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単純梁の支点反力はどう求めるのか?モーメントのつり合いで出す

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反力を求める問題が出ると手が止まります。

式の立て方を1つに決めておきたいです。

この記事の要点

支点Aの反力は、反対側の支点Bまわりのモーメントのつり合いで出ます。

掛ける距離は、Bから荷重までの距離です。Aからの距離ではありません

令和7年度は7kN、令和3年度は6kNが公表正答でした。

1級の問題Aでは【No.14】が計算問題の枠で、令和3年度と令和7年度はどちらも単純梁の反力でした。

2年分の数値を並べます。

単純梁の支点反力を2年分の出題で並べた図。令和7年度1級 問題A No.14は、スパンが1メートル・1メートル・2メートルの合計4メートルの単純梁で、支点Aから1メートルの位置に4キロニュートン、2メートルの位置に8キロニュートンの集中荷重が下向きに載る。支点Bまわりのモーメントのつり合いから、支点Aの反力かける4が、4かける3たす8かける2で28となり、支点Aの反力は7キロニュートン。公表正答は選択肢2。令和3年度1級 問題A No.14は、スパンが1メートル・3メートル・2メートルの合計6メートルで、支点Aから1メートルの位置に6キロニュートン、4メートルの位置に3キロニュートンの集中荷重が載る。支点Bまわりのモーメントのつり合いから、支点Aの反力かける6が、6かける5たす3かける2で36となり、支点Aの反力は6キロニュートン。公表正答は選択肢4。令和6年度2級前期 No.6は支点Bの反力を問う出題で、スパン8メートル、集中荷重12キロニュートンが支点Aから6メートルの位置にあり、支点Aまわりのモーメントから支点Bの反力かける8が12かける6で72となり、支点Bの反力は9キロニュートン。公表正答は選択肢3。
荷重とスパンはPDFを画像にして目視で確認した値。

反力はどの式で出すのか

反対側の支点まわりで立てます。

支点Bまわりのモーメントを考えると、支点Bの反力は距離がゼロなので式から消えます

残るのは支点Aの反力と、各荷重だけです。知りたい1つだけが残るのでそのまま解けます。

令和7年度はどう出たのか

スパン4mでした。

令和7年度 1級 第一次検定 問題A【No.14】

下図のように単純梁に集中荷重P1及びP2が作用したとき、支点Aの鉛直方向の反力の値として、適当なものはどれか。

(P1=4kN、P2=8kN。左からA、1m、1m、2m、B)

Bから見た距離に直します。P1は3m、P2は2mです。

RA×4=4×3+8×2=28となります。RA=7kNで、公表正答の(2)と一致します。

令和3年度はどう出たのか

スパン6mでした。

令和3年度 1級 第一次検定 問題A【No.14】

下図のように単純梁に集中荷重P1及びP2が作用したとき、支点Aの鉛直方向の反力の値として、適当なものはどれか。

(P1=6kN、P2=3kN。左からA、1m、3m、2m、B)

Bから見るとP1は5m、P2は2mです。

RA×6=6×5+3×2=36となります。RA=6kNで、公表正答の(4)と一致します。

出題 聞かれた支点と式 公表正答
令和7年度 1級A No.14 支点A RA×4=4×3+8×2 7kN(2)
令和3年度 1級A No.14 支点A RA×6=6×5+3×2 6kN(4)
令和6年度 2級前期 No.6 支点B RB×8=12×6 9kN(3)

まちがえやすいポイント

問題文が聞く支点は年によって変わります。

1級の2年はどちらも支点Aでしたが、令和6年度の2級前期は支点Bを聞いています。図を見る前に、問題文の支点の記号を先に確認します。

掛ける距離も入れ替わりやすいところです。モーメントの中心から荷重までの距離を使います。

2級ではどう出たのか

荷重は1つでした。

令和6年度 2級 第一次検定(前期)【No.6】

下図に示す単純梁に集中荷重wが作用したとき、支点Bの鉛直方向の反力の値として、適当なものはどれか。

(w=12kN。スパン8m、荷重はAから6mの位置)

今度は支点Aまわりで立てます。RB×8=12×6=72です。

RB=9kNとなり、公表正答の(3)と一致します。

同じ【No.14】の枠でも年によって主題が変わります。鉄筋コンクリート造の読み分けで扱った令和5年度は、この番号がコンクリートの問題でした。

理解度チェック

Q.

支点Aの反力を出すとき、どの点まわりでモーメントを考えるか。

反対側の支点Bまわりです。支点Bの反力が式から消えます。

Q.

令和7年度の問題で、支点Aの反力はいくらか。

7kNです。RA×4=4×3+8×2=28から出ます。

Q.

令和3年度の問題で、支点Aの反力はいくらか。

6kNです。RA×6=6×5+3×2=36から出ます。

Q.

荷重に掛ける距離は、どこからどこまでか。

モーメントの中心にした支点から、その荷重までの距離です。

Q.

令和6年度の2級前期で聞かれた支点はどちらか。

支点Bです。答えは9kNでした。

まとめ

  • 支点Aの反力は支点Bまわりのモーメントで出す。
  • 支点Bの反力は距離がゼロで式から消える
  • 掛ける距離は中心にした支点から荷重まで
  • 令和7年度は RA×4=4×3+8×2=28 で7kN
  • 令和3年度は RA×6=6×5+3×2=36 で6kN
  • 令和6年度の2級前期は支点Bを聞き、答えは9kN
  • 問題文の支点の記号を、図より先に読む。

数値や聞かれ方は年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.14】(令和7年度・令和3年度)、2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.6】(令和6年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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