令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問4は、空気環境について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。この問は必須問題です。
誤りは選択肢1です。ホルムアルデヒドを無臭としています。
試験で「無色無臭」とされてきたのは一酸化炭素です。令和6年度の後期でも、令和4年度の1級でも、その言い回しで出ています。
残る3つは、汚染の指標や発生の要因を述べたものです。臭気を指標とする記述は、令和元年度の1級にも同じ内容があります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(適当でない) | 無臭とされてきたのは一酸化炭素のほうです |
| 2 | ○(適当) | 在室者の呼吸が発生要因の一つです |
| 3 | ○(適当) | 臭気強度や臭気指数で表します。令和元年度の1級に同じ内容があります |
| 4 | ○(適当) | PM2.5は微小粒子状物質です |
「無色無臭」という言い回しは、別の物質について繰り返し出ています。
令和6年度 2級(後期)問1の選択肢4/令和4年度 1級 問題A【No.3】の選択肢2
「一酸化炭素は、無色無臭であるが、人体に有害である」(令和6年度2級後期・正しい肢。同年度の公表正答は(1))
「一酸化炭素は無色無臭で、二酸化炭素より比重が大きいガスである」(令和4年度1級・同年度の公表正答は(2)で、誤っているのは比重の部分)
どちらも「一酸化炭素は無色無臭」という部分は共通しています。令和4年度で誤りとされたのは、比重の大小のほうです。
ホルムアルデヒドについては、別の性質が問われてきました。
令和元年度 1級 問題A【No.2】の選択肢2/令和4年度 1級 問題A【No.3】の選択肢4(いずれも正しい肢)
「ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物(VOCs)のうちのいくつかは、発がん性物質である可能性が高いとされている」
「ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等の揮発性有機化合物(VOCs)は、シックビル症候群の主要因とされている」
出てくるのは有害性やシックビル症候群との関係で、においについての記述ではありません。令和7年度の選択肢1は、この物質に「無臭」という性質を当てはめた形です。
選択肢3の臭気は、1級に同じ内容があります。
令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.2】の選択肢4(正しい肢)
「臭気は、臭気強度や臭気指数で表され、空気汚染を知る指標とされている」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢3です。
室内空気の指標は室内空気の管理基準とは?建築物衛生法の7項目と建築基準法の6項目で扱っています。
ホルムアルデヒドは常温において無臭の気体か。
無臭ではありません。令和7年度2級(後期)問4は、この記述を適当でないものとしています。試験で「無色無臭」とされてきたのは一酸化炭素です。
ホルムアルデヒドは、どんな性質で出題されてきたか。
揮発性有機化合物(VOCs)の一つとして、発がん性物質である可能性やシックビル症候群の主要因という形で出ています。令和元年度の1級 問題A No.2、令和4年度の同No.3にそれぞれ正しい肢があります。
臭気は何で表されるか。
臭気強度や臭気指数です。空気汚染を知る指標とされています。令和元年度の1級 問題A No.2の選択肢4に同じ内容があります。
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物質の性質についての記述は、資料によって表現が変わることがあります。ここでの正誤は試験の公表正答によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月