地質調査技士 独学ノート

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技術者倫理は過去問でどう問われる?守秘義務と公正・中立の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

倫理の問題ってどれが引っかけなの?「顧客のため」って正しいの?

この記事の要点

  • 技術者倫理・倫理綱領は社会一般・管理の科目で、ほぼ毎年出る。
  • 問われ方は「守秘義務の範囲」と「公正・中立の立場」に集約できる。
  • 最頻の引っかけ=守秘義務に例外をつくること、「顧客に有利な判断」を正しいとすること。用語の意味は技術者倫理の用語ページへ。

地質調査技士に求められる技術者倫理・倫理綱領(全地連)は、守秘義務の範囲と、公正・中立の立場が問われるので、過去問での出方を見ていきます。用語の意味は技術者倫理とはで押さえられます。

過去問でどう問われるか?

技術者倫理は、平成28年度・平成30年度と各部門でほぼ毎年問われます。引っかけは大きく2パターンです。

  • 守秘義務に例外をつくる……「加工して使えば公表してよい」「退職後なら公表してよい」とする(業務完了後も退職後も、発注者の同意なく外部に公表してはいけない
  • 顧客有利を正しいとする……「顧客に有利な判断を行うように努める」とする(技術者は公正・中立に判断する。「顧客のため」でも判断を一方に歪めるのは倫理に反する)
守秘義務の継続を示す図。業務中も、業務完了後も、退職後も、発注者の同意なく外部に公表してはいけない。守秘義務はずっと続く。
守秘義務の継続(模式図)。業務中も、業務完了後も、退職後も、発注者の同意なく外部に公表してはいけない。守秘義務は時間がたっても続く。
年度・No.問われ方/引っかけ
H28 現場調査・現技管・土壌 No.5・15加工すれば/退職後なら公表してよいとした → 守秘義務は続く ←①守秘義務
H30 土壌 No.3顧客に有利な判断を行うように努めるとした → 公正・中立に判断 ←②公正中立

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。

つまり守秘義務は業務完了後も退職後も続く、技術者は顧客有利でなく公正・中立に判断するが核心です。

理解度チェック

問題:業務上知り得た情報は、退職した後であれば、発注者の同意なく外部に公表してよい。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

守秘義務は業務完了後も退職後も続きます。加工しても、退職後でも、発注者の同意なく公表してはいけません(H28の引っかけ)。

問題:倫理綱領では、顧客のニーズと調査の目的を理解し、顧客に有利な判断を行うように努める。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

技術者は公正・中立に判断します。「顧客に有利な判断」とするのは誤りです(H30土壌No.3)。

問われるのは、守秘義務の範囲と、公正・中立の立場の2点。ここを外さなければ、倫理の問題は取りこぼしません。

出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「倫理綱領」(1991年制定)。綱領の項目は全地連の公表内容で確認。
  • 全地連 地質調査技士検定試験(H28・H30 ほか 倫理・守秘義務関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 各設問の「問われ方」と引っかけを自分の言葉でまとめています。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

▼過去問解説▼

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