管工事施工管理技士 独学ガイド

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ボール弁は逆流を防止する弁か?ストレーナーと弁の読み分け

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弁の名前と役割の組合せで迷います。

ストレーナーの向きも覚えきれません。

この記事の要点

ボール弁を逆流を防止する弁とした令和8年度の肢は誤りです。

Y形ストレーナーを横引き配管で上部から引き抜くとした令和5年度の肢も誤りでした。

銅管のK、L及びMタイプは、2年度とも正しい肢として出ています。

2級の第一次検定では【No.26】が配管材料と附属品の枠になります。

2年度の肢を並べます。

ストレーナーと弁の出題を並べた図。左は誤りとして出された肢で、令和8年度2級前期の第一次検定 No.26の肢2はボール弁を流体を一方向のみに流し逆流を防止する弁として公表正答2の誤り、令和5年度2級後期の同No.26の肢1はY形ストレーナーを円筒形のスクリーンを流路に対して45度傾けた構造で横引きの配管では上部にスクリーンを引き抜くとして公表正答1の誤り。その下に2年度とも正しい肢として、銅管は肉厚によりK、L及びMタイプに分類されること。右は正しい肢が置いている役割で、ストレーナーは配管内のゴミ等を取り除き弁類や機器類の損傷を防ぐこと、ボールタップはタンク等の自動給水・止水に使用すること、弁を中間開度にして流量調整を行う場合は玉形弁とバタフライ弁は適しているがボール弁と仕切弁は適していないこと。下は同じ問の中に手掛かりが置かれていることで、ボール弁は流量調整に適していない弁として令和5年度に出ており、令和8年度はそのボール弁に逆止弁の説明を当てて誤りにしていること。
左が誤りの肢と共通する正しい肢、右が正しい肢の役割。下が誤りの作り方。

ボール弁はどう説明されると誤りになるのか

逆流を防止する弁と書くと誤りです。

令和8年度 2級 第一次検定(前期)【No.26】(2)(誤りの肢)

ボール弁は、流体を一方向のみに流し、逆流を防止する弁である。

令和8年度の公表正答は(2)です。一方向のみに流し、逆流を防止するという説明が誤りと確定します。

説明の中身自体は弁の役割です。別の弁の説明がボール弁に当てられています。

ボール弁は他の年度でどう出ているのか

流量調整に適さない側に置かれています。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.26】(3)(正しい肢)

弁を中間開度にして流量調整を行う場合には、玉形弁とバタフライ弁は適しているが、ボール弁と仕切弁は適していない。

4つの弁が2つに分けられています。玉形弁とバタフライ弁が適していて、ボール弁と仕切弁は適していません。

この肢が令和8年度の手掛かりになります。ボール弁は流量を絞る用途ではないと別年度で示されています。

用語 出題での説明 扱い
ボール弁 一方向のみに流し逆流を防止 誤り
Y形ストレーナー 横引きで上部から引き抜く 誤り
ストレーナー ゴミを除き弁類の損傷を防ぐ 正しい肢
ボールタップ タンク等の自動給水・止水 正しい肢
銅管 肉厚によりK、L及びMタイプ 正しい肢

まちがえやすいポイント

誤りの肢は、用語の名前だけを差し替えて説明はそのまま置いてきます。

令和8年度のボール弁の説明は、弁の説明としては成立しています。名前と役割の対応が合っているかだけを見に行きます。

別の年度の肢が手掛かりになります。ボール弁は流量調整に適さない側に置かれていました。

Y形ストレーナーはどこから引き抜くのか

上部と書いた肢が誤りです。

令和5年度 2級 第一次検定(後期)【No.26】(1)(誤りの肢)

Y形ストレーナーは、円筒形のスクリーンを流路に対して45 度傾けた構造で、横引きの配管では、上部にスクリーンを引き抜く。

令和5年度の公表正答は(1)です。上部にスクリーンを引き抜くという部分が誤りと確定します。

前半は正しく書かれています。流路に対して45度傾けた構造という説明は残されています。

2年度とも正しい肢は何か

銅管のタイプ分けです。

令和5年度 2級(後期)【No.26】(2)/令和8年度 2級(前期)【No.26】(3)(いずれも正しい肢)

銅管は、肉厚によりK、L及びMタイプに分類される。

分ける基準が肢にあります。肉厚による分類です。

2年度で文がほぼ同じです。K、L及びMタイプという並びも変わりません。

配管附属品の仕様は配管附属品(継手とストレーナ)で扱っています。

理解度チェック

Q.

「ボール弁は、流体を一方向のみに流し、逆流を防止する弁である」は正しいか。

誤りです。令和8年度2級(前期)の公表正答はこの肢でした。

Q.

中間開度で流量調整を行う場合に適していると出題されたのはどの弁か。

玉形弁とバタフライ弁です。ボール弁と仕切弁は適していないとされています。

Q.

Y形ストレーナーのスクリーンは流路に対して何度傾いていると出題されたか。

45度です。この部分は正しい記述として書かれています。

Q.

ストレーナーは何のために設けると出題されたか。

配管内のゴミ等を取り除き、弁類や機器類の損傷を防ぐためです。

Q.

銅管は何によってK、L及びMタイプに分類されるか。

肉厚です。2年度とも正しい肢として出ています。

まとめ

  • ボール弁を逆流を防止する弁とした肢は誤り。
  • 令和8年度2級(前期)の公表正答は(2)。
  • ボール弁は流量調整に適していない側。
  • Y形ストレーナーを上部から引き抜くとした肢は誤り。
  • 令和5年度2級(後期)の公表正答は(1)。
  • スクリーンは流路に対して45度
  • 銅管は肉厚でK、L及びMタイプ

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 機器・材料2級 機器・材料を見てください。

参考資料

  • 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)【No.26】(令和5年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(1)です。
  • 同 第一次検定(前期)【No.26】(令和8年度)。公表正答は(2)です。
  • ※ ボール弁の正しい役割と、Y形ストレーナーを横引き配管でどちらから引き抜くかを示す記述は、いずれの問題文にもありません。誤りとして出題された事実と、正しい肢が置いている役割を記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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