令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.27は、日本産業規格(JIS)のインターホン用語について、誤っているものを選ぶ問題です。同時通話式・相互式・通話路数・複合式の4語が並びます。
この問題は、インターホンの通話網の組み方の呼び名を問うものです。親機どうしをつなぐか、親機と子機をつなぐか、その両方かで名前が変わります。
引っかけの核心は、選択肢2の相互式が「親機と子機の間」となっている点です。この説明が当てはまるのは親子式のほうです。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(誤っているもの)
| 選択肢 | 用語 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 同時通話式 | 正しい | 通話者間で同時に通話ができるもの。電話と同じ使い勝手 |
| 2 | 相互式 | 誤り | 相互式は親機と親機の間。親機と子機の間なら親子式 |
| 3 | 通話路数 | 正しい | 同一の通話網で同時に別々の通話ができる数 |
| 4 | 複合式 | 正しい | 親子式と相互式の組合せによって通話網が構成されているもの |
誤っているのは選択肢2です。
通話網の呼び名は3つあり、つながっている相手が何と何かで分かれます。
この並びは過去の出題で確かめられます。令和1年度後期No.30は同じ4語を問う問題で、正答は選択肢4でした。つまり残る3つは正しい肢で、そこには次の2文が並んでいます。
令和1年度(後期)2級 第一次検定 No.30 選択肢1・2(ともに正しい肢)
親子式とは、親機と子機の間に通話網が構成されているものをいう。
相互式とは、親機と親機の間に通話網が構成されているものをいう。
令和5年度前期No.29でも、「相互式とは、親機と子機の間に通話網が構成されているものをいう」が不適当な肢として出題され、正答は選択肢2でした。令和8年度前期の選択肢2は、この文がそのまま再登場したものです。
もう1つ気をつけたいのが通話路数と選局数です。通話路数は同時に成立する通話の本数、選局数は呼び出せる相手の数で、別の量です。令和1年度後期の正答となった選択肢4は、通話路数の説明に選局数の中身を入れたものでした。
相互式と親子式の違いは何か。
相互式は親機と親機の間に通話網が構成されているもの、親子式は親機と子機の間に通話網が構成されているものです。
通話路数と選局数はどう違うか。
通話路数は同一の通話網で同時に別々の通話ができる数、選局数は個々の親機・子機の呼出しが選択できる相手数です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月