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令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.43を解説、加えるのは10分間

令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.43は、高圧電路の絶縁耐力試験について、条文の空欄に当てはまる時間を選ぶ問題です。5分間・10分間・15分間・20分間の4つが並びます。

この問題のポイント

この問題は、解釈の条文をそのまま覚えているかを問うものです。試験電圧の倍率と加える時間の2つが決まっていて、問題文には倍率のほうがすでに書かれています。

核心は、加える時間が電圧の高さや電路の種類によらず10分間で共通だという点です。倍率だけが表で変わります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(10分間)

> この論点をやさしく解説:絶縁耐力試験の電圧は何倍か?公称電圧と最大使用電圧の取り違えで落とす

> この論点をやさしく解説:絶縁耐力試験とは?手順の4点と試験電圧を解釈の条文で確かめる

各選択肢の正誤

選択肢 時間 解説
1 5分間 条文にない
2 10分間 解釈第15条第一号のとおり。これが正しい
3 15分間 条文にない
4 20分間 条文にない

正しいのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

解釈第15条は、高圧・特別高圧の電路の絶縁性能を次のように定めています。

電気設備の技術基準の解釈 第15条第一号

15-1表に規定する試験電圧を電路と大地との間(多心ケーブルにあっては、心線相互間及び心線と大地との間)に連続して10分間加えたとき、これに耐える性能を有すること。

問題文の「最大使用電圧の1.5倍の交流試験電圧」は、この15-1表から来ています。表では最大使用電圧が7,000V以下の交流の電路について、試験電圧を最大使用電圧の1.5倍の交流電圧としています。高圧の受電設備はここに当たります。

いっぽう10分間は表の外にあり、電圧の区分にかかわらず条文本体で決まっています。だから倍率は電圧で変わるが、時間は変わらないと押さえられます。

同じ条の第二号も知っておくと役に立ちます。電線にケーブルを使う交流の電路では、15-1表の試験電圧の2倍の直流電圧を10分間加える方法が認められています。現場でケーブルの試験に直流を使うのはこの規定によるもので、時間はここでも10分間です。

覚え方

  • 絶縁耐力試験は連続10分間。電圧の区分によらず共通
  • 最大使用電圧7,000V以下の交流は1.5倍の交流電圧
  • ケーブルなら、その試験電圧の2倍の直流電圧を10分間でもよい

理解度チェック

Q.

絶縁耐力試験で試験電圧を加える時間は何分か。

連続10分間です(解釈第15条)。電圧の区分や交流・直流の別によらず10分間で共通です。

Q.

ケーブルを使う交流の電路で、直流で試験する場合の試験電圧はどうなるか。

15-1表に規定する試験電圧の2倍の直流電圧です。これを電路と大地との間に連続して10分間加えます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」第15条、15-1表
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