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令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.27を解説、変換か中継か

令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.27は、構内情報通信網(LAN)に関する「UTPケーブルと光ファイバケーブル間での信号の変換を主たる機能とする装置」という記述に該当する機器を選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、記述の中の動詞を読み取れるかを問うものです。ここに書かれているのは「変換」です。

選択肢のうち3つは、データを中継したり振り分けたりする機器で、ケーブルの種類を変える働きはしません。

正解:選択肢4(メディアコンバータ)

> この論点をやさしく解説:LANの機器とは?ルータ・スイッチングハブ・メディアコンバータの違い

> この論点をやさしく解説:光ファイバとは?コアとクラッドの違いとシングルモード・マルチモードの使い分け

> この論点をやさしく解説:LANのUTPケーブルは何mまで引けるのか?90mと100mの使い分け

各選択肢の正誤

選択肢 機器 主な働き
1 ルータ IPアドレスを見て、別のネットワークへ中継する
2 スイッチングハブ MACアドレスを見て、宛先のポートだけへ送る
3 レイヤ3スイッチ スイッチングハブにIPでの中継の働きを足したもの
4 メディアコンバータ 電気信号と光信号を相互に変換する

該当するのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

UTPケーブルは電気信号を、光ファイバケーブルは光信号を通します。信号の形そのものが違うので、そのままではつなげません。

そこを橋渡しするのがメディアコンバータです。名前のとおり、伝送する媒体(メディア)を変換する装置で、電気信号を光信号に、光信号を電気信号に変えます。

使いどころ
建物の中はUTPケーブルで配線し、棟と棟の間だけ距離が長いので光ファイバにする。
その境目にメディアコンバータを置く。

選択肢1のルータ、選択肢2のスイッチングハブ、選択肢3のレイヤ3スイッチは、いずれもデータをどこへ送るかを決める機器です。ケーブルの種類を変える役目は持っていません。

この形の問題は、同じ選択肢のまま記述だけを差し替えて繰り返し出ています。

令和3年度 2級 第一次検定(後期)No.29(正答は選択肢4)

「UTPケーブルと光ファイバケーブル間での信号の変換を主たる機能とする装置」
1.ルータ 2.リピータハブ 3.スイッチングハブ 4.メディアコンバータ

令和4年度 2級 第一次検定(後期)No.29(正答は選択肢1)

「ネットワーク上を流れるデータを、IPアドレスによって他のネットワークに中継する装置」
1.ルータ 2.モデム 3.リピータハブ 4.メディアコンバータ

令和3年度は記述が令和7年度後期と一字一句同じで、答えもメディアコンバータです。令和4年度は記述が「IPアドレスによって中継する」に変わり、同じ選択肢が並んでいても答えはルータになります。

選択肢を覚えるのではなく、記述の動詞を読む。「変換」ならメディアコンバータ、「IPアドレスで中継」ならルータです。

覚え方

  • 「変換」ならメディアコンバータ。電気信号と光信号を行き来させる
  • 「IPアドレスで中継」ならルータ、「MACアドレスで振り分け」ならスイッチングハブ
  • 記述だけ差し替えて出るので、選択肢の並びで覚えない

理解度チェック

Q.

メディアコンバータは何をする装置か。

UTPケーブルの電気信号と光ファイバケーブルの光信号を相互に変換する装置です。

Q.

ルータとスイッチングハブは何を見て送り先を決めるか。

ルータはIPアドレス、スイッチングハブはMACアドレスを見ます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」No.29「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」No.29「同 正答肢」
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