX | シングルモード光ファイバ | Long wavelength(長波長) |
| CX | 同軸に近い平衡ケーブル | 短距離(25m程度)用 |
SXとLXは光。Tが付いていればUTPです。選択肢1のTXも末尾がTXですが、これは「T」の系統で、より対線を使います。
規格名の読み方は次のとおりです。
1000BASE-T
1000 → 伝送速度1000Mbps(1Gbps)
BASE → ベースバンド伝送(変調せずそのまま流す)
T → より対線
速度と媒体が名前に入っているので、数字で速さ、末尾で媒体が読み取れます。
UTPケーブルの規格には、使えるカテゴリの下限があります。
| 規格 | 必要なカテゴリ | 使う対数 |
|---|---|---|
| 100BASE-TX | カテゴリ5以上 | 2対(4心) |
| 1000BASE-T | カテゴリ5e以上 | 4対(8心)すべて |
| 2.5GBASE-T | カテゴリ5e以上 | 4対すべて |
| 10GBASE-T | カテゴリ6A以上 | 4対すべて |
選択肢4の2.5GBASE-Tは、既に敷いてあるカテゴリ5eの配線をそのまま使って速度を上げるために作られた規格です。10GBASE-Tはカテゴリ6Aが要るので、配線をやり直さなければなりません。その中間を埋めるものです。
UTPの最大長は、どの規格でも100mです。それを超えるときは、光ファイバに変えるか、途中に機器を入れます。
1000BASE-SXの伝送媒体は。
マルチモード光ファイバです。SXは短波長を意味し、UTPケーブルは使いません。
100BASE-TXと1000BASE-Tで使う対数の違いは。
100BASE-TXは2対、1000BASE-Tは4対すべてを使います。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月