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防湿層を入れる位置が室内側か屋外側か迷います。
結露の出題を並べて確かめたいです。
この記事の要点
内部結露を防ぐため、防湿層は断熱材の室内側に設けると出題されました。
各点の水蒸気分圧を飽和水蒸気圧より低くすることでも防止できます。
建物の出隅部分は表面温度が低下するため表面結露を生じやすいとされています。
1級の問題Aでは【No.2】が結露の枠になる年があります。
令和2年度と令和4年度の肢を並べます。
室内側です。
令和2年度 1級 学科試験 問題A【No.2】(3)(正しい肢)
繊維系断熱材を施した外壁における内部結露を防止するため、断熱材の室内側に防湿層を設ける。
防ぐ対象が限定されています。内部結露のほうです。
断熱材の種類も書かれています。繊維系断熱材を施した外壁の話です。
水蒸気分圧で決まります。
令和2年度(4)/令和4年度(3)(いずれも正しい肢)
外壁を構成する仕上げ材の内部空隙における水蒸気分圧を、その点における飽和水蒸気圧より低くすると、内部結露を防止することができる。
多層壁の構造体の内部における各点の水蒸気分圧を、その点における飽和水蒸気圧より低くすることにより、結露を防止することができる。
2年とも比べる相手が同じです。その点における飽和水蒸気圧です。
どちらが低ければよいかも共通しています。水蒸気分圧のほうを低くします。
出隅部分です。
令和2年度(1)/令和4年度(1)(2)(いずれも正しい肢)
室内側より屋外側の面積が大きくなる建物出隅部分は、他の部分に比べ室内側の表面温度が低下するため、表面結露を生じやすい。
室内空気の流動が少なくなると、壁面の表面温度が低下し、結露を生じやすい。
外壁に断熱材を用いると、熱通過率が小さくなり結露を生じにくい。
2つとも表面温度で説明されています。表面温度が低下すると生じやすいという書き方です。
断熱材の効き方も書かれています。熱通過率が小さくなり結露を生じにくいとされています。
| 項目 | 正しい肢として出た内容 |
|---|---|
| 防湿層の位置 | 断熱材の室内側 |
| 内部結露の防止 | 水蒸気分圧を飽和水蒸気圧より低くする |
| 表面結露が出やすい所 | 建物の出隅部分、空気の流動が少ない所 |
| 断熱材の効果 | 熱通過率が小さくなり結露を生じにくい |
2年とも別の話でした。
令和2年度 問題A【No.2】(2)(誤りの肢)
窓ガラス表面の結露対策として、カーテンを掛け、窓ガラスを露出させないことが有効である。
令和4年度 問題A【No.2】(4)(誤りの肢)
暖房をしている室内では、一般的に、天井付近に比べて床付近の方が結露を生じにくい。
公表正答は令和2年度が(2)、令和4年度が(4)です。どちらもこの記述が誤りと確定します。
保温材まわりの結露は保温材の読み分け、熱通過率の考え方は熱と伝熱の読み分けで扱っています。
繊維系断熱材を施した外壁で、防湿層はどちら側に設けるか。
断熱材の室内側です。内部結露を防止するためとされています。
内部結露を防ぐには、水蒸気分圧を何より低くするか。
その点における飽和水蒸気圧です。
表面結露を生じやすいとされる部分は。
建物の出隅部分です。室内側の表面温度が低下するためとされています。
外壁に断熱材を用いると何が小さくなるか。
熱通過率です。結露を生じにくくなるとされています。
「暖房室では天井付近に比べて床付近の方が結露を生じにくい」は正しいか。
誤りです。令和4年度の公表正答はこの肢でした。
出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。
級ごとに分けています。1級 機械工学|2級 機械工学を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
結露は2種類が別々に扱われています。
表面結露は室内側の表面温度の話、内部結露は壁の中の水蒸気分圧の話です。防湿層が出てくるのは内部結露のほうです。
比べる相手も毎回そろっています。その点における飽和水蒸気圧です。