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令和7年度 2級(後期) 機器・材料 問26 を解説(玉形弁のほうが損失は大きい)

令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問26は、配管材料及び配管付属品について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。大小が逆になっています。

全開時の圧力損失が少ないのは仕切弁のほうです。玉形弁は弁体のところで流れが曲がるぶん、損失が大きくなります。

そのかわり玉形弁は、流量の調整に向いています。損失の小ささと調整のしやすさは、この2つの弁で入れ替わります。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(適当でない) 玉形弁のほうが大きくなります
2 ○(適当) 仕様書の表がVP又はHIVPと書いています
3 ○(適当) 導入部の変位を吸収させます
4 ○(適当) 使用済みの塩ビ管を再生した管です

選択肢1のポイント(ここが誤り)

同じ主張が、別の年度では誤りの肢として出ています。

令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定A【No.29】の選択肢3(公表正答が(3)=この肢が適当でないもの)

「玉形弁(グローブ弁)は流量の調整に適しており、圧力損失は仕切弁(ゲート弁)に比べて小さい」は、適当でないものとされています。令和7年度の選択肢1と同じことを述べた肢です。

裏返した言い方のほうは、正しい肢になっています。

平成26年度 2級管工事施工管理技術検定 学科試験【No.26】(公表正答(4))

選択肢1「仕切弁は、玉形弁に比べ、全開時の圧力損失が少ない」、選択肢2「玉形弁は、仕切弁に比べ、流量を調整するのに適している」どちらも正しい肢とされています。

全開時の圧力損失 流量の調整 出所
仕切弁少ない適していません平成26年度2級【No.26】選択肢1、令和5年度2級(後期)【No.26】選択肢3(ともに正しい肢)
玉形弁大きい適しています平成26年度2級【No.26】選択肢2(正しい肢)、令和4年度1級A【No.29】選択肢3(誤りの肢)

選択肢2の管の種類は、標準仕様書の表に載っています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第2編 共通工事 第2章 配管工事 第1節 配管材料 表2.2.6「給水、給湯及び消火管」(本文29頁)

塩ビ管の行に、「JIS K 6742/水道用硬質ポリ塩化ビニル管/VP又はHIVP/給水」と書かれています。同じ表の次の行は「JWWA K 129/水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管/HIVP(Ⅰ形又はⅡ形)、VP(Ⅰ形又はⅡ形)/給水」です。

選択肢4のREP-VUは、用途のほうが問われた年度があります。

令和7年度 2級(前期)【No.26】選択肢4(正しい肢)と、令和3年度 2級(前期)【No.26】選択肢4(誤りの肢)

令和7年度(前期)は「排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP-VU)は、一般的に、屋外排水配管に用いられる」で正しい肢、令和3年度(前期)は「排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP-VU)は、屋内排水用の塩化ビニル管である」で誤りの肢とされています。使うのは屋外です。

弁の使い分けはバタフライ弁はどこに使えないのか?配管材料と弁の読み分けで扱っています。

覚え方

  • 全開時の圧力損失が少ないのは仕切弁です。玉形弁は大きくなります
  • 流量の調整に向くのは玉形弁です。仕切弁は向きません
  • この2つは損失と調整で長所が入れ替わると覚えます
  • 水道用硬質ポリ塩化ビニル管はVPとHIVPです
  • REP-VUは屋外の排水配管に使います

理解度チェック

Q.

全開時の圧力損失は、玉形弁と仕切弁のどちらが小さいか。

仕切弁です。平成26年度2級【No.26】の選択肢1「仕切弁は、玉形弁に比べ、全開時の圧力損失が少ない」が正しい肢とされています。逆向きに述べた令和4年度1級A【No.29】の選択肢3は、適当でないものとされました。

Q.

流量の調整に向いているのは、どちらの弁か。

玉形弁です。平成26年度2級【No.26】の選択肢2が「玉形弁は、仕切弁に比べ、流量を調整するのに適している」を正しい肢としています。令和5年度2級(後期)【No.26】の選択肢3も、中間開度での流量調整に玉形弁とバタフライ弁が適し、ボール弁と仕切弁は適していないとしています。

Q.

水道用硬質ポリ塩化ビニル管には、どのような種類があるか。

VPとHIVPです。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)の表2.2.6「給水、給湯及び消火管」が、JIS K 6742の水道用硬質ポリ塩化ビニル管について「VP又はHIVP」と記号を挙げています。

> 機器・材料のほかの論点は機器・材料のカテゴリにまとめています

公共建築工事標準仕様書は改定されることがあります。ここでの引用は令和7年版(修補版)によるものです。

関連する用語

この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問26=(1))。
  • 同センター「令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定A」【No.29】(公表正答(3))の選択肢3「玉形弁(グローブ弁)は流量の調整に適しており、圧力損失は仕切弁(ゲート弁)に比べて小さい」。
  • 同センター「平成26年度 2級管工事施工管理技術検定 学科試験」【No.26】(公表正答(4))の選択肢1「仕切弁は、玉形弁に比べ、全開時の圧力損失が少ない」および選択肢2「玉形弁は、仕切弁に比べ、流量を調整するのに適している」。
  • 国土交通省大臣官房官庁営繕部「公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)」第2編 共通工事 第2章 配管工事 第1節 配管材料 表2.2.6「給水、給湯及び消火管」(本文29頁)。
  • 同センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題」【No.26】(公表正答(3))の選択肢4「排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP-VU)は、一般的に、屋外排水配管に用いられる」(正しい肢)、および「令和3年度 2級(前期)」【No.26】(公表正答(4))の選択肢4「排水用リサイクル硬質ポリ塩化ビニル管(REP-VU)は、屋内排水用の塩化ビニル管である」(誤りの肢)。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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