平成30年度 地質調査技士 現場調査部門 No.14を解説、液状化しやすい地形
平成30年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.14は、液状化が発生する可能性が高い地形に関する問題です。この問題では、4つの地形のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
液状化は、ゆるく積もった砂の地盤が地下水で満たされ、そこに地震の揺れが加わると起こります。だから、そういう砂がたまる低い土地でよく起こります。
引っかけの核心は1点、丘陵地は液状化しにくいという点です。丘陵地は高くて地盤が締まっており、液状化しやすい地形にはあてはまりません。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な地形)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 地形 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 丘陵地 | ×(誤り) 正答。高く締まった地盤で液状化しにくい |
| 2 | 埋立地 | ○(ゆるい砂・液状化しやすい) |
| 3 | 自然堤防 | ○(砂質・液状化しやすい) |
| 4 | 三角州 | ○(低地・液状化しやすい) |
選択肢2・3・4は、ゆるい砂がたまる低い土地で、液状化しやすい地形です。選択肢1の丘陵地だけが、あてはまりません。
選択肢1のポイント(ここが誤り)
液状化しやすいのは、ゆるく積もった砂で地下水位が浅い低い土地です。埋立地・自然堤防・三角州のほか、旧河道・後背低地・干拓地などがあてはまります。
丘陵地は、まわりより高くて地盤が締まっているため、液状化しやすい地形にはあてはまりません。
台地や段丘も同じく液状化しにくい地形です。
選択肢1は、液状化しにくい丘陵地を「発生する可能性が高い地形」に混ぜています。
選択肢1は、液状化しやすい地形として最も不適当です。低地はしやすい、丘陵地・台地はしにくいと押さえます。
覚え方
- 液状化しやすい=旧河道・自然堤防・三角州・後背低地・埋立地・干拓地(ゆるい砂の低地)。しにくい=丘陵地・台地・段丘
- 高い土地(丘陵地・台地)を混ぜたら引っかけ
- ゆるい砂・地下水位が浅い・地震の揺れの3つがそろうと液状化しやすい
理解度チェック
問題:丘陵地は、液状化が発生する可能性が高い地形である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
丘陵地は高くて地盤が締まっており、液状化しにくい地形です。液状化しやすいのは埋立地・自然堤防・三角州などの低地です。
問題:埋立地や三角州は、液状化が発生する可能性が高い地形である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
ゆるい砂がたまり地下水位が浅い低地なので、液状化しやすい地形です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成30年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
- 液状化しやすい地形(ゆるい飽和砂の低地)と、しにくい地形(丘陵地・台地・段丘)に関する一般知識
※ 地形の区分は標準的な内容で、最新の基準・テキストで確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月