平成30年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.3を解説、倫理綱領(公正・中立)
平成30年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.3は、全国地質調査業協会連合会(全地連)の倫理綱領に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
倫理綱領は、地質調査の技術者がどう行動すべきかを示したものです。柱になるのは、公正で中立な立場を守ること、環境を守ること、自分の技術と行動に責任を持つこと、仕事で知った秘密を守ることです。
引っかけの核心は1点、技術者は公正・中立であるべきという点です。顧客に有利な判断をするよう努めるのは、公正・中立に反します。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 顧客に有利な判断を行うように努める | ×(誤り) 正答。公正・中立であるべき |
| 2 | 環境との調和を考え、その保全に努める | ○(環境の保全) |
| 3 | 自らの技術や行動に自己責任原則を徹底する | ○(自己責任) |
| 4 | 業務で知り得た秘匿事項を積極的に保護する | ○(守秘義務) |
選択肢2・3・4は、環境の保全・自己責任・守秘義務という倫理綱領の柱です。選択肢1だけが、公正・中立の立場に反しています。
選択肢1のポイント(ここが誤り)
倫理綱領は、技術者が透明で公正な行動をとることを求めています。調査の判断は、事実にもとづいて公正・中立に行うのが基本です。
選択肢1は「顧客に有利な判断を行うように努める」としており、これが誤りです。
顧客のニーズや調査の目的を理解することは大切ですが、判断を顧客に有利になるようゆがめるのは公正・中立に反します。
顧客の求めに合わせて結果を変えてはいけません。
選択肢1は、倫理綱領の記述として最も不適当です。判断は顧客有利でなく公正・中立と押さえます。
覚え方
- 倫理綱領の柱は、公正・中立/環境の保全/自己責任/守秘義務
- 「顧客に有利な判断」を混ぜたら引っかけ(公正・中立に反する)
- 守秘義務は業務完了後・退職後も続く
理解度チェック
問題:倫理綱領では、顧客に有利な判断を行うように努めるべきとされている。
〇か×か。
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答え:×
技術者は公正・中立であるべきです。顧客に有利になるよう判断をゆがめるのは倫理に反します。
問題:業務で知り得た秘匿事項を守ることは、倫理綱領の柱の一つである。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
守秘義務は倫理綱領の柱で、業務完了後や退職後も続きます。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成30年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
- 全国地質調査業協会連合会(全地連)「倫理綱領」(透明で公正な行動・秘匿事項の保護・自己責任原則)
※ 綱領の内容は、最新の全地連の公表資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月