液状化現象とは?メカニズムと起こりやすい地盤(ゆるい砂・旧河道)
ちしつモグラ
液状化ってどんな地盤で起こるの?砂ならどこでも起こるの?
この記事の要点
- 液状化は、地震でゆるい飽和した砂の間隙水圧が上がり、地盤が液体のようになる現象。
- 条件は3つ=ゆるい砂質土・地下水位が高い(飽和)・地震動。
- 起こりやすいのは旧河道・埋立地・干拓地・砂州間の低地。台地や丘陵地は起こりにくい。
液状化現象とは、地震のときに、ゆるく堆積した飽和した砂質土で土粒子間の摩擦が失われ、地盤が砂の混じった液体のような状態になる現象です。砂と水が地表へ噴き出し(噴砂)、建物の沈下・傾斜や地割れを起こします。
なぜ起こるか(メカニズム)
ふだんは土粒子がかみ合って地盤を支えています。
地震動を受けると、ゆるい砂の間隙水圧が上がって土粒子どうしの接触が外れ、せん断強度を失って液体状になります。
これが液状化です。
起こりやすい地盤
液状化が起こりやすいのは、地下水位が高く、ゆるく堆積した砂の地盤です。具体的には、旧河道(昔の川を埋めた土地)・埋立地・干拓地・砂州や砂丘の間の低地などです。
| 液状化のしやすさ | 地形の例 |
|---|---|
| 起こりやすい | 旧河道・埋立地・干拓地・後背低地 |
| 起こりにくい | 台地・丘陵地・段丘(締まった地盤) |
まちがえやすい:液状化する土
液状化はゆるい飽和した砂質土で起こります。
粘性土(粘土)や、よく締まった地盤、地下水位の低い地盤では起こりにくいです。
「粘土地盤で液状化しやすい」「丘陵地で起こりやすい」と書かれていたら誤りです。
理解度チェック
問題:液状化は、地下水位が高くゆるく堆積した砂地盤で起こりやすい。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
飽和したゆるい砂が地震動で間隙水圧が上がり液体状になります。旧河道・埋立地などが代表です。
問題:液状化は、丘陵地のよく締まった地盤で最も起こりやすい。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
丘陵地や台地は起こりにくいです。起こりやすいのは旧河道・埋立地などのゆるい砂・高地下水位の低地です。
液状化はゆるい飽和砂+地震で間隙水圧上昇→液体状。旧河道・埋立地で起こりやすいと押さえます。
出典・参考資料
- 液状化現象(地盤工学会「地盤調査の方法と解説」・地震調査研究推進本部:ゆるい飽和砂の間隙水圧上昇/旧河道・埋立地で発生)
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月