令和7年度 地質調査技士 現場調査部門 No.54を解説、土壌汚染調査時の安全対策
令和7年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.54は、土壌汚染調査時の安全対策に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
土壌汚染調査では、有害物質を含む土や地下水を扱います。だから、有害物質の知識をもち、保護具を着け、器具を除染して、汚染を体に取り込まないようにします。
引っかけの核心は1点、有害物質の知識は必要という点です。試料に触れないとしても知識は不要、とするのは誤りです。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 試料に触れないため、有害物質に関する知識は不要 | ×(誤り) 正答。知識は必要 |
| 2 | サンプラーは引き揚げ毎に洗浄して除染する | ○(汚染の持ち出し防止) |
| 3 | 地下水採取時は保護眼鏡を着用する | ○(目への飛散防止) |
| 4 | 有害物質を含む粉塵がある場所では防塵・防毒マスク | ○(吸い込み防止) |
選択肢2・3・4は、除染や保護具の着用という適切な安全対策です。選択肢1だけが、必要な知識を「不要」としています。
選択肢1のポイント(ここが誤り)
土壌汚染調査では、どんな有害物質があるか、どう体に入るか、どう防ぐかを知っておく必要があります。知識があってこそ、除染や保護具などの対策を正しく選べます。
選択肢1は「試料に触れないため知識は不要」としており、これが誤りです。
試料に直接触れなくても、粉塵を吸い込んだり、蒸発した気体を吸ったりする危険があります。
有害物質の知識は必要です。
「不要」「義務はない」といった打ち消しの言い方が引っかけの合図です。
選択肢1は、安全対策の記述として最も不適当です。有害物質の知識は必要と押さえます。
覚え方
- 土壌汚染調査の安全対策は、有害物質の知識+保護具(保護眼鏡・防塵防毒マスク)+器具の除染
- 「知識は不要」「義務はない」など打ち消しの言い方は引っかけ
- 試料に触れなくても、粉塵や気体で体に入る危険がある
理解度チェック
問題:土壌汚染調査では、試料に触れなければ有害物質に関する知識は不要である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
粉塵の吸い込みや気体の吸入などの危険があるため、有害物質の知識は必要です。知識があってこそ保護具や除染を正しく選べます。
問題:試料採取に使ったサンプラーは、引き揚げ毎に洗浄して除染する。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
汚染を次の場所へ持ち出さないため、引き揚げ毎に除染します。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和7年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
- 土壌汚染調査時の安全対策(有害物質の知識・保護具の着用・器具の除染)に関する一般知識
※ 安全対策の詳細は、最新の基準・テキストで確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月