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コイルの流速に2つ数字が出てきて、どちらが管の中の話なのか分かりません。
加湿方式の名前も似ていて混ざります。
この記事の要点
水用コイルの管内流速は2m/s以下、通過面風速は2.5m/s以下です。
加湿方式は水気化式又は蒸気噴霧式で、特記によります。
水気化式は滴下式とされています。
流速は管の中と空気側で別々に決められています。
仕様書の数値を並べます。
管の中と空気側で分かれます。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編1.7.1.3(3)(6)
(3) 管の材質は、JIS H 3300「銅及び銅合金の継目無管」のC1100、C1201又はC1220による厚さ0.35mm以上(ただし、蒸気の場合は0.5mm以上)のものとする。なお、水用コイルの管内流速は、2m/s以下とする。
(6) 水用コイル通過面風速は、2.5m/s以下とする。
| どこの速度か | 値 |
|---|---|
| 水用コイルの管内流速 | 2m/s以下 |
| 水用コイル通過面風速 | 2.5m/s以下 |
どちらも上限です。管の中を通る水が2m/s、コイルを通る空気が2.5m/sです。
ケーシングにも風速の条件があります。コイルを通過する風速は均一性を確保するとされています。
フィンはアルミニウム、管は銅です。
第3編1.7.1.3(1)(2)
(1) フィン形状は、フラット形、ウェーブ形、スリット形又はルーバー形のプレートフィンとする。
(2) フィンの材質は、アルミニウム板又はアルミニウム箔とし、AL成分99%以上、厚さ0.1mm以上のもので、表面にアクリル系、エポキシ系樹脂被膜等による耐食表面処理を施したものとする。
形状は4つ挙げられています。フラット形・ウェーブ形・スリット形・ルーバー形です。
いずれも同じ種類のフィンです。プレートフィンとされています。
2つです。
第3編1.7.1.4(1)(2)
(1) 加湿方式は、水気化式又は蒸気噴霧式とし、特記による。
(2) 水気化式は、滴下式とし、エレメント、定流量装置、電磁弁、ストレーナ、給水ヘッダー、ケーシング(ステンレス鋼板 (SUS304))等により構成されたものとする。エレメントは、難燃性又は不燃性とし、飽和効率を維持するために、加湿能力に相当する給水量と余剰給水量を利用した自浄機能を有し、かつ、取外して洗浄可能な構造とする。
どちらを使うかは決まっていません。特記によるとされています。
水気化式には形式の指定があります。滴下式とする、と書かれています。
凝縮水を飛ばさない機能です。
第3編1.7.1.4(3)
(3) 蒸気噴霧式は、JIS G 3448「一般配管用ステンレス鋼鋼管」又はJIS G 3459「配管用ステンレス鋼鋼管」に蒸気噴射用開口を設けたもので、二重構造又は凝縮水の飛散を防止する機能を有するものとする。
2つのうちどちらかで足ります。二重構造又は凝縮水の飛散を防止する機能です。
母材はステンレス鋼鋼管です。そこに蒸気噴射用開口を設けたものとされています。
のぞき窓とランプです。
第3編1.7.1.2(4)
(4) 加湿器が噴霧式の場合は、加湿状態を確認するためにのぞき窓及び加湿状態点検用ランプ(操作スイッチ、配線を含む。)を設ける。のぞき窓の材質は、ガラス、アクリル等とし、調和空気に触れずに確認できる構造とする。
2つとも必要です。のぞき窓及び加湿状態点検用ランプです。
のぞき窓には構造の条件が付きます。調和空気に触れずに確認できる構造とされています。
勾配と接続口が決められています。
第3編1.7.1.5(1)
(1) ドレンパンは、排水勾配を有し、下流側に呼び径32以上の排水管接続口を設けたものとする。材質は、厚さ1.5mm以上のステンレス鋼板(SUS304又はSUS443J1)とする。
接続口の位置と大きさが指定されています。下流側に呼び径32以上です。
空気調和機の機種は空気調和機の種類で扱っています。
水用コイルの管内流速はいくつか。
2m/s以下です。通過面風速は2.5m/s以下です。
コイルの管の厚さは。
0.35mm以上です。ただし蒸気の場合は0.5mm以上です。
加湿方式は何と何か。
水気化式又は蒸気噴霧式です。どちらにするかは特記によります。
水気化式はどの形式か。
滴下式です。
加湿器が噴霧式の場合に設けるものは。
のぞき窓及び加湿状態点検用ランプです。
採用する方式や仕様は設計図書と特記によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。
級ごとに分けています。1級 空調・換気|2級 空調・換気を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
管の厚さは流体によって値が変わります。
水の場合は0.35mm以上ですが、蒸気の場合は0.5mm以上です。1つの項の中に括弧書きで書かれているので読み飛ばしやすい箇所です。
ヘッダーの材質も水と蒸気で違います。蒸気用は配管用炭素鋼鋼管やねずみ鋳鉄品など5種類が挙げられています。