地質調査技士 独学ノート

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令和元年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.56を解説、汚染のおそれが多い土地

令和元年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.56は、人為に由来する土壌汚染が存在するおそれが比較的多いと認められる土地に該当する施設に関する問題です。この問題では、該当する施設として最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

土壌汚染状況調査は、まず地歴調査(その土地が過去にどう使われたか)から始めます。特定有害物質を使ったり保管したり、汚染を含む排水が通ったりした場所は、汚染のおそれが多いと判断されます。

引っかけの核心は1点、特定有害物質を扱わない場所は該当しないという点です。従業員・作業車専用の通路は、おそれが多い施設にはあたりません。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(該当する施設として最も不適当)

各選択肢の正誤

選択肢施設(おそれが多い土地に該当するか)正誤
1従業員および作業車専用の通路×(誤り)
正答。該当しない
2特定有害物質をドラム缶で保管していた倉庫○(該当)
3特定有害物質を使用していた事務所内の作業室○(該当)
4特定有害物質を含む排水の地下配管がある緩衝緑地○(該当)

選択肢2・3・4は、特定有害物質を保管・使用したり、汚染を含む排水が通ったりした場所で、おそれが多い土地に該当します。選択肢1だけが該当しません。

選択肢1のポイント(ここが誤り)

汚染のおそれが多いと判断されるのは、特定有害物質を使った・保管した・排水が通った場所です。倉庫での保管(選択肢2)、作業室での使用(選択肢3)、汚染を含む排水の地下配管(選択肢4)は、いずれもおそれが多い土地に該当します。

選択肢1の従業員・作業車専用の通路は、特定有害物質を扱わない場所です。

だから、汚染のおそれが多い土地には該当しません。

人が通るだけの場所と、物質を扱った場所を区別するのがポイントです。

選択肢1は、該当する施設として最も不適当です。特定有害物質を扱わない通路は該当しないと押さえます。

覚え方

  • 汚染のおそれが多い=特定有害物質を使った・保管した・排水が通った場所
  • 特定有害物質を扱わない通路は該当しない
  • 調査はまず地歴調査(過去の土地の使われ方)から始める

理解度チェック

問題:従業員および作業車専用の通路は、汚染のおそれが比較的多いと認められる土地に該当する。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

通路は特定有害物質を扱わないので該当しません。おそれが多いのは、物質を使った・保管した・排水が通った場所です。

問題:特定有害物質をドラム缶で保管していた倉庫は、汚染のおそれが多い土地に該当する。

〇か×か。

答えを見る

答え:

特定有害物質を保管していた場所なので、汚染のおそれが多い土地に該当します。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和元年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
  • 環境省「土壌汚染状況調査に関するガイドライン」(地歴調査・汚染のおそれの区分)

※ おそれの区分は、最新の法令・ガイドラインで確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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