管工事施工管理技士 独学ガイド

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消火栓のホースは何mか?種別で変わる呼称と放水口の呼び径

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消火栓に種類が3つあって、ホースの長さが混ざります。

消火栓箱の板厚も、鋼板とステンレスで数字が違うようです。

この記事の要点

ホースの長さは2号消火栓だけ20mで、ほかの2つは30mです。

放水口の呼び径は13mm・8mm・10mm相当と種別で変わります。

消火栓箱は厚さ1.6mm以上の鋼板又は1.5mm以上のステンレス鋼板です。

ホースの長さは、2号消火栓だけ20mです。

種別ごとの仕様を並べます。

屋内消火栓の機材要件を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編第1章第5節「消火機器」の表5.1.2により、易操作性1号消火栓のホースは呼称30又は40で長さ30メートル1本、使用圧0.7メガパスカル以上、結合金具の呼称は30又は40で差込式又はねじ式。2号消火栓のホースは呼称25で長さ20メートル1本、使用圧0.7メガパスカル以上、結合金具の呼称は25。広範囲型2号消火栓のホースは呼称25で長さ30メートル1本、使用圧0.7メガパスカル以上、結合金具の呼称は25。表5.1.3により、放水口の呼び径は易操作性1号消火栓が13ミリ相当で放水の形状は棒状と噴霧の切替式、2号消火栓が8ミリ相当、広範囲型2号消火栓が10ミリ相当で、どちらも棒状放水又は棒状と噴霧の切替式、3種別とも手元開閉弁は開閉装置付き。屋内消火栓箱は厚さ1.6ミリ以上の鋼板又は厚さ1.5ミリ以上のステンレス鋼板を溶接加工したもので、材質は特記による。鋼板の場合、内面及び露出面の塗装はメラミン樹脂焼付又は粉体塗装とする。ホース、結合金具、ノズル1本及びホース収納装置を備える。屋内消火栓開閉弁の呼称は40、30又は25とする。
呼称と長さは連動していない。※仕様書の要件を並べた図。

屋内消火栓には何種類あるのか

3つが挙げられています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.5.1(5)(6)

(5) 屋内消火栓は、消防法施行令(昭和36年政令第37号)第11条第3項第1号に規定する屋内消火栓のうち消防法施行規則第12条第1項第7号へただし書の規定に該当する屋内消火栓(以下「易操作性1号消火栓」という。)、消防法施行令第11条第3項第2号イに規定する屋内消火栓(以下「2号消火栓」という。)及び同項第2号ロに規定する屋内消火栓(以下「広範囲型2号消火栓」という。)とする。

(6) 易操作性1号消火栓、2号消火栓及び広範囲型2号消火栓は、「屋内消火栓設備の屋内消火栓等の基準」(平成25年消防庁告示第2号)に適合するものとする。

名前の由来は政令です。易操作性1号・2号・広範囲型2号の3つです。

共通の基準もあります。屋内消火栓設備の屋内消火栓等の基準に適合するものとされています。

ホースの長さと呼称はどう決まるのか

表で示されています。

種別 ホース呼称 長さ・数 使用圧
易操作性1号消火栓 30又は40 30m・1本 0.7MPa以上
2号消火栓 25 20m・1本 0.7MPa以上
広範囲型2号消火栓 25 30m・1本 0.7MPa以上

呼称と長さは連動していません。2号と広範囲型2号は呼称が同じ25ですが、長さは20mと30mです。

使用圧は3つとも同じです。0.7MPa以上とされています。

まちがえやすいポイント

「2号」で分けると長さを外します。

2号消火栓は20m、広範囲型2号消火栓は30mです。名前が近いのに長さが違い、易操作性1号消火栓と同じ30mになります。

結合金具の呼称はホースと同じです。易操作性1号は30又は40、2号と広範囲型2号は25です。

設置の性能基準は屋内消火栓設備の基準で扱っています。

放水口の呼び径と放水の形状は何が違うのか

3つとも数字が違います。

種別 呼称 放水口の呼び径 放水の形状
易操作性1号消火栓 30 13mm相当 棒状と噴霧の切替式
2号消火栓 25 8mm相当 棒状放水又は棒状と噴霧の切替式
広範囲型2号消火栓 25 10mm相当 棒状放水又は棒状と噴霧の切替式

呼び径は13mm・8mm・10mm相当です。呼称が同じ25でも呼び径は分かれます。

手元開閉弁は共通です。3種別とも開閉装置付きとされています。

屋内消火栓箱の材質は何か

板厚が2つ示されています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.5.2.2(1)(2)

(1) 屋内消火栓箱は、厚さ1.6mm以上の鋼板又は厚さ1.5mm以上のステンレス鋼板を溶接加工したものとし、材質は特記による。鋼板の場合は、内面及び露出面の塗装は、メラミン樹脂焼付又は粉体塗装とする。

(2) 次に示すホース、結合金具、ノズル1本及びホース収納装置を備えたものとする。

厚いほうが鋼板です。鋼板1.6mm以上、ステンレス鋼板1.5mm以上です。

塗装は鋼板だけに付きます。メラミン樹脂焼付又は粉体塗装です。

開閉弁と結合金具はどう決まっているのか

呼称と形式が定められています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.5.2.1(1)(2)(3)

(1) 屋内消火栓開閉弁は、「屋内消火栓設備の屋内消火栓等の基準」に適合するものとする。

(2) ホース接続部の結合金具は、「消防用ホースに使用する差込式又はねじ式の結合金具及び消防用吸管に使用するねじ式の結合金具の技術上の規格を定める省令」(平成25年総務省令第23号)の規定に適合するものとする。

(3) 開閉弁の呼称は、40、30又は25とする。

開閉弁の呼称は3つです。40、30又は25とされています。

結合金具の形式は2つです。差込式又はねじ式で、省令の規定に適合するものとされています。

理解度チェック

Q.

2号消火栓のホースの長さは。

20m・1本です。広範囲型2号消火栓は30m・1本です。

Q.

易操作性1号消火栓の放水口の呼び径は。

13mm相当です。放水の形状は棒状と噴霧の切替式です。

Q.

ホースの使用圧は。

3種別とも0.7MPa以上です。

Q.

屋内消火栓箱の板厚は。

厚さ1.6mm以上の鋼板又は厚さ1.5mm以上のステンレス鋼板です。

Q.

屋内消火栓開閉弁の呼称は。

40、30又は25です。

まとめ

  • 屋内消火栓は易操作性1号・2号・広範囲型2号の3つ。
  • ホースの長さは2号だけ20mで、ほかの2つは30m。
  • ホースの使用圧は3種別とも0.7MPa以上
  • 放水口の呼び径は13mm・8mm・10mm相当
  • 手元開閉弁は3種別とも開閉装置付き
  • 消火栓箱は鋼板1.6mm以上又はステンレス鋼板1.5mm以上
  • 開閉弁の呼称は40、30又は25。結合金具は差込式又はねじ式。

消火栓箱の材質や形状は特記と標準図によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 衛生設備2級 衛生設備を見てください。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第5編第1章第5節「消火機器」1.5.1・1.5.2並びに表5.1.2及び表5.1.3(国土交通省大臣官房官庁営繕部、令和7年11月5日 国営設第110号。国土交通省 官庁営繕のページで公開されているPDFの224ページから225ページ)。表の数値は同PDFの当該ページを画像にして目視で確認しました。
  • ※ 「屋内消火栓設備の屋内消火栓等の基準」(平成25年消防庁告示第2号)は告示のため、この記事では条文を引用していません。
  • ※ 消火栓箱の形状・寸法は標準図によるもので、この記事では扱っていません。
  • ※ 放水圧力や水源水量など設置の性能基準は消防法令によるもので、屋内消火栓設備の基準で扱っています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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