令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問5は、電気設備について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。この問は必須問題です。
誤りは選択肢4です。良と判定する向きが逆になっています。
省令は「表の下欄に掲げる値以上でなければならない」と定めています。測定値が規定値より大きいときに良です。
絶縁抵抗は、電気が漏れにくいほど大きくなる値です。小さいほうが良いなら、漏電しやすい配線ほど合格になってしまいます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 屋外の機器には漏電遮断器を設けます |
| 2 | ○(適当) | PF管はコンクリートに埋設できます |
| 3 | ○(適当) | 管の中では接続点を設けません |
| 4 | ×(適当でない) | 規定値より大きい場合に良です |
省令が、向きをはっきり書いています。
電気設備に関する技術基準を定める省令 第五十八条(低圧の電路の絶縁性能)
「電気使用場所における使用電圧が低圧の電路の電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗は、開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとに、次の表の上欄に掲げる電路の使用電圧の区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる値以上でなければならない。」
「値以上でなければならない」なので、大きいほうが良です。選択肢4はこれを逆に書いています。
| 電路の使用電圧の区分 | 絶縁抵抗値 |
|---|---|
| 300V以下で、対地電圧が150V以下の場合 | 0.1MΩ |
| 300V以下で、その他の場合 | 0.2MΩ |
| 300Vを超えるもの | 0.4MΩ |
電圧が高い区分ほど、求められる絶縁抵抗値も大きくなります。この表の値を下回ったら不合格です。
PF管については、別の年度で性質が問われています。
令和6年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問5の公表正答(選択肢3)
「合成樹脂製可とう電線管(PF管)を金属管と比較した場合の長所」を選ぶ設問で、「熱に強い」が適当でないものとされています。「曲げやすい」「錆びない」「非磁性体である」は長所として挙げられています。
PF管は合成樹脂なので、金属管と比べて熱には強くありません。曲げやすさや錆びにくさが長所です。
電気設備の数値はD種接地工事の接地抵抗値はいくつか?電気設備の読み分けで扱っています。
絶縁抵抗測定では、測定値が規定値より大きい場合と小さい場合のどちらが良か。
大きい場合です。電気設備に関する技術基準を定める省令第58条が「表の下欄に掲げる値以上でなければならない」と定めています。令和7年度2級(後期)問5は、小さい場合に良とした記述を適当でないものとしています。
低圧の電路の絶縁抵抗値は、いくつと定められているか。
300V以下で対地電圧150V以下なら0.1MΩ、300V以下のその他の場合は0.2MΩ、300Vを超えるものは0.4MΩです。いずれもこの値以上でなければなりません。
PF管を金属管と比べたとき、長所にならないものは何か。
「熱に強い」です。令和6年度2級(後期)問5では、これが長所として適当でないものとされています。曲げやすい、錆びない、非磁性体であることは長所です。
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電気設備の基準は改正されることがあります。ここでの引用は2026年8月時点でe-Gov法令検索から取得した条文によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月